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毒吐いてみた3不正直不動産

十年少し前、平屋の小さな一戸建て賃貸物件に住みたくて探していた。
夫がネットで、ちょうどよい物件を見つけ、私たち夫婦は、不動産屋さんと、現地で落ち合い物件を見学することになった。

小さなかわいい庭付き築浅一軒家が気に入り、日にちをあらため、契約することとなった。
最後に私が一言

「前住者は、どうして引っ越したのですか?」

不動産屋は答えた。
「60代の一人暮らしの女性で、この部屋で、農○を飲んでお亡くなりになりました。」

夫「・・・・・・」

彼は、こういう、霊が付いていそうな話は苦手だ。

私「どうして?こんな素敵なお家で、一人自由で、したいこと何でも出来るのに」

不動産屋「この年になると、将来のこととか、いろいろ不安になるんでしょうね。先が見えるというか・・・。

夫「分かる。分かる。」

二人意気投合。何故か納得し合ってる。

そもそも、瑕疵あり物件は事前に、告知する義務があるのに、契約時の
重要事項説明で、知らせるつもりだったのか!不誠実な不動産屋は、信用ならん。けしからん。と私は怒り、夫は、気味悪がってお話はパーになった。

そして今、その女性の年齢に近くなった。
あのときは、理解できなかったけれど、今の私は、なんとなく気持ちが分かる。
つまらない人生だったな~この先あと何年続くんだ。疲れたよと、ふと思ってしまう。

これは、自死の肯定ではない。でも、閉塞感が私を包み込んでる。逃げ道にアニオタに逆戻りしてしまった。
今何に夢中かって?「異世界おじさん」おもしろいよ。

何かの雑誌の人生相談に若い男性が漫画「ワンピース」が最終回を迎えたら生きてる目標がないと、相談していた。先日、作者が、いずれ終わらせるようなことを発表した。相談者のことが、気になって仕方ない。他の面白い漫画を見つけていてくれることを望む。




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