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Frankfurt am Main FlughafenでPCR検査を行う方へ

 この記事は、Frankfurt空港に併設されたコロナ検査センターでの『日本向け』PCR検査の手順などを備忘録のように記載いたしました。
 なお、このような経緯になったのは、前回の記事を読んで頂けると嬉しいです。(記事は、こちら

日本国に入国する際に必要なコロナ検査とは?

 2021年5月12日現在、日本に入国する全ての国・地域の人に対して、現地出国前72時間以内に実施したコロナ検査の陰性証明書の提出が必要となっています。その際に、厚生労働省が推奨する検査証明フォーマットへの記入が必要となります。(このフォーマットに記載の全ての情報が英語で明記さえれていれば、現地の検査機関所定の任意書式でも可とされています。)情報は常に更新され続けるので、詳しくは厚生労働省のサイトを参考にして頂けると助かります。
 では、改めてどの検査方法が有効なのかを見ていきます。

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 以上が有効な検査方法であり、ドイツ国内で検査をする場合、多くはRT-PCR法を用いたコロナ検査(以下、PCR検査)が、日本に入国する際に有効とされています。

コロナ検査センターは空港のどこ?費用は?

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Frankfurt空港(以下、FRA空港)にあるコロナ検査センターは2か所
Betreiber CENTOGENE(入国者および出国者向けテストセンター)
Medical Center(フランクフルト空港クリニック)
以上がFRA空港でPCR検査が可能な検査機関となります。
今回は、Betreiber CENTOGENEでPCR検査を行いました。

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 Betreiber CENTOGENEは、ICEが停車する駅(Frankfurt(M) Flughafen Fernbf)とFRA空港との連絡通路上にあります。(上図の赤い丸を参照)
 実際にFRA空港を利用されている方で、ICEを使っている方には馴染みのある場所にコロナ検査センターがあります。

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入口は3か所あり、
・Registration(個人情報登録・会計)
・Standard Test(通常のテスト受付)※予約済みであること
・Express Test(お急ぎの方向けテスト受付)※予約済みであること
この中から、ICEが停まる駅(Flughafen Fernbf)側に一番近いの入口である「Registration」で個人情報の登録をします。

ただし、CENTOGENEでの検査には注意が必要となります。

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 上の図は、在ドイツ日本国大使館の「ドイツにおけるコロナ検査機関」を明記したサイトのものですが、ここに『The Centogene Test Centerは,日本の検疫所の検査条件を満たしていないことが判明しました。』と記載されている。つまり、FRA空港以外のCENTOGENEでの検査は、日本の検査条件をクリアしていないということです。
 では、なぜ、FRA空港のCENTOGENEは日本の検査方法をクリアしているのか。それは次の写真を見れば分かります。

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これはFRA空港のBetreiber CENTOGENEの検査価格のリストです。よ~く見て頂くと「JAPAN」の文字が見えませんか?

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・Premium-24 (Japan):24時間以内に検査結果が判明
・Premium-6 (Japan):6時間以内に検査結果が判明
・Premium-1:1時間以内に検査結果が判明
 この3つが日本向け検査方法の対象となるPCR検査となります。(Premium-1にはJapanの表記はありませんが、実際にPremium-1を受けた方が日本に入国している事を知っているで、間違いないかと…)
以上を踏まえ、今回はフライトの時間までに結果が分かるものが無かったので、Premium-24 (Japan)を予約していきます。

コロナ検査センターで即日検査する

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 先ほど述べた通り、入口は3ヵ所あります。
・Registration(予約・個人情報登録・会計)
・Standard Test(通常のテスト受付)※予約済みであること
・Express Test(お急ぎの方向けテスト受付)※予約済みであること
 この中から、ICEが停まる駅(Flughafen Fernbf)側に一番近いの入口である「Registration」で個人情報の登録をします。なお、テストセンター場内の写真撮影は禁止されていた為、文面から想像を膨らませて頂けると助かります…

1.個人情報を登録する
 「Registration」の入口前にいるスタッフに日本向けのコロナ検査を受けたい旨を伝えると、予約と個人情報を登録する場所へ案内される。そこでは、氏名、生年月日、連絡先(住所やメールアドレス)、旅券番号などを入力し、個人IDを発行してもらいます。そこでQRコードが発行されるので、それをスマホで撮影。このQRコードを会計の時に使用します。

2.会計を済ませ、テスト会場へ
 個人情報の登録が終わると、会計をする為の列へ。会計が済んだら、そのままPCR検査会場へ向かいます。即日検査の会場の為、会場には医療スタッフがたくさん常駐されていました。
 僕もすぐに検査ブースに案内され、個人情報を登録した際に貰った書類を手渡し、すぐにPCR検査を開始。Premium-24 (Japan)での検査方法は2種類行いました。一つの検査方法は「喉ぬぐい (Rachenabstrich)」、もう一つの検査方法は「唾液(Speichel)」によるものでした。鼻の中に綿棒を突っ込まない検査だったので、精神的にだいぶ楽でしたね(笑)
 最初に喉の粘膜を綿棒で拭います。その次に、硬めのスポンジを1分ほど、口の中でゴロゴロさせます。そのスポンジを触らずに試験用シリンダーに入れます。(レクチャーは基本医療スタッフの方が教えてくれますので、問題ありません。)

3.PCR検査終了、解散
はい、これですべて終了です。荷物(スーツケースと防具バッグ)も検査ブースまで持ち込めるので、だいぶ楽でした。あとは検査結果が出るのを待つのみとなります。

陰性証明書の受け取り方法は?

 翌日、個人情報を登録した際に記載したメールアドレスに検査結果が出たというメールが入ります。そのメールからサイトに飛び、検査結果が出たことを確認します。

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 はい、無事にNegativ(陰性)でしたね。
 陰性の結果が分かってから、再びBetreiber CENTOGENEのテストセンターに向かいます。真ん中の入口「Standard Test」のスタッフに、医者による検査証明フォーマットへの記載の旨を伝えると、医者が待機するブースへ案内されます。医者の話を聞くと、結果は20時間ぐらいで出ると話していました。もしかしたら、24時間後ではなく、もう少し早めに検査結果を貰えるかもしれませんね…

陰性証明書を持って、いざチェックインカウンターへ

 前日に陰性証明書のチェックで搭乗拒否を食らった僕は、すでにチェックインカウンターの人たちに顔と名前が割れていて、チェックインカウンターに着いた瞬間に、「すみません、ご足労をおかけしてしまい…」と言われてしまいました…
「いやいや、私の方の問題ですので、その辺はお気になさらずに…」
と、世間話などをして、無事にチェックインを済ませました。
 今回のトラブルのおかげで、改めて航空業界で働かれている人達のサービスの丁寧さや気配りの広さを感じました。まだまだ感染が拡大する世の中ですので、皆さん、周りの方への気遣いを忘れずに生活いたしましょう。それでは、皆さん、またどこかで!

込山優 / Stuttgart EC

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ここでサポートして頂いたものは、ドイツでのジュニア指導ならびに選手としての活動費として使わせて頂きます。 皆様からのサポートに応えられるように、日々精進して参りますので、よろしくお願いいたします。