見出し画像

上手い選手とは??

 上手いって何だろう ?

「あの子上手ですねー」「あの子いいですねー」
よく飛び交う言葉です。うまいってなんなんだろー??
独創性がある選手?
ゴールを決めれる選手?
アシストをバンバンする選手?
ゲームを作れる選手?
いろんな基準があると思います。
私が重視するのは派手なプレーではなく、
①ボールを失わない選手
②判断が早い選手
③適正な判断ができる選手
ここに尽きるかなと思ってます!

関東フットサルリーグ所属しているチームの
アスレティックトレーナーとして携わらさせていただいている時に
Fリーグのチームや元Fリーガーの方との試合などで選手に何が違うの??
と尋ねると「スピード、走るとかではなくて判断スピードの速さがすごい、
もちろん基礎もしっかりしてるけど、基礎の部分はたいして差はない。
でも認知から判断、実行までに無駄な時間がない」と・・・


ボールを失わない選手、、、極論ミスをしない選手


そんなことは絶対ないのですが、
極論です。メッシ、ロナウド、ネイマール、etc.
上手い選手はボールを失わない。
ミスはあるけど修正能力も高い。
もともとミスも少なくなるようにボールを止めて、運ぶ、パス、シュートetc
  
   先ほどの記述だと判断が早い、認知実行が正確で速いと伝えましたが、
メッシはどうでしょうか??
メッシはドリブルがすごいとかパスが上手いとか言われています。
どちらかというと自分の考えは、
①待ち合わせの能力が高い
②ボールの置き場所と立ち位置がすごい

待ち合わせとはどういうことか?


サッカー用語にはあまりないがすごく大切なことである。
ここから話すことは以前に書いた神の視点での考え方なのでわからない方は以前の記事を見て戻ってきていただければ幸いです。

 普段サッカーをする際にパサーと受ける側は
どのように考えているだろうか?
ここにくれ!あそこに出してくれ!
あそこに走れ!どこに出せばいい?etc
いろんな考え方はあると思いますが、ここでの待ち合わせは
受け手と出し手の共通意識である。
受け手があそこでもらえればシュートが打てて得点が入る。
出し手があそこに走ってくれればボールが出せてシュート、得点ができる。
その点に対して待ち合わせることである。

受け手が上野駅に向かう、出し手が東京駅に向かうだとパスは通らない。
受け手も受け手も東京駅に向かう、
でも立ち位置が受け手が上野駅で、出し手が横浜駅にいたら
出し手は急がなければならない。
逆に受け手は先に着いて待っているのではなく
遠回りしたり乗り換えしたりして、ピッタリのタイミングで東京駅に到着する。これが待ち合わせ。サッカーも一緒!
ピッタリの待ち合わせをできるようにすれば
出し手も受け手も精度が増す

置き所と立ち位置

足下にボールがあり、次のプレーを選択するときに
なんでもできる場所にボールを置いている。

メッシを例に挙げると・・・
ドリブル、パス、シュートなんでもできる場所にボールを置いて超高速で走っているだけ。メッチャレベル高い、、、笑
メッシがシュートを打ったあとにそのまま歩いているシーンがある。
パスを出したあと、シュートしたあとそのまま走っている。

どういうことか??

メッシは走る延長でボールを触っているだけ・・・(レベル高すぎ、、)
その延長で蹴ることも運ぶことも交わすこともできるのがすごいところ。
だから相手はメッシがいつ、どのタイミングでパス、シュートをしてくるのかわからないからボールが取れない、失わないに繋がる。
恐らくメッシにはたくさんの待ち合わせ場所を持っているのだろう。
その中で最善の待ち合わせを作り運んでいる。。。すごい!!
ちなみにドリブルシュートも待ち合わせ場所にボールと向かってシュート
というだけ!一緒です。
ドリブルでスピードが速くなっても常にボールは足下の少し前。
ボールが離れずにいつでもパス、シュート、ドリブルが選び放題。

https://youtu.be/NU_e-l5nwis ※メッシのプレー集(参考にでもどうぞ)


待ち合わせも何ヵ所か持ちながら判断ができるようになる。
そんな技術を持て選手が育成年代に入ればそのときは評価されなくても歳を重ねれば必要な選手になるだろう。育成年代に「速い」とか「強い」とかで評価されるよりその方が実は評価が高い。

まとめ

そんな上手い選手を育成したい。
理論はわかってる。でも実践が難しい。
教えすぎずに自分で答えを見つけさせるために!!
だれかコツがあったら教えてください笑