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ビジネスパーソンが持つべきアプリへの期待値設定と打ち手

「これさえ作れたら成功間違いなし!」「アプリさえあればこのビジネスは成功できる」「アプリがあればなんでもできるでしょ」

こういう言葉かなりよく聞くんです。すべての人がひと通りデザインとかアプリ開発とか経験しとくといいよねと言われるのはここにある。

つまり、ソフトウェアへのリテラシーがなさすぎてアプリさえあればドラえもんの秘密道具みたいになんでも成功させられると思ってしまい、それを委託して作ってみたら現実を見せつけられてしまう。「こんなはずじゃない!」と理想と現実のギャップを埋められなくて炎上する。
もしくは委託しようとしてるときに開発サイドは現実的なフィードバックをするので、そこで夢打ち破れるか、フィードバックなんかせずにとりあえず言われたがままに作ってくれる人を探し回る。でも作ったとしても無用の長物ができあがってしまうのだが。

アプリは手段でしかない。しかも結構具体的な目的があってはじめて手段としてワークする。「このビジネスを成功させたい」という超抽象的な目的を果たすための手段にはならない。たしかにテクノロジー企業でかなり大きくなっている企業が目立つから、そう誤解しても無理はないかもしれない。でも実はどんなアプリも最初は超具体的なペルソナに対してどんなペインがあってどんなゲインをさせたいという設計から始まっているんです。それがないと誰に作っているのか、何を作るべきなのかわからなくなって、今日作ったものを明日なくしたり要件がころころ変わって炎上したり、1番痛いのはビジネス上の目的を達成できないことになる。そんなことは誰も望まないですよね。KPIを設定して達成を追いかけるのと同じで、アプリも具体的なKPIに対応してないといけないのです。

こんな状況を打開していきたいなと思ってて、デザイン、エンジニアリング、マーケティングを使ってあるべき姿を作り、developしてスケールさせるというファクトリーを作りたいと思う。それを何ケースもこなしていけば、あるべき進め方=デザイン、モダンなテクノロジーが浸透するんじゃないかと思っている。

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