金◯豚野郎氏の馬券の買い方考察

こんばんわ。小倉サマージャンプ、◎→△→▲で3連複、3連単を的中して上機嫌のマイネルマサシです。

僕以外にもラインやTwitterで丸乗りしてくれた人で的中した人から御礼のメッセージが多数来て、非常に嬉しいです。今後も障害レースでバンバン当てれるように頑張っていきます!

前置きはこのくらいにして、今回のテーマ。Xで僕と相互フォロワーさんになってる人は、たまにTLで「馬券ハズレ芸人」として日曜夕方の風物詩になってる方をご存知でしょうか?

今日はその方の馬券の買い方にフォーカスを当てて
・何故8月を終えて年間収支がマイナス20万円なのか?その赤字を産み出した原因は?
・3連複1頭軸総流しの危険性と改善案

について語っていこうと思います。

これは彼自身を誹謗中傷する記事ではなく、「馬券の買い方や考え方」を学ぶ良い教材としての事例として取り上げておりますので、何卒ご承知おき下さい。

【何故8ヶ月で赤字が20万円も?3連複1頭軸総流しという麻薬】

事例 2022年安田記念の場合


2022年安田記念



昨年の安田記念、池添騎手騎乗のソングラインが勝利したレースですね。
このレースで彼は、8番イルーシヴパンサーを軸として、三連複相手17頭総流し136点、100円購入なので、計13,600円の馬券を購入しました。

この買い方は今回だけでなく、彼がたびたび用いる買い方で、資金に余裕がない給料日前以外によく買っている買い方ですね。

イルーシヴパンサーはこのレースで1番人気に支持されていました。

僕なりにまずこの買い方のメリット・デメリットの説明から入りたいと思います。

【メリット】
・軸馬さえ3着以内に来れば、相手がどんな馬であれ的中なので的中率が高い。
・すべての馬を抑えているため、他2頭が下位人気であればあるほど高配当
【デメリット】
・同着を除き、当たるのは136点中1点の組み合わせのみ。
・軸馬が馬券外に飛べば、その時点で相手がどんな穴馬でもハズレ。
・軸馬が来ても、相手が人気馬2頭ならトリガミになってしまう。

メリットの方は馬券を買う人には誰しもわかるでしょう。高配当を的中するチャンスは確かに多数ありますし、136点中一番人気が低い組み合わせだと、帯も見えてきます。今のマイナス20万円負債の状況でも一発返済どころか、レートをむやみに上げさえしなければ、年間収支のプラスまで余裕です。

問題はデメリット、リスクの点です。

まず、三連複はワイド・複勝と違い、同着以外では1点しか的中がありません。136点の13,600円購入していますが、その中で当たるのは100円1点のみであり、内135点、金額にして13,500円は必ず外れる馬券を購入していることになります。

もちろん高配当による一発逆転を狙っているのであれば、この買い方は悪くありません。1点や10点で三連複の帯を狙うのは至難の業です。ほぼ不可能と言っていいでしょう。

そしてこの買い方の肝は軸馬。飛んでしまえばその時点で無条件でマイナス13,600円が赤字として計上されます。
競馬に絶対などなく、1倍台クラスでも馬券外になる時は普通になりますし、珍しいことではないです。

最期に一番大事なのは「軸馬が来ても、相手2頭が相手ならトリガミになってしまう」ということ。

この安田記念の三連複オッズを見ながら、ご説明しましょう。


3連複オッズその1
3連複オッズその2
3連複オッズその3


3連複オッズその4
3連複オッズその5
3連複オッズその6

以上、彼が購入した馬券136点の払い戻しオッズである。
見ての通り、上位人気は22倍から始まり、136番目の人気は12,085倍となっている。
払い戻し金の幅は2200円から1,208,500円の帯馬券まで幅広い配当になってますね。

ここでポイントなのが、このオッズだと1番人気22.1倍~20番人気132,5倍まで、仮に的中したとしても、トリガミになる組み合わせが20点あるという事になる。
損益分岐点の21番人気の140.5倍からようやく黒字になる。

もうお分かりだろう。この買い方は136点購入し、135点は必ず不的中になり、136点中20点は仮に的中してもトリガミ、つまり赤字になる馬券という事になる。

リターンも見込めるが、リスクも多い馬券であるといえます。おまけに彼は常日頃「一発逆転ホームランで負債返済どころかアンチを黙らせてやる」と息巻いていますが、仮に黒字となっても、現在の赤字額20万円を一発返済するとなると136点中下位人気の34点のどれかを的中させないと一発負債返済には届かない計算となります。

そうなんです。彼の赤字を形成しているのは、馬券が当たらないだけではなく
・異常なほどの多点買いによって、必ず外れる死に馬券を買っている(例の場合だと13600円(購入額)ー100円(的中するために必要な最低金額)=13,500円)
・的中しても例の馬券だと20点はトリガミのため、負債返済にはつながらず、かえって投資額との差額が赤字としてのしかかっている。

これだと本当に一発逆転のホームランが出るまで負債を重ね続ける以外の道はありません。
競馬にいくらでもお金を使える高所得者であれば問題はないのですが、彼の様なサラリーマンでは収入にも限りがあります。

最近は13,600円を用意する余裕がないのか、馬連で1頭軸総流しを購入しているのを見ますが、話は同じことです。投資額は減りましたが、馬連なのでよほど大穴同士で決まらないと、赤字返済は遠い道のりだと言わざるを得ないでしょう。



【じゃあどう買えばよいのか?マイネルマサシ流馬券購入術提案】
さて、ボロカスに書きましたが、ここからはその馬券の改善提案をしていきたいと思います。

彼の馬券購入の意図からまずはまとめていきましょう。
・一撃ホームラン配当狙い。1レースに1万円賭けることはできる
・(他人の言うことなど聞きたくないので)自分の馬券スタイルを極力崩さずに買いたい。
・大きな配当でXフォロワー勢をぎゃふんと言わせたい。

この3点を意識して、彼の馬券にメスを入れていきましょう。

ここから先は「僕が彼のスタイル、彼の意図を汲んで馬券を買うなら」という話になります。

先ほどの安田記念を例に挙げましょう。

軸は同じくイルーシヴパンサー。この馬は結果惨敗し、彼の馬券も外れましたが、今回は1着に来て、2、3着は実際の通り決まらなかったと仮定します。

僕が買うなら136点からまずトリガミになる20点を消します。これでます116点。そして、購入額の2倍の配当になる232倍までの配当のオッズもすべて消します。
これで136点中33点が消えました。

さらに高配当大ホームランを狙うなら、任意の倍率のオッズ以下の買い目はすべて消してしまっても良いでしょう。

例の通り三連複103点10,300円購入します。

そして残りの3,300円で三連複と違う券種を買うのです。
例えばこの場合ですと僕ならワイドを購入します。

イルーシヴパンサー軸で、3連複の組み合わせで残っている人気薄3頭に各1,100円。2ケタ人気で面白そうな馬が居れば、優先して買います。

こうすることで、的中した際に、三連複の大型配当とワイドの相手が穴の配当1,100円分が当たります。

136点買っても当たるのは1点100円馬券のみ。
しかしこの場合ですと、同じ配当の三連複が当たり、かつそれに加えワイドも的中。しかも3点中2点当たる可能性も大いにあるのです。三連複の相手が的中しているので。

さらに突き詰めると、ワイドを1100円から1000円に下げて、300円で相手3頭のワイドボックスを買って当たると、さらに大穴同士のワイドも的中します。

所詮「たられば」の話にはなりますが、ワイドと三連複はそれだけ相性が良い券種。うまく使いこなせば三連複の大型ボーナス配当に加え、上乗せボーナスを狙うことが出来ます。

まああくまで「僕ならこうする」という一例なので、強制はしませんが、競馬は天井が存在せず、短時間でいくらでも負けれるギャンブルなので、馬券購入は検討を最後まで重ねて、購入してほしいと思いますね。

馬券の勝敗を分けるのは「馬を見て選ぶ力」と「馬券の買い方」である。という言葉をもって、考察を終わりたいと思います。












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