1907_読書メモ_サマリー

【#読書メモ】他人だったのに。

プライベートとビジネスのどちらのシーンにも、
心に残る239のコトバがつまった良書。

【特に気になった言葉まとめ】

【著者プロフィール】
糸井重里(Twitterアカウント @itoi_shigesato)
日本のコピーライター、エッセイスト、タレント、作詞家。株式会社ほぼ日代表取締役社長。http://www.1101.com

【特に気になった言葉①】

ものごとに困ったときに、
「明けない夜はない」という比喩は、
論理的な解決法を指し示してくれるわけではない。
しかし、問題解決への意思をキープさせてくれるし、
同時に「時間」の要素が要るということを示唆してくれる。

困っている問題を直接解決しようとするよりも、
天体が演出する昼と夜の比喩は、有効だったりするのだ。
世界はただあるわけじゃない。
人のこころが世界を見てる。

「明けない夜はない」とか「止まない雨はない」とか「神様は乗り越えられない試練しか与えない」を抽象化すると、
なるほど!「問題解決への意思をキープさせてくれる」言葉になるのかと思ったコトバ。今度、意識をキープさせるコトバを集めて「なぜか?」を分析してみたい。


【特に気になった言葉②】

目的とは、つまり、
どうなったらいちばんうれしいのか?」である。
「未来に命令される」ものではなく、
「会いに行きたい未来」なのである。

「どうしたら儲かるのか?」ではなく、「どうなったら嬉しくなるのか?」や「幸せになるのか?」のなりたい状態ベースに、目的を考えるが大事だよなと思ったコトバ。また「会いに行きたい未来」ってステキなコトバ。



【特に気になった言葉③】

リーダーの最も大事な仕事は、じぶん以上の人を探すこと。

じぶん以上の人を探すことだし、じぶん以上になる経験を提供することは大事だよなと思ったコトバ。少し視点がずれるかもだけど、ぼくがプロジェクトを率いるときは、自分がいなくてもいい状態を目指すなと。



おわりのつぶやき

いいコトバが多い書籍。




【その他に気になった言葉】

雨を好きになってみる、ということは、どうすればいいかではなくて、
実は、「雨を好きになろうとしてみる」だけで、よいのではないだろうか。
好きになる方法を色々考えるのではなく、
直接に「好きになる」ことのほうが、
容易いのではないか。
じぶんの頭で考える人になるためには、
じぶんの頭で考える回数を増やすことだと思う。
大きい問題を、小さい問題の組み合わせとしてみる。
そして、小さな問題の答えを、日々出していく。
・・・
この人は生き生きしてるなぁ、と思える人と、
まぁ、そうでもない人がいます。
どこがちがうのか、生き生きしている人をよく見てみると、
ははぁと思い当たることがあります。
「じぶん、をよく使う」んです。
・・・
違和はスタートの白線だ。
どうなればいいのか、の、いちばんの納得のいく答えは、
みんなが幸せになればいいということのはずで、
逆にみんなが不幸になるような「正解」は、
選ばないほうがいいのだと思える。
・・・
ぼくは、「一生、新人」でやってきたような気がします。
たえず、はじめてのこと、なれないことをはじめて、
おどおどしながらヘタクソな挑戦をやってみて、
それがなんとかなる前に、また新しいことをはじめる。
だから、いつでも教わったり叱られたりする立場にいて、
「これでいいんだっけ?」みたいなことを続けています。
・・・
「相手が好きになってくれたならば、
こっちも好きになってやらないわけでもない」
というような態度でいる人は、とても多いと思う。
でも、それは相手も、そう思ってる可能性が高いから、
なかなかうまくいくものじゃない。
「こっちから先に好きになる」ことなんだ、とにかく。
ぼくは、これをいまごろわかって、残念でしかたない。
もっと若いときから、知って、そうしていればよかった。


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