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Marketing Note - TMH

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記事一覧

ファンマーケティングが企業やブランドの持続的競争優位につながる理由

いま、ファンマーケティングに対する注目度が高まっています。トライバルは、2015年からファンマーケティングをベースとした「熱狂ブランドマーケティング」を推進してきました。なぜこれほど「ファンを大切にすべき」と言われているのでしょうか? それは、企業やブランドが商品・サービスの値引き、販促キャンペーンなどに頼るマーケティングから抜け出し、持続可能な競争優位を築くことにつながるからです。 この理由について、まずは企業やブランドを取り巻く市場の環境から詳しくご説明します。 目

ポイントは2つ! ソーシャルメディアマーケティングで成果を出すためのキホン

本記事のテーマは、「ソーシャルメディアマーケティングで成果を出すためのキホン」です。 たくさんのソーシャルメディアやSNSが登場し、それに伴ってソーシャルメディアマーケティングの手法が議論される中で、企業のマーケティング担当者からは「成果が出ない」「どの施策から手を付ければいいかわからない」「最新情報のキャッチアップが大変」という声を聞くことが非常に多いです。 いま、まさにそのような悩みを抱えている担当者の皆さんが基本に立ち戻って、悩みの原因を分析・解決するきっかけになれ

インフルエンサーとの関係づくりは文脈の選定から

先日のDIGIDAYのカンファレンスに参加させていただき、インフルエンサーの議論がいよいよその「熱量」をどうマネジメントするかという領域に入ってきたことを実感し、顧客の熱量というものにずっと着目してきたことが間違いではなかったと確信に至ってきました。 とても貴重なカンファレンスで多くの気づきがあったのですが、少し自分なりにまとめて整理してみたいと思います。 文脈価値経済の到来こちらの記事にも書いたとおり、インスタグラムのハッシュタグフォローというのは、まさに人々がそのブラン

マーケティング課題と渋滞の意外な共通点

ふと前職のシゴト(まちづくりコンサル)と現職のシゴト(マーケティングコンサル)に共通点があるなと思いながら、ツブやいたのが下のツイート。 図示してくれってツイートですが(笑 要するに・・・ ・『部分最適化』に加えて『全体最適化』の視点が必要 ・渋滞(課題)は『広げる』『追加する』『誘導する』の3つで解消 ・出発点と目的地までの経路(消費者行動)を俯瞰 道路網が複雑な日本は、道路を線でなくネットワークで捉えて、エリアで渋滞解消を行っていく必要があります。 (昔、車や人の

2019年にコミュニティマーケティング領域で起こる変化の仮説

あけましておめでとうございます。 2018年は初めて書籍の執筆をさせていただき、これまで自分が見えていた景色が大きく変わってきた一年でした。同時に2018年は多くのコミュニティ関連の書籍が発売され、改めてコミュニティの力というものが実感として再認識された年でもあったように感じます。 これからコミュニティ関連のマーケティングの潮流がどのように変化していくのか、個人的に「こんな風に変わっていったらもっとワクワクするんじゃないか」という期待も込めて、2019年、ファンベースない

渋谷カウントダウン2019 観測報告

あけましておめでとうございます!! 2018年のハロウィンでも観測報告を書かせていただきましたが、今回は2019年の「渋谷カウントダウン」を街頭にて観測してきたので報告させていただきます。カウントダウンはハロウィン以上に多くの商業施設、宿泊施設、アミューズメント施設、飲食店などが参画しやすい機会でもあり、魅力的な趣向を凝らしたカウントダウンイベントが様々な形で行われています。 一方の渋谷で行われるカウントダウン。ハロウィンで軽トラを横転させた4人の暴徒を逮捕したニュースが1

LINE地方紙アカウントを友だち追加したら普段見れないニュースが見れた【地方紙LINEアカウントまとめ付き】

年末に「神保町編集交差点」というトークイベントで、ケトルの嶋さんがネットニュースのインプットの方法について紹介をされていました。その方法というのが、全国の地方紙のLINEアカウントを友だち登録しておいて、メディアごとの文脈が分かるようにしておくというもので、さっそくやってみたら地方のメディアごとに特性が見れて面白かったので紹介してみたいと思います。 きっかけとなったのはこのイベントレポート BRUTUSとケトル、両編集長の情報摂取はここまですごい。「企画したけりゃ、情報を

「ファンをもてなす場作りはやっぱ大事!」ファンイベントに欠かせないケータリングサービス5選。

こんにちは、トライバルメディアハウスの服部(@machori616)です。 年始のバタバタ感は落ち着きましたか?僕はようやく脳みそ含めて平常運行してきた感じがしています。w さて普段、僕らトライバルメディアハウスでは熱狂ブランドマーケティングを通して「ブランドのファンの熱量を高めていくためにはどうすればいいか」をテーマに日々、クライアントやユーザー、外部パートナーを巻き込みながらお仕事をしている部分も多くあります。 (ログミーで熱狂ブランドサミット2018の全貌が公開されま

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手段の目的化をマーケティング目線で考えてみた #思考整理

なんだか、”手段”をどう活用したらいいの?って議論が目につくなと思い、自分なりに目的と手段について少し考えてみた。 手段をどうやってビジネスに活かすか?というアプローチは、一時的に成功を生み出す可能性はあるけれど、長期的には続かないと思う。なぜなら、手段は常に進化し、常に代替品の脅威にさらされるため。 でも、手段が対処すべき目的を抑えておけば、現在使っている手段の行き場がなくなった時、次の一手を打ちやすくなるんじゃないだろうか。恐らく、手段ファーストの状態だと、手段の行き