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山菜を求めて松山の街を夫婦で歩いたら…

今日は風が少しあるものの、久しぶりの快晴だったので気持ち良い朝の時間をコーヒー飲みながら自宅で仕事してました。

しかし、途中で嫁さんがドタドタと私の部屋に入ってきてこう言いました。


「山菜を取りに行きたいーー!」


……何を急に言い出すのか。。ノリにのって原稿を書いていた朝の時間がぶち壊しになったところで、いろいろ話を聞いてみました。

どうやらこの時期、「ノビル」という山菜が山間部などで採れるらしく栄養価が高くて健康にも良くてさらに美味しいらしい。


…というわけで、なんやかんやで夫婦揃って散歩に出かけると、隣で嫁さんがもう完全に山菜を採るイメージバッチリなのが伝わってきます。
ただ、個人的には「採れるわけないだろ…」と思いながら、最終的にはスーパーで晩御飯の食料を買って帰るんだろうなぁ…くらいに思ってました。


で、散歩をスタートさせて5分くらいで嫁さんが一言……


「あった!」


そそくさと路上脇の雑草が生い茂る一角に手を伸ばして、見事な「ノビル」を発見しました。

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根っこが丸い形をしているのが特徴のようです。

それにしても発見が早い。

スーパーの生鮮食品コーナーに置いてある山菜を手に取るように自然な動作で袋に詰めていく。


タダでもらった業務スーパーの袋が、大量の山菜でいっぱいになっていくのがなんともシュールな光景です。

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嫁「これとこれがノビルで、これは雑草でこっちはノビルだからね」

私「………。」

どれもこれも雑草にしか見えない。(なんでそんなに詳しいんだ??)


あとでいろいろ教えてもらったら、ニラのように見える草が「ノビル」のようです。

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こんなもん教えてもらっても見分けがつきにくい。嫁さんは一体どこでこの見極めの技をマスターしたのか謎が深まるばかり…。


自宅に戻ると、嫁さんが調理の方法を一心不乱に調べだしました。

そして、まずは丁寧に薄皮を剥いていくのだそう。

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そして、軽く水洗いをしつつ根っこの部分を排除するのだけど、これがプリッと簡単に剥けるので面白い。

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最終的に、根の部分と茎の部分を切り分けてキレイに水洗いした状態がこちら!

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根・茎・葉はそれぞれ食べ方が違うようなので分けた方が良いらしい。

この時点で部屋の中はネギのような匂いで充満してます。実際、ノビルはネギの仲間だそうです。


で…、まずは茎・葉の部分を天ぷらにしてみることに。

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なんか「かき揚げ」みたいになりましたが、特に強い香りがするわけでもなく普通に美味しいです。

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今度は、味噌と卵を加えて炒めてみます。

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これはいける。晩御飯の1品としても成立すると思う。

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ニラやネギのような独特の香りのクセがないので、誰でも好き嫌いなく食べれるのではないでしょうか。



少し茹でて酢味噌で食べるのも美味しいです。

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これはビールのおつまみとして常備しておくのが最適です。

シャキシャキポリポリと食感も良くて、辛味もちょうど良い感じでした。



そして、らっきょうが大好きな私としては球根の部分を甘酢で瓶詰めにして欲しい!とリクエストしました。

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恐らくこの見た目なので、らっきょうに近い味が楽しめるのではないかと期待して待っています。



さらに、嫁さんの得意な餃子にも挑戦!

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皮から手作りして、中に葉の部分を卵と一緒に混ぜて包んでいきます。



しっかりと焼いたら出来上がり!

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なぜか餃子にすると強い香りがツンとしました。(ニラっぽい…)

ここまでざっと5種類の料理に変化した「ノビル」の凄さ。まさに山菜の千変万化とはこのこと。
しばらくは大量のノビルで野菜不足の悩みは解消できそう。


そして、翌日にはまた夫婦揃ってノビルを狩りに行くのでした…。めでたしめでたし。

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