スライド51

【#読書メモ】マクドナルド、P&G、ヘンケルで学んだ 圧倒的な成果を生み出す 「劇薬」の仕事術

足立さんの仕事における成功の裏側?が色々知れる良書!


【特に気になった言葉まとめ】

【目次】
第1章 すべての「選択」は自分が決めている
第2章 「修羅場」が一番、人を成長させる
第3章 人の倍の速度で「成長」する
第4章 マネジメントには「意志」がいる
第5章 どんな状況でも、やりようはある
【著者プロフィール】
足立光
元日本マクドナルド・マーケティング本部長/上席執行役員。1968年、米国テキサス州生まれ。一橋大学商学部卒業。P&Gジャパン(株)マーケティング部に入社し、日本人初の韓国赴任を経験。ブーズ・アレン・ハミルトン(株)、および(株)ローランドベルガーを経て、ドイツのヘンケルグループに属するシュワルツコフヘンケル(株)に転身。2005年には同社社長に就任。2007年よりヘンケルジャパン(株)取締役シュワルツコフプロフェッショナル事業本部長を兼務し、2011年からはヘンケルのコスメティック事業の北東・東南アジア全体を統括。(株)ワールド執行役員国際本部長を経て、2015年から日本マクドナルド(株)にてマーケティング本部長としてV字回復を牽引し、2018年6月に退任。その後、アジア・パシフィック プロダクトマーケティング シニア・ディレクターとして、(株)ナイアンティックに参画


【特に気になった言葉①】

実行したことは必ず振り返り共有する。レビューをしないと改善し、進化できない。

世界最高のチームの引用にもありますが、
Reflection before action,
Reflection in action,
Reflection after action.

事前、事中、事後での振り返りの時間を作る癖を作るのは、メチャクチャ大事。特にこの1年は、「振り返りの大切さ」を痛感した1年でもあったので、すごく響いたポイント。
個人の体験としては、提案直後に「振り返りをやりましょ!」とセッティングしてくれたチームメンバーが起点となり、自分の頭になかった色んな気づきが得られたり。
はたまた、進行中のプロジェクトを定期的に振り返ることはもちろん、個々に本人の業務の振り返りを習慣化させ、それをメンバー内で共有すると、さらなる効率化や解決方法の発見のほか、その人の考え方を知れてコミュニケーションの深掘りができたりなどなど。



【特に気になった言葉②】

修羅場」が一番、人を成長させる。

「修羅場」は成長させてくれる。前職で、国際的なイベントのお仕事が、時間もなくて内容がボリューミーで、ハラハラした日常を過ごし、今でも夢で思い出します。思い返すと、そこでスピードやらなんやらと色々と成長したなと。今だから良かった思い出にできますが笑。。。



【特に気になった言葉③】

いい仕事は、やはり健康から始まります。不健康では仕事はできません。だから、しっかりメンテナンスをしていくのです。

健康管理は仕事をする上での前提条件ですよね。
仕事を始めて間もない頃、働きまくって四十何連勤とかやり続け後、体調を壊して思ったのは、長く仕事を続けるには自分は自分で守らないといけないなと。当たり前だけど。ちなみに、会社は休んだほうが言ってくれたのでぼく悪かった話です笑。最終的には自分は自分で守るしかない!


おわりのつぶやき

上記のポイント以外にも共感することが多かった本なので、
下記の「その他に気になった言葉」も是非見てみてください!



【その他に気になった言葉】

無茶な目標を設定しないと革新は起きない
人は”やりたいこと”か”やらなければならないこと”しかやらない。
こうすれば勝てるのではないか、という仮説があって戦わなければ、どんどん疲弊してしまうのです。
目的、背景、結論、理由。
人ではなく意見を大切にする
コントロール出来ることしか考えない。要するに、愚痴ったり文句を言ったりするから、ストレスを感じるのです。文句を言わないと決める。考えても、どうしよもないのです。であるならば、考えなければいいのです。自分でコントロールできること、自分のアクションで変えられること、しか考えない。そうすれば、ストレスなくなります。
修羅場に飛び込んでいくと、圧倒的に濃い経験ができるので、圧倒的に成長できるからです。迷ったら、人が選ばない方向性を選べば、ほぼ間違いなく修羅場に当たります。
仕事が順調に回りだしたら、それは成長スピードが落ちている。
自分の成長のために、同じ仕事を3年以上やってはいけない、という価値観も、この時期に確立されたものです。
うまくいってないと、好きなようにやらせてもらえる確率が高い。
Love over Hate。大量の良いニュースがあれば、悪いニュースは見えなくなります。
同じメッセージでも、自分たちで広告とし発信するよりも、メディアやお客様という第三者から発信してもらったほうが、圧倒的に信頼があるし、身近に感じてもらえます。そのためには、メディアやお客様が面白がって、マクドナルドに関するニュースをどんどん拡散してくれるような、「話題性」に富んだキャンペーンにするしかない、とういことを、やがてはっきりと確信することになります。
2016年のマーケティングの3つの方針。Always on ポジティブなニュースを連続的に出し続ける。Connected サプライジングで、エンゲージングで、双方向のコミュニケーション。Branding おいしさの追求、期間限定品だけでなくレギューラーメニューの強化。
話題になりそうなもののキーワードのひとつが「対立構造」。
社会とはいつの時代も、平和が訪れたら変革者は必要なくなるのです。
例えば「主体的である」「終わりを思い描いてから始める」「最優先事項を優先する」「ウインウインを考える」「理解することから始める」「シナジーを創り出す」「自分を磨く」という、有名
有名な「7つの習慣」を教わったことも、そのひとつです。改めて、すべての選択は自分ですること、その責任は自分にあることを再認識することになりました。
仕事に対する考え方の「基本」として、「OGSM」というフレームワークがあります。「Objective(目的)」「Goal(ゴール)」「Strategy(戦略)」「Measurements(評価)」の頭文字を取った言葉です。
とりわけビジネスで注意しなければならないのは、目的が目標にすり替わってしまうことがあることです。例えば、目標が「売上を前年比5%アップにする」「利益を前年比10%アップさせる」だったとします。これを目指すのは、まったく問題がありません。
しかし、こうした売上や利益は、あくまで目標であって、目的ではないのです。目的は、お客様にどんな価値を提供するのか、ということだからです。
どんなに完璧な仕事をして、優秀な成績を挙げたり、大きな成果を出したとしても、部下やチームを育てられない人は、P&Gでは評価されませんでした。
P&Gでは常に成長することが求められ、自分の役職のひとつ上、2つ上の仕事をするように言われていた、とは先に書いたことですが、これが本当に半年ごとの上司との面談(パフォーマンス・レビュー)で厳しく問われたのでした。
実務として大切だと感じたのは、知識を持つことではなく、「自分の意見を持つ」ということです。対峙する相手が上場企業の経営企画部長であっても、財務部長であっても、「私はこうしたほうがいいと思います」「それはやめたほうがいいと思います」とはっきり言えるかどうか、です。逆に、知らないことは「そこはわかりません」と正直に言えるかどうか。それができるかどうかで、圧倒的に相手からの信頼が変わります。
知識は誰でもいくらでも身につけることができます。しかし、見解を持てるようにならなければ、成長したことにはなりません。自分が常に、どんな課題に対しても見解を持てるように、いろんな人と話したり、本を読んだりしました。
「Love is giving」人に与えなさい。与えることから始めなさい、ということです。人間関係は「引き出し」だ、とも言われました。何かをしてもらおうと思ったら、まずは引き出しにたくさん入れておかないといけない。そして、あちこちに入れ続けなさい。そうすれば、いつか何かが戻ってくるかもしれないよ、と。
戒律」にも、「Love is "to give"だということを忘れるな」という一節がありました。「Love」かどうかはともかく、今でも、この考え方は正しいと思っています。
日本マクドナルドでは、キャンペーンの広報を本当にたくさん展開しました。実は広告だけではなく、広報とソーシャルメディアに力を入れていたのです。その理由はシンプルで、日本マクドナルドは品質事件の印象が強く、会社自体の信頼度が低かったからです。何を言っても、隠し事をしているのでは、と思われてしまうのです。自ら発信をするだけではあまり効果が見込めなかったので、第三者に言ってもらう、話題にしてもらうことを考えたのです。第三者というのは、メディア(PR)であり、お客様(SNS)です。
スピードを追求する一方で、「重要だが緊急ではないことに、毎日一定の時間をあてる」ことも求めました。中長期的に強い会社になろうとすれば、目の前の火消し作業だけではなく、緊急ではないが重要なことに目を向けて、未来の種をまいていくことも必要です。


この記事が参加している募集

推薦図書

いただいたサポートは本の購入費用に充て、みなさんの新しい知識・視点の発見に少しでも寄与できればと思っています!