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仏教に学ぶ生き方、考え方「シンプルに考え、行うということ」

 私はなるべく物事をシンプルに考えるようにしています

 例えば水泳は、「抵抗を少なくし、推進力をつけること」で楽に速く泳げます。

 そのシンプルな位置づけに向かって、必要な練習を心がけます。

 車は快適に、また経済的に移動するものと捉えていますし、洗濯は「汚れを効率よく水に溶かし出すもの」と考えます。

 そういうふうにシンプルに考えることで「何に向かっているのか」「どうすればいいのか」が「自ずと」わかってくるのです。

 でもそんな私でも「人生」はなかなかシンプルに考えることはできません。

 どんな人生でもそれなりに味があり、私とは違う「時間と空間」を生きているからです。

 そういうものに、他人があれこれ「物申す」こと自体、「慢心の仕業」だと言わざるを得ません。

 でもそんな私の迷いを、仏教はまさしく「シンプル」に導いてくれているのです。

 それはつまり「抜苦与楽」であり、まずは「抜苦」こそ大切なのだと言うことです。

 そう聞くと「なんだ、そんなシンプルなことか」と思うでしょう。

 でもそれさえも日々なかなか実践できずに「生死の苦海」に沈みかけている私たちこそ凡夫であるわけです。

 そんな私たちに、シンプルに抜苦を「指南する」教えが、真宗なのだと感じています。

☆今日の一句☆

 シンプルな
    教えがあるよ
        テンプルに

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