1904_読書メモ_サマリー

【#読書メモ】PRINCIPLES 人生と仕事の原則

自分なりの人生と仕事の基本的な原則をつくりたくなり、考える目線を上げてくれる良書。



【特に気になった言葉まとめ】


【目次】
イントロダクション
PART Ⅰ 私の生い立ち
 1 冒険に誘われて
 2 一歩を踏み出す
 3 どん底の日々
 4 試行錯誤の道
 5 最高の恵み
 6 恩返し
 7 私の最後の年、そして最大の挑戦
 8 高所から振り返る
PART II 人生の原則
 1 現実を受け入れて対応しよう
 2 人生で欲しいものを手に入れるために
   5ステップのプロセスを使おう
 3 徹底的にオープンになろう
 4 人の頭の配線はそれぞれものすごく違う
 5 効果的な意思決定の方法を学ぼう
 人生の原則 まとめ
PART III 仕事の原則
 適切なカルチャーを得る
 1 徹底的に事実に基づくこと、
   徹底的に隠し立てしないことを信頼しよう
 2 やりがいのある仕事とかけがえのない人間関係を培う
 3 ミスをするのはかまわないが、そこから学ばないのは許されないというカルチャーを作ろう 
 4 同期をとる
 5 信頼性は意思決定に重みを加える
 6 どのように意見の相違を乗り越えるかを認識しよう
 適材を得る 
 7 「誰」のほうが「何」よりも重要だ
 8 正しく採用しよう。誤った人材を雇うとその報いは重い
 9 つねに研修をし、テストをし、評価をし、人材を選別するマシンを築き進化させる
 10 目標達成のために、マシンを操作するように管理する
 11 問題を把握し、容認しないこと
 12 問題を分析して、根本原因を見つける
 13 問題を回避するためにマシンの改善をデザインする
 14 やろうと決めたことをやろう
 15 仕事の進め方を決めるのにツールと決められた手順を使おう
 16 頼むからガバナンスを甘くみないでくれ!
 仕事の原則 まとめ
【著者プロフィール】
レイ・ダリオ:Ray Dalio
起業家。1975年にブリッジウォーター・アソシエイツを始めて、40 年以上をかけて同社を世界最大のヘッジファンドに育て、フォーチュン誌が「アメリカで5 番目に重要な非上場企業」と呼ぶほどまでにした。
「世界でもっとも影響力のある100 人の1 人」(タイム誌)、「世界でもっとも富裕な100 人の1 人」(フォーブス誌)に選出されている。


参考:著者のTED Talk
分厚い本なので、その前にこの動画(16:34)を見るのがおすすめです!



【特に気になった言葉①】

●人生で成功と言えることがあったとしたら、私が何かを知っていたからというよりも、知らないことにどう対応するかを知っていたからだ

●毎日、対応しなければならないことが嵐のようにやってくる。原則がなければ、その全てに、初めて遭遇する経験であるかのように、いちいち対応せざるを得なくなる

●そうする代わりに、状況をタイプ分けして、それらに対応する原則を持っていれば、もっと良い判断をもっと早くできる。その結果、もっと良い人生が送れる。良い原則のパッケージを持つのは、成功のレシピを持っているようなものだ

知らないことにどう対応するか」を持っておくことってホント重要ですよね。そのアプローチを方法を持ってないと、思考停止になりやすく、やった事がない仕事への対応は指示待ちになりやすいし、定形業務しかできなくなってしまうよなと思ったポイント。
特別でなくともいいので、知らない仕事(業務)に出会ったときのアプローチ方法として、過去の事例や類似事例を多くインプットし、それをもとに自分なりにフレーム化をして、実業務に転用するなどの自分なりのアプローチ方法を持っておくのが必要なのかなと。



【特に気になった言葉②】

●成功し、進歩を遂げる人は、現実を支配する因果関係をしっかり理解している。そして、原則を持ち、欲しいものを手に入れるために原則を使う。

●事実、もっと正確に言えば、現実を正確に理解することは、良い結果を得るために絶対不可欠な基礎だ。たいてい人は、自分が望まないことだと、それを受け入れようとしない。それはいけない。悪いことを理解し、対処する方がよほど重要だ。

現実(現状)を”正確”に把握することって、近視眼的にならないように、自分が今使っているフレームでだけではなく、異なるフレームも取り入れて現状を見直さないと、現実を”正確”に把握しづらいのかなと思った箇所。
例えば同じ”人”でも、日本というフレームでみると”国民”で、企業というフレームでみると”会社員”で、家族というフレームだと”お父さん”になり、フレームによって役割が変化し、捉える現実は変わってきますよね。



【特に気になった言葉③】

●人間には盲点があると認識し、オープンな気持ちで、「他の人はもっと良く見えているかもしれない」という可能性を考えれば、もっと良い意思決定をすることができるだろう。心の広い人と狭量な人とを見分けるのは容易だ。彼らの行動が全く違うからだ。例えば、狭量な人は自分の考えに異議を唱えられるのを好まない。心の広い人は、なぜ反対なのか好奇心を持つ。

●意思決定の際、「エゴ」(他者の意見を攻撃とみなす脳の本能的な反応)と、「盲点」(自分の考え方のせいで物事を正確に見られない領域)が障害となる

自分の経験から振り返ってみると、特に余裕がない時の意思決定は、「エゴ」と「盲点」が障害になってコミュニケーションが上手くいかなくなることがあるので、好奇心を持って他者のことばを受け入れたいなと思ったポイント。



おわりのつぶやき

自分なりに、知らないことへのアプローチ方法を今度まとめてみたいと思った1冊。


【その他に気になった言葉】

私の最初の原則は、次のようなものだ。
自分で考え、
1 )何を望んでいるのか
2 )何が事実か
3 )2 に照らし合わせて1 を達成するには何をすべきか、決めよう。
それを謙虚に、オープンな気持ちで行おう。そうすれば、可能な限りベストな考えを得られる。
人生で欲しいものを手に入れるために5 ステップ
①明確な目標を持つ
②目標達成の障害となる問題を明らかにし、放置しない
③問題の根本原因を探るために正確に診断する
④それらの問題を回避するように計画を策定する
⑤その策定から結果が出るように実行する
私は、次のことは真実だと常に思っている。
夢+現実+固い決意=人生で成功する
人生はゲームで、出くわす問題は解決しようとするパズルだと考えるといい。パズルを解くと原則という宝石が得られ、将来同じような問題を回
避するのに役立つ。この宝石を集めると、意思決定が常に改善されていく


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