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野球とデータドリブン

先日、テレビを見ていたらスポーツニュースで面白い記事をやっていました。今年からメジャーリーグに挑戦している元西武の菊池雄星選手の特集だでした。

今ほど、日本人メジャーリーガー多くなかったときに、高校卒業からメジャー志望だったにもかかわらず、周りからの誹謗中傷などで一度NLBでプレイを決断した涙の会見なども胸熱でしたが、それ以上に興味深かったのは、アメリカに来てから高めのまっすぐをよく投げるようになったという話。

これには、訳があり、アメリカのトロントのチームで始まった「フライボール革命」理論がトリガーになっているようで、ニュースでの解説者の話では、
 打球が157km以上で、30度くらいの角度で飛んでいくとヒットになりやすい(ヒットになる確率が高い)

という検証結果から、多くの選手がボールのやや下をねらって打つようになってきているので、低めよりも高めのボールのほうが、カウントをとりやすいという話でした。

そのあとも、ドジャースの前田選手も、カーブは回転数が高いほど打たれにくいデータがあるんでと、回転が高まるカーブの投げ方を模索して、ボールの握りを変えているという話もあった。

ボールの回転数や打球の角度、打った時のスピードなどを計測できる大きな技術革新のおかげではありますが、これを聞いたときに、イチロー選手の引退の会見を思い出しました。最近の野球について、聞かれた際に「ここでは言わないほうがいい」と。
何も言わなかったイチロー選手はこのデータの依存度が高まりすぎた野球に対して、コメントしたかったのではないかなと。

自分はむしろデータを集めて、データから改善を探す側の人間ですが、このような手法って、できるだけ多くの人にとって成功しやすくなる再現可能な方法を探しているわけです。
結果として、多くの人がハッピーになるはずと信じてやっています。

ただ、一方、プロスポーツのような、データ的に言うとある意味、外れ値的な人たちが活躍する世界でどれくらい意味があるのだろうかと考えてしまいます。

個人的には変わった人がたくさん活躍するほうが好きなので。
野球でいえば、野茂、イチロー、巨人だと川合とか鈴木とか松本もスキでした。サッカーだと、中村俊輔とかかな。
かれらはきっと、均質化されると目が出てきにくい人だと思いますが、それでも何かを極めると活躍できるのがプロスポーツの世界。
そんな華も残ってほしいなぁと思いました。

ちなみに、今年から始めたストリートファイター5.eSportsになってきているから、これもスポーツ。
型にはまらない自由な型でやっていますが、いつまでも強くなれません。。。 

最初は、平均から入るべきか。。。。


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