見出し画像

独立系研究者ネットワークという新しい研究室のカタチ

独立系研究者という言葉をご存じだろうか?
大学や企業の研究者に所属するのではなく、個人事業主的に自己裁量で研究している人を、独立系研究者(Independent Researcher)という。

デジタルファシリテーション研究所も、田原真人が個人で立ち上げた田原真人研究室も、完全に自己裁量で研究を行っているので、独立系研究者ということになるだろう

しかし、これまでは、独立系研究者として活動することは、なかなか難しかった。研究室にいると、日常的な雑談の中にヒントがたくさんあるし、話しているうちにその分野の文脈が分かってくる。論文へのアクセスも無料なので、興味関心に応じて気軽にダウンロードして斜め読みできる。これらの環境は、研究を行う上で非常に重要なのだが、在野の独立系研究者は、これらの環境を持つことが難しくなり、研究を進めていくのが難しくなる。

また、専門書を読み進める際に、一人で読むのが難しいことが多い。研究室では、同じ専門分野の仲間がいるので、自主ゼミを行い、議論しながら読み進めることができる。しかし、一人だと多くの場合、途中で頓挫する。

生成AIの登場が研究環境を大きく変えた

しかし、昨年、ChatGPTが登場してから、これらの状況が大きく変わった。研究室の雑談の中で見えてくる文脈は、ChatGPTとの対話の中で、より効果的に、よりスピーディーに見えてくる。検索では見つけることができなかった研究キーワードに出会うことができ、自分のリサーチクエスチョンや方法論を明確にすることができる。
 
AIだけじゃなくオンラインの環境も大きい。対面で集まれなくても、Discordで情報共有しながら、テキストやZoomでやり取りしているうちの、様々なアイディアが沸いてくる。

専門書を読む際にも、ChatGPTを読書パートナーにして「AI自主ゼミ」を行うことで、途中で挫折しないで読み終えることが可能になった。意欲が沸いて、専門書を買い込むようになった。

生成AIの登場は、独立系研究者の可能性を、一気に開いているのだ。

独立系研究者ネットワークという新しいカタチ

これまでは、同じ専門分野の研究者が集まって研究室を形成していたが、独立系研究者の可能性が花開いた今、バラバラの分野の独立系研究者がネットワーク化し、多様な観点を共有しながら、自分のテーマを追求するということが可能になるのではないか。むしろ、そのほうが、新しい可能性が生まれていくのではないか。

2023年3月に、未来を予感してスタートした田原真人研究室は、生成AIの登場で様々な「AIリタラシー」を開発して共有し、個別最適と協働の学び&研究を実践している。

2年目の4月、独立系研究者ネットワークという新しい研究室のカタチが、目指すべき方向性なのだということが見えてきた。

関心のある方は、まずは、無料体験にいらしてください。風通しのよい議論空間を体験してください。

田原真人研究室


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?