学校を自己組織化する

自然農の福岡正信さんは、様々な種類の種を粘土団子の中に詰めて荒れ地に粘土団子を撒いた。福岡さんは、いつ、どの種が発芽するかは、宇宙が決めてくれると言う。僕は、この考え方がとても好きだ。「発芽させてやろう!」という欲を手放すことが出来るからだ。

僕は、それ以来、「クラウドに粘土団子を撒く」という意識で、様々なアイディアをFacebookなどを中心に撒いている。全く反応が無いものもあれば、驚くほど反応があるものもある。その一つ一つにこだわるのではなく、反応があるものを発芽させていけばいいと思っている。

1月8日に投げた「自己組織化する学校」というアイディアには、驚くほどの反応があり、ものすごいエネルギーが渦を巻いて集まってくるのを感じた。「これは、今、始まるんだ」ということが分かった。その投稿はこちら。

不登校が約20万人、引きこもりが6万人いるという状況を教育の歪みだと捉えて、その歪みに溜っているエネルギーを放出させる取り組みをはじめたいと思っています。
 
彼ら・彼女らの多くが、魂の植民地化に対して拒否しているのだと仮定すると、魂の脱植民地化を目指す「対話による自己組織化」によって、エネルギーを放出できないかと考えています。
 
既に確定したものに適応させられるのではなく、自分たちで自己組織化していく学校。
 
オンラインで対話をしながら学ぶ「自己組織化する学校」というものを考えています。
 
昨年の夏から、社会人を対象にして自己組織化の学びをやっていますが、これを、中学生、高校生でやったら、すごいことになるなと思っています。
 
約20万人にリーチして、社会にムーブメントが起こったら、公教育も、受験も、変わらざるを得ないと思いませんか?
 
公教育の中で教育を変えたい人たちと、公教育の外側で教育を変えたい人たちが連携して、構造にゆらぎを起こしていくことができたら、教育が変わると思いませんか?
 
社会的な特権を持たない私たちでも、この方法なら、教育を変える力を生み出すことができます。
 
「学校に行かない」という方法で、社会変革に取り組んでいる子どもたちと一緒に、変革の渦を起こしていきませんか?
 
約20万人を視野に入れているので、広ーーく連携したいです。
 
「自己組織化する学校」のビジョンや、運営方法、連携の方法などは、まだまだ、試作中なので、興味のある方の声を聴きながら、いっしょに考えたいです。
 
興味あるよ、という方、お声がけ下さいね。

コメント欄の熱量をご覧下さい ↓

https://www.facebook.com/masato.tahara/posts/1657825127609120

集まってきたエネルギーを形にするために、「自己組織化する学校・準備グループ」を立ち上げた。180名を超える人が参加して下さり、そこで、Zoomを使って、どんな想いで集まってきたのかを、お互いに聴き合うことをはじめた。

自己組織化する学校・準備グループ ↓

https://www.facebook.com/groups/442371632845588/

ざっくりしたアイディアとしては、こんな感じ。

Zoomの対話が毎日開かれ、そこに、大人も子どもも集って、対話を続けていくところから、土壌生態系を作っていく。そこから生まれた、「やってみたい!」を、周りが協力し合って、次々と試していく。同時に、「こんなサポートがほしい」も、周りが協力し合って実現していく。その中から、オンライン講座や、ゼミなども、自然発生的に立ち上がっていく。フリースクールや、居場所活動や、子ども食堂や、ぷれジョブや、塾や、学校や・・・いろんな場所でも、対話が生まれて、そこで生まれた「やってみたい」や「サポートがほしい」を実現していく。オンラインとリアルとが繋がり、巨大な粘菌のように広がっていく。必要に応じて細胞分裂し、動きやすいサイズで動き回る。いつしか、その生態系が、学校に行くより、学べて楽しい不登校を実現し、「学校に行きたければ行くし、行きたくなければ行かない」というフレキシブルな教育状況を作り出す。そこまで行けば、公教育にもゆらぎが伝わっていく。

自己組織化する学校は、それ自体が、ゆらゆらとゆらぎながら、不確定性を味方につけて自己組織化していく。

不確定性を維持することで、加わってくれている人の想いや、これから加わってくれる人の想いを取り込んでいくことが出来る。


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