配食の花かがみの秘話

配食の花かがみの料理長兼代表のインタビュー動画が、公開されています。
その動画の内容を補足する内容の記事を、書きたいと思います。

花かがみの代表のインタビュー動画は、こちらの花かがみのページで、ご確認していただけます。

私は食べることが大好きな子供でした。私の親は飲食店を営んでおり、幼少期から食に関わることが多くありました。
飲食店というのは朝が早く夜が遅い生活ですので、親に対して反抗的な時期もありましたが、やがて親の大変さや偉大さを感じるようになりました。

若くして建設業で働いていましたが、19歳の時に飲食店でアルバイトを始めました。そこで調理に携わる仕事をしていて、料理の楽しさに目覚めました。21歳の時に料理を一から勉強したいと思い、京都に行きました。
京都では、豆水楼という豆腐懐石のお店で働くことができました。
そこで包丁の握り方から丁寧に教えてもらい、料理の基礎を身につけました。

25歳になると親の体調が悪くなり、九州に戻りました。
そこで寿司屋で働き始めました。
寿司屋では全てのポジションを経験することができ、料理の幅を広げました。その後、お客さんからお店を立ち上げる話を頂き、初めてお店の立ち上げに携わりました。
そのお店は一年で成功させることができ、私の料理人としての実力を証明できました。

27歳の時に仕出し屋さんを独立開業しました。
35歳の時に和食居酒屋花鏡をオープンしました。

しかし、37歳の時にコロナでダメージを受け閉店することになりました。
そこで新たな挑戦として高齢者などに食事をお届けする仕事に切り替えました。私は自分の親が糖尿病で体調が悪くなったとき、私が作った食事が彼らの健康や幸せにつながったと感じました。

同じように一人暮らしや介護が必要な高齢者がたくさんいると思いました。宅配される食事は美味しくないことが多いです。
それだったら家でも美味しい食事を食べられるように私が作って届けようと思いました。
これは私の料理人としての使命だと思っています。

屋号を花かがみとしたのは、世阿弥の著書にある「初心忘れるべからず」という言葉から取りました。
その言葉を忘れないように花かがみとして再度オープンしました。

以上が、花かがみの代表の秘話です。

配食の花かがみのウェブサイトは、こちらです。


私は、今回の秘話を伺って、「初心忘れるべからず」という言葉が、世阿弥の著書が元になっていることを知りました。
そして、この「初心忘れるべからず」は、3つの意味があることも知りました。
3つの段階それぞれの時期に忘れてはいけない思い、初心を説いていると私は、理解しました。


「花かがみ」の代表に対する理解がより深まることを心より願っています。

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