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水戸と仙台を訪問して~つながりを取り戻す~

こんにちは。  前回のポーランドの視察に触発され、日本の様々な取り組みや知見を知りたいと思い。引き続き勉強をしております。  今回は、茨城県の水戸市で行っている認定NPO法人PIECESの市民育成の現場の見学、仙台で行われた生活困窮者自立支援全国研究交流会へ参加して参りました。 In 水戸  前者の水戸は現在、認定NPO法人PIECESが子どもと関わる市民育成プログラム「Citizenship for Children in 水戸」を展開しております。  このプログラム

    • ポーランド訪問記③

      こんにちは。 ポーランド視察について続きを書きたいと思います。 5.子どもの友協会(NGO)  子どもの友協会は、1919年に設立された孤児なくしたいとの目的で設立された民間団体が母体となっており、今は全国に300ほど支部(下部団体のようなもの?)があるそうです。ちょうど、今年が100周年記念で様々な寄付イベントを行っており、大統領夫人がメインサポーターになっています。  現在の各支部のメインの活動は街の居場所づくりを通じて、子どもの孤立などを予防することです。放課後の

      • 「ポーランド訪問記②」

        こんにちは。 ポーランド視察について続きを書きたいと思います。 3.ワルシャワ地区社会福祉センター ポーランドには社会福祉センターという日本でいうと児童相談所と福祉事務所を合体させたような機関があります。 社会福祉センターは各市町村ごとにあり、ワルシャワ市内は特別区として18か所の社会福祉センターがあります。それぞれのセンターは専門分野があり、訪問したセンターは家族支援を専門にして、ボーラ地区というところを担当しています。(他に高齢者支援、精神疾患を専門にしたセンターや、

        • 「ポーランド訪問記①」

          こんにちは。 先日、ポーランドへ児童福祉関係の視察に行ってきましたので、それについて書きたいと思います。 学びが多かったので分割して書いていきます。 まず、ポーランドはドイツの東側にある東欧圏の国でEU加盟国でもあります。EU加盟国の中でも唯一経済成長し続けている国で、実際ワルシャワ市内では高層ビルの建設現場を多く見かけ、活気があるようでした。 ポーランドは18世紀末にロシア、プロイセン。オーストリアの三国に分割され、123年間世界地図から姿を消しました。その後、独立す

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          共生社会について

          GW中に2日間ほど、NPOのプロボノメンバーたちと読書会や、家族など人々が支え合う“親密圏”について様々なことを語り、とても充実しました。 そうした学びから、改めて自身の考えている目指したい社会とは何であろうかと考えました。(※親密圏の話については別の機会に。) 本日は、共生社会についてのレポートを少し紹介したいと思います。 第1回の投稿に書きましたように「万人が思いやりながら暮らせる共生社会」というものが目指したい社会だと考えております。 (https://note.

          共生社会について

          ”居る”ことについて

          GWに『居るのはつらいよ』の読書会をして改めて自身の居る場所について少し考えました。 最近、 ① 自分のいたい“居る”ことができる場所といないといけない場所は両立するのか ②複数の“居る”場所をつくりにはどうしたらよいのか と問いが浮かんでいます。 ※本を読んでない方には“居る”のニュアンスが伝わりにくいと思いますが、何もしていなくてもそこの場所・コミュニティに安心感をもって存在できるという風に捉えていただければと思います。 ① 自分の“居る”ことができる場所といないとい

          ”居る”ことについて

          「民間企業と福祉 vol.3 ~会社員の福祉への参加実践例~」

           こんにちは。  前回は、社会人の福祉への参加の道をつくるというお話をしましたので、その方々をどこへ振り分けたらいいのかという一つの提案です。  前回は、企業ボランティアとして会社員をボランティアに参加する道をつくれらるのか理想的だという話をしました。  しかし、実際に企業ボランティアの多くは大規模なスポーツイベントへの参加、地域の清掃活動への参加など比較的簡単に参加できるものになっています(もちろんこれらのイベントにも重要な意義があると思います)。  一方で福祉系のボ

          「民間企業と福祉 vol.3 ~会社員の福祉への参加実践例~」

          「民間企業と福祉 vol.2 ~会社員の福祉への参加~」

          こんにちは。  本日は、社会人の福祉への参加の道をつくれないかということをお話したいと思います。  私は、ボランティアとして現在NPOに関わっています。社会人がNPOなど通じて福祉活動に参加する手段(就職を除く)としては、私のような無償のボランティア、プロボノと呼ばれる専門的なスキルをいかした奉仕活動などがあると思います。  プロボノとは、もともとはアメリカやイギリスで弁護士が社会貢献活動を行うことから始まったものです。  日本では、IT企業やベンチャー企業などでプロボノ

          「民間企業と福祉 vol.2 ~会社員の福祉への参加~」

          「民間企業と福祉」

          (本文中の内容は私個人の見解であり、所属する組織の見解とは一切関係ございません) こんにちは。 NPOで日々、アウトリーチや子どもの居場所づくりに関わっていると、普段の会社員としての仕事中に企業のこういったノウハウを福祉で生かせないかと思うことが多々あります。 そういった会社員から思う福祉に役立てそうな知見もここで投稿していきたいと思います。 本日は企業のマーケティングやチャネル開発が福祉のアウトリーチにいかせないかというお話をしたいと思います。 まず、アウトリーチと

          「民間企業と福祉」

          「生産性とは」

          (本文中の内容は私個人の見解であり、所属する組織の見解とは一切関係ございません) こんにちは。 本日は、昼間は会社員として資本主義の中で生き、夜と土日はNPOで寛容な社会づくりのために活動する二つの世界を越境する日々で感じたことについて少しお話します。 “何に重きを置いて行動するか、何を求めて行動するか“ことを日々の、NPOの活動で考えさせれた経験です。近年は働き方改革などの影響で短時間で成果を出すこと、生産性の向上が日本中の会社で求められています。私は会社員としてのその

          「生産性とは」

          「私と福祉」

          (本文中の内容は私個人の見解であり、所属する組織の見解とは一切関係ございません) はじめまして。 流行に乗ってnoteをはじめてみました。 まだ、社会人になり2年目の若輩でかつ福祉の専門職でもない私が意見を述べるのも恐縮ですが、私のライフワークである“福祉”や“社会保障”などについてつらつらと書いていくつもりです。 本日は初回ということで私の自己紹介をいたします。 私は普段は普通の会社員をしており、その傍らで子どもの孤立を防ぐことをミッションとしたNPOでも活動をしてお

          「私と福祉」