190204_読書メモ_サマリー

【#読書メモ】今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則 『ジャイアントキリング』の流儀

チームの形成方法がわかりやすく綴られているオススメの1冊!チームの成長は4つのステージ(形成期→混乱期→模範期→変態期)形成が肝。


【特に気になった言葉まとめ】


【目次】
第1章 新チーム始動――ステージ1 フォーミング
「何でも思いどおりにいって何が楽しいよ。俺が楽しいのは、俺の頭中よりスゲーことが起こった時だよ」
第2章 巻き起こる嵐――ステージ2 ストーミング
「どうせ家建てんならじっくりいい家作んなきゃ」
第3章 チームワークの誕生――ステージ3 ノーミング
「組織として差が出るのは、個々がどれだけ役割以上のことが出来るかだよ」
第4章 生き物みたいなチーム――ステージ4 トランスフォーミング
「勝ちたがってんなら、その想いをケンカしてでもすり合わせりゃいい。
そうすりゃ相手の考えがわかる。それが次々広がって、チームっていうひとつの生き物になる」
【著者プロフィール】
仲山進也 (Twitterアカウント@nakayamashinya
楽天株式会社楽天大学学長/仲山考材株式会社代表取締役。1973年北海道生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、シャープを経て、1999年に社員約20名の楽天へ。初代ECコンサルタントであり、楽天市場の最古参スタッフ。2000年に楽天市場出店者が互いに学び合える場として、「楽天大学」を設立。Eコマースのみならず、チームづくりや理念づくりまで幅広く支援している。2004年にヴィッセル神戸の経営に参画。2007年に楽天で唯一のフェロー風正社員(兼業自由・勤怠自由)となり、2008年には自らの会社である仲山考材を設立。2016~2017年にかけて横浜F・マリノスとスタッフとしてプロ契約。他に組織にいながら、自由に働く。など執筆。



【特に気になった言葉①】

変化の激しい時代と言われている現在においては、事業の前提条件が時々刻々と移り変わっています。過去の成功体験を繰り返しても、同じ結果を得ることが難しい時代です。もはや、リーダー1人が変化をとらえてアクションを考えるのでは間に合わないほど、変化する要素が増えています。加えて、指示通りにがんばっても必ずしも結果が出ないとなると、メンバーのモチベーションがキープできなくなり、貴重な人材ほど先に流出していく、という悲劇的な事態が起こってきます。

商品・サービスの短命化に加えて知識の短命化が起こっている現代は、個々が学び続けながら進むべき方向を思考して仮説を持っておくべきだよなと思った箇所。



【特に気になった言葉②】

「事前の行動計画と役割分担」をカンペキにやればやるほど、メンバーは「自分に与えられた仕事をやるだけ」で、他人の仕事は手伝わないし、担当者が決まっていない仕事は誰もやらない状態になり、ストーミングが起こりにくくなります。 さらに、役割分担したうえでの「成果主義の評価制度」と「業務量の適正化」により、実はもったいないことに、「大変そうだから手伝うよ」とか「みんなで一緒に力を合わせて乗り切ろう!」というようなチームづくりのチャンスがなくなっているのです。

個々の管理をしすぎると、与えられた仕事だけやるような部分最適になりやすいと思うので、全体最適の視点で評価や目標を考えることが凄く重要だなと思った箇所。



【特に気になった言葉③】

成功の5つのコンセプト
1.常に改善、常に前進
2.Professionalismの徹底
3.仮説→実行→検証→仕組化
4.顧客満足の最大化
5.スピード!スピード!!スピード!!

これをやり続ければ失敗だけに終わらない重要な要素。


おわりに

ジャイキリのマンガも読みたくなった良書。


  


【その他に気になった内容】

チームの成長法則4つのステージ:形成期→混乱期→模範期→変態期
詳細記事はこちら
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/59185
「責任感がある」のは、強みです。 でも、これが「責任感のために、組織の問題をすべて背負って身動きが取れず、0・9オーラを発しているキャプテン」となると、その責任感はむしろ「弱みとして発揮されている」と言えます。「凸凹力」とは、自分の強みを発揮して、成長し続ける力のことです。凸は強みで、凹は弱み。なぜ凹までが「力」に含まれるのかと言うと、「自分の凹は、誰かの凸を活かすためにある」と考えているからです。 つまり、チームづくりにおいて、メンバーの凸を活かす力とは、自分の凹を活かす力でもあるのです。
弱みは見つかるもの。強みは見つけるもの
強みは相対的である。
課題=理想ー現実
自分の仕事、他人の仕事と言ってしまうと、あたかも土地の境界線のように、ここまでが私、ここからがあなたという分け方をイメージしやすいかもしれませんが、それは違います。アシストが効いているチームというのは、重なりあったバトンタッチゾーンがあって、自分の仕事をやりきること=他人の仕事を手伝うこと、なっているのです。
アクティビティにゲーム性を持たせて「面白化」するためにはどうしたらよいでしょうか。条件が4つあります。
1.ゴール(理想)が明確なこと
2.ルール(制約)が明確なこと
3.フィードバック(現実)があること
4.自発的な参加であること

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