身代わりのお守り

いつもこんな厨二なお話読んで下さりありがとうございます。

まさるんです。

前回はちょっと長くなってしまったんで、今回は短めで行きます。

全て事実です。信じられない人はまたこの厨二病が!って思ってこれからも読んで下さい。

「さっちゃーん!おはよー!」

朝、教室に着くと必ずサチにだけ挨拶をする男子が居る。その名は「まもる」。行動を見ればわかると思うが、まもるはどうもサチが好きらしい。

「さっちゃんって何色が一番好き?」    

「何で?何かあるの?」

唐突に好みを聞かれれば誰だって警戒するのは当然だ。まもるは答えた。

「身代わりお守りって知ってる?」

まもるの話によると組み紐で作るブレスレットで、ミサンガは願掛けして願いが叶うと切れるけど、身代わりお守りは自分が術や呪いを掛けられても身代わりお守りが身代わりになり、切れてそれを無効にしてくれるそうだ。今で言うパワーストーンや水晶のブレスレットなんかと同じ効果みたいだが・・・まぁ、オシャレでいいんじゃないかな・・・効果あるかは知らないけど・・・

「じゃあ、まさるんの分も作って!色はお揃いで赤!」

サチ・・・💦空気読めや。まもるは仕方なしに二人の分を作って明日プレゼントしてくれる約束をした。

次の日の朝

「さっちゃーん!出来たよ!」

律儀に二本作って来る所がまもるの良い所。ミサンガの様に平たく編み込むのでは無く、髪の毛の三つ編みの様な立体編みでシンプルながらも結構かっこいい。

左腕手首に巻き付けるんだが・・・サチが悪戦苦闘中💦

「まさるん・・・」

俺に助けを求めようとした途端、まもるが間に割り込み

「僕が付けてあげるよ」

サチの手首に身代わりお守りを結んで一言

「可愛い~!似合うよさっちゃん」

まもるは嬉しそうだ。

じゃあ、俺も・・・

「まさるん不器用だなぁ」

グッと俺の左腕を引っ張り、サチは俺の腕に身代わりお守りを結び付けた。

「お揃いかっこいいね!」

サチが笑顔で微笑んだ瞬間・・・

「ブチっ」

身代わりお守りは切れて床へと落ちた。

「ごめん!ちょっと強く縛り過ぎたかな💦」

焦るサチに何も言わずその場を離れるまもる・・・

これって効果あるのかな?💦

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