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谷口彰悟はなぜ代表に呼ばれないのか

筑波大学を卒業し2014川崎フロンターレに入団。そしてこの間100試合連続フル出場を達成。川崎フロンターレの副キャプテンでもあり、もう既になくてはならないピースとなっている。

入団当時はボランチの選手だったが、初出場は多摩川クラシコに左SBで出場し、大久保嘉人のゴールをアシスト。それ以降もボランチ、CB、左SBを卒なくこなす。右SBを務めたこともあった。

そしてここ3年程はCBに定着し、今では誰もが一番手と言うだろう。

谷口は欠点が見当たらないようなプレイヤー。2年程前までは失点に直結してしまうミスがあったりしたものも、近年はほとんどなくなった。CBは25歳からというほどである。183cmの身長は攻守で武器に。8ゴールを記録した年もあった。他にもカバーリング、読みの鋭さ、強靭な肉体、スライディングの正確さ、ファールとカードの少なさ、ショートパスの精度を高水準でこなす。また、人間性も素晴らしい。やべっちFCで登里が『すべてが完璧。欠点が見つからない』と言ったほどだ。

では、なぜ日本代表に呼ばれないのか。

一つは谷口自身の代表試合での不調。代表で力を発揮できない印象が強い川崎。大島や小林もケガして帰ってくることが多い。最近の守田もだ。谷口は過去に3試合出場しているが目立った活躍はできずに終わってしまっている。国際試合で活躍できないと定着できないのはよくある話だ。

二つ目はCBの層の厚さ。スタメン級のレベルに吉田麻也と冨安健洋が君臨し、サブに海外組の植田と昌子がいる。また、最近は横浜Fマリノスの畠中が呼ばれている。畠中と谷口は同じタイプだが谷口の方が実力は上だ。なぜ畠中なのかと言ったら若さとしか言えないだろう。この前の親善試合で2試合に出場した。この中に入ると谷口は吉田の次に最年長となる。また、代表選考では海外組を優先する傾向もある。海外で直に外国人選手と戦っている分経験値は高い。そうなると海外組を呼ばざる得ない。

だが、自分は谷口彰悟を推薦する。あのスキルがあるのに呼ばれないのは勿体ない。鬼木監督になって失点数が大幅に減った要因にCBの谷口がいる。昨年は最少失点数で優勝。その時、中村憲剛は『MVPは彰悟にあげたい』と言っていたほどだ。中村憲剛が代表監督なら確実に谷口を選ぶだろう。

だから、早めに代表に呼んでほしい。

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