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COMPLETE企画をやってみて(前半戦を終えて)

柏、水戸、札幌、函館、青森、盛岡、
6カ所での公演を終えて、現時点で99/149曲演奏したところです。

いやはやただ演奏すれば良いというわけではなくて、
息を合わせて、意志も合わせて、良い演奏、良いライブを積み重ねていく上で、
あくまで今回だけの特別なルールがあると言ったまで。
1日1日が痺れる場面の連続、真剣勝負が続いております。

そこで実際にやってみてわかったことをいくつか。

1.その日限りのライブ感が凄い。

例えば歌を歌っていても、ギターを弾いていても、
全く正確に同じ歌唱や演奏を2回やることって、実はとても難しいことなんです。
というか、出来たらもはや機械です(それかもう極めてプロフェッショナル)。
なので複数人の人間が奏でるバンドによって作り上げられたライブ、
音楽に同じものなど二つとありません。
仮に全曲変わらずツアーを周っても、届けたいものがそこにあるのならば、
僕は心血を注ぐことが出来ますし、感動したりそれを楽しませることが出来るのは素晴らしいことだと思います。

とか日頃から思ってますけど、
この場合はもう毎日演奏メニューが強制的にリセットされますから、
否応なしにも、
”その日のためだけに用意されたその日限りの2つとないライブ”
が、どうしたって、わかりやすく、いつも以上に繰り広げられてしまうわけです。


2.ミュージシャンとして勝手に仕上がってくる

バンドの曲を改めて全曲演奏出来るようにする、
ということの半分は記憶との戦いでもありながら、
おそらく残りの半分は、ミュージシャンとしての底力が問われているような。
2023年に入って1月2月、個人でもバンドでも、今までで一番練習してると思うんです、自分たちの曲を。おそらく他のメンバーの皆もきっとそうだと思います。
で、結果的にそれって、よりそれぞれのミュージシャンとしての基礎体力というか、応用力というか、急な変更にも合わせられるかどうか、みたいなところも含めて、
それぞれに強度が増している感覚があって、
音がブレず安定しているなとか、フレーズのキレがいいなとか、
僕はいつにも増して安心して、心地よく歌を他のメンバーの演奏に預けられるというか、それぞれにミュージシャンとしての仕上がりの良さにグッときています。


3.スタッフが本当に大変そう

これは良くも悪くも(切実)。
楽器のテクニシャン、音響さん、照明さん、そしてそれ以外の皆さんも、
最初にこの企画の話聞いた時に、多分結構本気なトーンで、「こいつら正気か?」
と思われていたに違いないんですけれど、
結果全曲、どんな会場でも僕らにビッチリ合わせてくれますから。本当にその仕事ぶりに、熱量に感謝しています。
そう言った意味でチームの結束、サポートがこの企画には不可欠であったことも同時に実感しています。


4.なんだかいつも以上に達成感がある

ライブが終わった後、それが良いライブだったかどうかなんて、本当に人それぞれです。それをはかるものも、目盛があるのか、天秤で比べるのか、はたまた器の形をしているのか、決められたものもありませんし。
例えば僕だったら、舞台でも映画でもライブでも、夢中になってドキドキして、時間を忘れて、没頭しているうちに、あっという間に終わっちゃいました!みたいなのが理想です。
そして、その余韻、帰り道で、もっとそのアーティストの音楽を聴きたくなって、もっとその監督や作家のことを知りたくなって、また必ずライブに行きたくなっている、みたいな。

人それぞれの良いライブ、達成感がある時に、
今回はいつも以上にわかりやすく結束出来るというか、それはきっとすべての楽曲を網羅する、という共通のゴールがあるからだと思います。
日々これを更新していくの、なんかいつも以上に達成感があるんですよね。

前半戦を終えて、現場からは以上です。
来てくださった方に楽しんでもらえていたら何よりですし、
これから来てくださる方に少しでもワクワクしてもらえていたら。

チケットはこちら↓↓↓

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そして1つ、このツアーの楽しみ方に関してお知らせです。

お願いばかりで本当に申し訳ない。
ただ、これまでの公演を経て、現状のルールでも必ず納得してもらえる、心を動かすライブが出来ると確信しているので。
どうかご協力よろしくお願いいたします。


そして母の日、completeの向こう側で会いましょう。


<503名様限定、どうでもいい話はこちらでやってます↓>


褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。