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『Addictive Keys』レビュー 〜とても扱いやすいピアノ音源〜 [vol.009]

普段良く使うソフト・機材簡潔レビューしていきたいと思います。
今回はピアノ音源ソフト、XLN AUDIO『Addictive Keys』の使ってみた感想を紹介します。

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特 徴

・実機モデリング 4タイプのピアノソフト音源
・本格的なマイキングなど、エディットが充実
・CPUの負荷が軽く使いやすい

使ってみた感想

ピアノ音源は各メーカーからたくさん出ていて、「ピアノ音源がほしい」となってもどれが良いのかわからない人がたくさんいると思います。

ピアノは楽曲によって綺麗に響かせたい音、バッキングでほしい音など変わってきます。
今回紹介する『Addictive Keys』はバッキングに使うなら、自信を持っておすすめできます。

人気のプラグインメーカー「XLN AUDIO」のピアノ音源ということで、気になっている人は多いと思います。

『Addictive Keys』は4つのタイプのピアノが入ったバンドルになっています。
すべておすすめですが、ぜんぶは必要ないという方に

「Duo Bundle」(4つ中好みのものを2つ選択)
「Trio Bundle」(4つ中好みのものを3つ選択)

という優しい割引購入もできます。
しかし、もともとそんなに高額ではないので、4つまとめての方が僕はおすすめします。

<Studio Grand>
「Steinway Model D」のモデリングで、見た目通りグランドピアノの音源です。
楽曲の中に入ってもグランドピアノの存在感があり、馴染(なじ)みやすくて、とても使用頻度が高いです。

<Modern Upright>
「YAMAHA U3」のモデリングで、楽曲でピアノのバッキングが欲しいときはとても重宝しています。
弦の音が楽曲に埋もれることなく、とても使い勝手が良いです。

<Mark One>
「Fender Rhodes Mk. 1」のモデリングで、こちらもローズ系の楽曲を作るときにとても使用頻度が高いです。
コードをひとつ弾いただけで、僕の大好きな「ユーミン」の楽曲を連想させてしまう存在感で、遊びで弾くだけでも楽しめます。

<Electric Grand>
「YAMAHA CP-80」のモデリングで、エレピ寄りのピアノです。
ディスコサウンドやファンクなど、ジャンルによって使える音色です。

全タイプ統一して操作性はさすが「XLN AUDIO」といったところで、わかりやすいエディットで細かいところまで音作りができます。

マイクの位置でアンビエンス感や手元の生々しさなど表現が付けれるので、シュミレーション感覚で音作りができて楽しいです。

マイクも実機モデリングのものなど、こだわりが感じられます。

「TUBE M269」
「TUBE M250」
「TUBE T25」
「RIBBON 4038」
「RIBBON 6203」

空間系のエフェクトも付いていますが、僕はマイクの位置で大体のイメージを作ってから、ほかのプラグインをインサートしてリバーブやディレイをかけています。

好きなところ

・激しい楽曲の中でも、ちゃんとピアノ感を残してくれる。
・アップライトピアノがとてもいい。
・エディットがわかりやすく、音作りがスムーズで作業効率アップ。
・CPU負荷も軽い。

気になるところ

・グランドピアノの生っぽさがもう少しかも。

こんな方にオススメ

・楽曲の中にピアノをよく使用する
・ピアノ、エレピなどの音源を持っておきたい

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『レビュー』をもっと詳しく知りたい方はこちら


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