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ヨーロッパと南米の育成の違い③【個を育てる育成】

こちらの記事は①、②の続きになっています。まだ見てない方はそちらを先にご覧になるとわかりやすくなっています。

アルゼンチンでは、年間を通してリーグ戦がありますが昇格、降格は基本的にありません。(アルゼンチンは毎年ルールが変わります)トップチームがどこに所属しているかによってユース年代がどのようなリーグ戦を戦うかが決まります。

1チーム30名前後でベンチに入れるのは18名のみです。自分も何度かベンチ外になり悔しい思いをしました。
そこで生まれるのがチーム内での競争です。

そしてヨーロッパのようにスカウトされるのを待つのではなくて自分のチームでデビューすることを目指します。

各チームリザーブチームがありリザーブチームはカテゴリー的にはプロ選手として扱われています。リザーブチームは基本的に23歳以下の選手で構成されていてユースの選手はそこを目標にしています。

リザーブチームはその週活躍した選手を選抜していくことが多いのでそこに選ばれるために個人、個人の戦いになるということです。

リザーブチームに定着するには活躍をし続けなければいけないのです。全てのカテゴリーの同じポジションの選手が自分より活躍すればそっちを選ぶので個の競争率が高いと思われます。

そしてなにより個を育てる最大の理由が選手は売り物になるということです。
近年で言うとネイマール、ヴィニシウスジュニオールやラウタロマルティネスなど何十億という移籍金が発生し売却に至るケースがあります。そういった選手が生まれることによってチームが潤うため個を育てることがビジネスになるということです。

こういった理由から自分は南米の育成は【個を育てる育成】と感じました。

以上、異なる文化などから生まれる育成の違いの紹介でした。

次回もお楽しみに!


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