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【メルボルン映画館紹介(2) Cinema Nova】

こんにちは。
メルボルンにて写真留学中の小林雅俊です。

今日はシティのやや北、Lygon StにあるCinema Novaを紹介します。

基本情報

Cinema Nova

Lygon Stはイタリアンレストラン街とされており、ヨーロピアンな風景と料理が楽しめます。メルボルン大学や美術館も近くて文化度高しです。

いつもの映画館より豪華な軽食を楽しむのもよし、朝から夜までひたすら映画三昧もよし。落ち着いた雰囲気が特徴の少し古風な映画館です。

劇場内

ひとつひとつの劇場は小さめ。「映画館」というより「劇場」という言葉が相応しい壁紙が良いですね。

廊下には近日公開作品のポスター。

売店。

一回にある券売機。視覚的にわかりやすいタッチスクリーンで、さくっとチケットが買えます。

なんと新聞の切り抜きや雑誌の記事などをまとめたファイルがチケットブースの前に。このアナログ感は頼りになる!この本をじっくり読み込んで観たい映画を探すのもよし。

公式HPの映画紹介のデザインもまたオツなんですよね〜〜。

今回観た映画

今回観てきたのはこれ。「アンダー・ザ・シルバーレイク」
日本で観て以来2回目だったのですが、どうしてももう一度観たく鑑賞。

どこからが現実でどこからが虚像なのか、そんなのはもう関係なくて、主人公と一緒に鏡の向こうの奈落へひたすら落ちていく追体験を出来るという、没入感が半端ないトリッピーな映画です。現実では起こり得ないことが当たり前のように描かれ、それでいて主人公は何も疑問に思わないまま物語が進行していくため、観客もそれについていくしか無いんです。このままどうなってしまうのか、不安で仕様がなくなるんですが、さらにこの深淵を覗いてみたい気もする。彼と一緒に、この謎の先へ墜ちて行きたい。そんな風に楽しめる映画です。3回目は泥酔してから観たい。

アンドリュー・ガーフィールドは飄々として頼りない男性を演じさせたら最高です。「アメイジング・スパイダーマン」でのピーターも、「沈黙」での宣教師も、「ハクソー・リッジ」での衛生兵も、全て完璧なキャスティングだったと言えます。「ソーシャル・ネットワーク」が初めての出会いだったかな。

最後に

Cinema Novaは日本で言えば所謂”単館系”の映画館と言えるかと思います。探してみたらここでしか上映していない映画もありました。外国語(非英語)作品の上映も多いみたいですね。

決して大きい劇場とは言えませんが、シネコンとは違う古風な雰囲気を楽しむことの出来るCinema Nova、オススメです〜!



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