缶蹴り
ノート読んだよ~って言われるとちょっと嬉しいまさるんです。
今日もくだらないお話を書いて行きますが、勿論全て実話です。でも、嘘くせーって思う人も居ると思います。そういう人は厨二病の戯言とささっーと聞き流して下さい。
皆さん、缶蹴りって遊び知ってますか?
もしかしたら地方によってルールが違うかもしれませんが、鬼が缶を守りながら隠れてる奴を見つけるって言う鬼ごっこの進化系の遊びです。
隠れて居る人は、鬼に見つからず缶を蹴り飛ばせば勝ち。逆に缶を守って全員を見つけたら鬼の勝ちで最初に見つかった人が鬼になると言うシンプルなルール。
俺たちオリジナルルールとして、果物の缶詰缶を使う時はイージー(缶がデカいから)、ジュースの缶はノーマル、コーヒーの缶はハード(ジュースより小さい)、サバの水煮やシーチキンはスペシャル(高さが無い)とその日に拾った缶により呼び名と難易度が変わるのは気にしなくて大丈夫だと思う。
今日もいつものメンバー5人で缶蹴りをやる事になった。
まずは最初鬼決め
ジャンケンポン!✋✋✋✋✊
何故かジャンケンすると最初に✊を出してしまうジャンケンの弱い俺(まさるん)が鬼となった
「よーし!行くぞ!」カコーン🎶「みんな!隠れろー!」
力任せに缶を蹴り飛ばしたのは、2個上で俺たちの兄貴分、ここでは「ニキ」と呼ばせて貰う。
大急ぎで缶を拾いに行き、元の位置に戻したら目を瞑り10数える。
目を開けて、いざ!戦闘開始・・・ってあれ?
俺の目の前にぼーっと立ってるのは「シロ」いつも白いランニングシャツで遊んでいる。別に何処か悪い訳ではないのだが、どうもルールなど覚えるのが苦手らしく、気がつくとぼーっと突っ立ってるか、その辺を走り回っている。
「シロ隠れて良いんだよ?」
「うん」タッタッタッ・・・
「まさるん!ここに隠れるからね!」
何だか可哀想になってきた・・・
「シロみっけ・・・」一人目確保
ぐすん・・・すん・・・ひっ・・・
近くで何かすすり泣く声が・・・
ブロック塀と家の間で泣いてるのは「ママ」
「ズボン汚れちゃったよ・・・ママに怒られる・・・」
だから、ママ。
ハイハイ💦ママみっけ
残るは二人・・・
「おっおい!まさるん!まさるん!」
何処からニキの声が・・・
「まさるん!降りられねぇーよー」
は?何事?
上を見上げるとニキが電柱にしがみついていた。
上手く塀などを使い電柱に登ったは良いが降りられなくなったとの事。
「ニキみっけ! 助けるから待って」
馬になり足場を作る事で無事ニキの救出成功
「缶蹴りも命がけだな」
未だに語り継がれるニキの名セリフになった事は言うまでも無い
歳上のニキを捕まえたからと言って安心は出来ない。何故なら強敵が残って居るからだ。
駐車場の車を注意深く見ると
ガサッ 居た! =͟͟͞͞( 'ω' =͟͟͞͞( 'ω' =͟͟͞͞( 'ω' =͟͟͞͞( 'ω' =͟͟͞͞
車の影から仔猫の様に飛び出して来たのは「サチ」このグループの紅一点可愛い・・・いや、負けん気が強く、男勝りの女の子である。
「かけっこなら負けない!」「サチ!今日は勝つ!」
勝負を決めたのは、サンダルと運動靴の差
缶手前で転んだサチ。
「大丈夫か?」「うん 平気」
服が汚れただけで泣きわめく奴は、転んで膝を擦りむいても平気な顔してるサチを見習って欲しいものだ💦
「サチみっけ」
これらが幼少期に遊んで居た仲間だ。本当に良い奴ばかり・・・
カーン・・・コロコロ・・・
えっ?
「まさるんがまた鬼だー!隠れろ!」
って・・・待て待て
俺、ニキ、シロ、ママ、サチ
えっ?えっ?
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