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仏教に学ぶ生き方、考え方「収益化」

 noteの投稿を見ていると、「収益化」をめざしているのかなと思われる方もお見えになります。

 自分の専門的な知識や技能を「与える」代わりに「収益」の見返りを期待する、それが事業であり、資本主義社会では当たり前の発想です。

 でも仏教では本来はあまり「収益化」を考えません。

 「見返り」を求めるということはその物事の「価値を計る」事になります。
 
 それは「煩悩」を引き起こし「苦しみ」の原因になるからです。

 そもそも仏教は「いかに心を軽く自由にするか?」ということを求めます。それが「収益」を意識すると、「逆の方向」に向かってしまうのです。

 仏教の基本ははあくまで「与え続ける」ことです。これを「布施」(ふせ)と言い、もっとも重要な修行とされています。

 布施は何も物や財産だけではありません。生き方、考え方を伝えることも、心を向けることも、立派な布施です。

 見返りを求めずに「与え続けること」をめざす人が少しずつ増えるといいなと思っております。

 ☆今日の一句☆

 与えよう
    自分のできる
        ことでいい


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