意外と説明できない”シェアリング・エコノミー” #基礎知識まとめ
シェアリング・エコノミーって、Uberとかメルカリとかのサービスだよね?と何となくイメージはあるけれど、全体像がみえてないなと思い、基礎知識をまとめてみた。
まずは概念的な話から。
【シェアリング・エコノミー(共有経済)とは?】
物・サービス・場所などを、多くの人と共有・交換して利用する社会的な仕組み。デジタル大辞泉より
インターネット上のプラットフォームを介して個人間でシェア(賃借や売買や提供)をしていく新しい経済の動き。
シェアリングエコノミー協会より
モノや空間など、様々な資産をインターネット上のサービをつうじて、個人間で共有もしくは流通させることで成立する経済の動きのこと。
グロービス学び放題より
基本的には同じような説明なので、シェアリング・エコノミーという概念が共通の価値観をもった上で、言葉が浸透しているようですね。
【シェアリング・エコノミーの2つの特徴】
シェアされるものが「遊休資産」で、稼働率を上げられる状況にある点と、企業が提供していないので、安全性の担保をするために「相互評価」が必用な点は、シェアリングエコノミーを語る上で大きな2つの特徴のよう。
【シェアリング・エコノミーの発展の背景】
「情報技術の進化」「所有に対する意識の変化」「大量消費からエコ志向へ」この3つが、シェアリング・エコノミーを発展させたポイント。
【シェアリング・エコノミーのカテゴリー】
シェアリング・エコノミーの代表的なカテゴリはこの5つ。
1.シェア×空間
2.シェア×移動
3.シェア×スキル
4.シェア×モノ
5.シェア×お金
有形・無形とカテゴリーの種類は豊富。
【シェアリング・エコノミーの具体事例】
ここからは先の5カテゴリーの事例紹介。
1.空間
Airbnb:世界各地でローカルな体験をしたい旅行者と、ユニークな空間を提供するホストを繋ぐサービスを提供。
■2.移動
Uber:車の配車サービスを提供。その他にも移動に関するサービスを実施。
■3.スキル
Time Ticket:「わたしの30分、売りはじめます。」空き時間を気軽にシェアできるサービスを提供。
■4.モノ
mercari:スマホから誰でも簡単に売り買いが楽しめるサービスを提供。
■5.お金
Makuake:アイディアに賛同してくれる支援者を募集するプラットフォームを提供。
【総括】
ポイントとしては、「遊休資産」「遊休資産を見つけやすいプラットホーム」「信頼情報」の3つが、シェアリング・エコノミーを最大化させる要素のような気がしますね。今後、”信用スコア”の普及もカギになりそう。
また、個人間のサービスに加えて、企業間、地域間、国間などのレイヤーで、シェアリング・エコノミーを考えてみるのも面白そう。
・参考情報:グロービス学び放題(シェアリング・エコノミー)、シェアリングエコノミー協会(HP)、総務省(ICTが拓く未来社会)
・写真:pixabay ・アイコン: ICOOON MONO
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