新元号「令和」改元おめでとうございます。

改元の瞬間、新元号「令和」を日本で迎えることができたこと。そして、平成の結びを自らが開眼(かいげん)する機会とできたことに、只々感動しています。改元のご挨拶については、以下に述べさせていただいた通りですが、ここでは自らの開眼体験について記すことにします。

お祝いのために帰国したことが事の始まり。

ヨーロッパの滞在を少し早めに切り上げて、日本に帰国したのが4月18日のこと。僕は誕生日に特化したギフトサービスを運営している。にも関わらず、不覚にも毎年恒例だった先輩の誕生日祝いを失念していた。いや、お祝いメッセージを送ったときに、一瞬心によぎったが、日本にいないから今年は仕方ないという理由でそれ以上何もせずに留めていた。すると、有り難いことに、相手から逆に連絡をもらい急遽企画させてもらえることになった。連絡をくれた真意についてはここでは語りつくせないので割愛するが、結果的に、平成の時代にともに志を立て、ここから令和の時代を拓く担い手となる同志たちが(僕からすれば全員大先輩方ではあるが)集うことができ、互いの近況と、これからの展望について語らうことができた。

開眼(かいげん)の機会となった参禅へ。

僕は2030年に新しい上場市場をつくると決めている。僕たちはと言うほうが相応しいかもしれないが、あえて主体的に僕と言うことの重要性を感じている。SDGsのSを大文字にして、SDGS(サスティナブル・デベロップメント・ジェネレーション・スタート)永続的発展する志をともに生きる、新たな世代の始まりをテーマに、企業経営を実践する同志たちによって2030年に誕生する新市場だ。そんな目標を共有する中、僕にとって35歳から45歳の今から10年間はとても大事な時間になるということを自覚している。だからこそ、自らの持つ全エネルギーを集中させて、そのことに挑みたいと希求する内なる令(自然)に従い、参禅に行くことを決意したわけだ。当初の予定では5月1日に帰国予定だったことを考えると、まるで何かに導かれるように上山することになったことに胸が打ち震える。

座る、食べる、寝る。ただ、いま、ここ。

1週間の修行内容は、座る・食べる・寝る。朝5時から夜10時まで、只々そのことだけを一心不乱に行う日々。これから参禅を志す人のためにも、体験談を詳細に書くことは控えるが(もはや言語化できないのだが)極めてシンプルで、とても奥深い悟りの境地を知ることができた。知ってしまったとも、知らせていただいたともいえる。

4月24日に上山し、平成最後の日である4月30日に必ず開眼(かいげん)し下山するということを腹に決めて挑んだ参禅体験。改元の日である令和元年5月1日は奇しくも旧暦3月27日であり、僕の誕生日だ。この縁を活かし、35歳の誕生日を自らの命知元年として、新たに誕生することができた日と確信を持って言える参禅体験になったことに、今は只々感動している。そして縁を繋いで頂いた方々、また、これまでの人生でお出会いした全ての方々に、この場をかりて心から感謝を伝えたい。ありがとうございます。

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僕の前に道はない。僕の後ろにも道はない。今ここにある道を、只々歩む。

令和元年5月1日 後藤将

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