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元書店員が「旅とサッカーのマガジン」の編集長になってかなえたい夢

「サポーターが主役の雑誌を作ってみたい」

長らく温めていた夢の企画をついに打ち明けたのは、2018年5月、神保町の居酒屋でのこと。サッカー好きな人たちが集まった飲み会での一幕でした。その会には版元営業や作家、編集者の方たちが参加しており、私はお酒の力も借りて面識のある出版社のSさんに思いの丈を伝えたのです。

「作れるかもしれませんね。澤野さんが編集長で。」

ニコニコとした表情でSさんが仰るので「あれ、そんなに簡単にできるものなの?」と思いつつも、少しその気になってしまった私。実は「サポーターが主役の雑誌」に寄稿して欲しい執筆者はリストアップしてあり、それを読み上げていったのをよく覚えています。

しかし、雑誌を立ち上げるのは決して簡単なことではありません。出版不況と言われる現在、新しい雑誌を作る余裕はどこの出版社にもそうそうないのです。個人がいくら妄想をふくらませて企画したところで、それを拾ってくれる奇特な方がいる訳もないのでした。「私一人では力が足りない」。分かってはいましたが、改めて身に染みる現実でした。

こうして何一つ進展のないまま時間は過ぎてゆきます。いつしか夢のような雑誌の企画は私の頭の中から抜け落ち、記憶の彼方へと飛び去ってしまいました。そんな中、雑誌の執筆者リストの中にあった一名の作家から、突然のオファーが舞い込んだのです。

「旅とサッカーをテーマにしたnoteの共同マガジンを一緒にやりませんか?」

noteには共同マガジンの機能があります。自分のnoteアカウントに書いた記事をマガジンにシェアすることで、複数のクリエイターで共同のマガジンを作ることができるのです。そしてオファーの内容には非常に魅力的な一文がありました。それは「書籍化を目指す」という目標です。長く書店業界に身を置いていた私は、紙の本や雑誌に強い思い入れがあります。

とはいえ実現性を考えると、いきなり紙はどうしても難しい。でもWEBマガジンであれば、紙媒体の雑誌を立ち上げるより手間もコストもかけずにスタートすることができます。noteで読者を獲得し、マガジンの内容と実績を示した上で出版社に書籍化を提案できるのであれば、それは説得力のある最良のプレゼンになるでしょう。

そして何より声をかけて下さった作家は、サッカーのサポーターの魅力を言語化することに長けた中村慎太郎さん。サッカー本大賞2015を受賞した『サポーターをめぐる冒険 Jリーグを初観戦した結果、思わぬことになった』の著者です。

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中村さんはちょうど3年前、私が企画した「サッカー本のビブリオバトル」というおすすめ本を紹介するイベントにバトラーとして参加していただき、それ以来のお付き合いです。中村さんの著書を読んでその才能に惚れ込んだ私は、ツイッターで中村さんが募集していた飲み会に潜入。ビブリオバトルへ参加してもらうべく何度も熱烈なラブコールを送ったのでした。そういったご縁のあった中村さんですが、まさか雑誌を作ろうというオファーをいただけるとは!!

私としては願ったりかなったりのお誘いだったのですが、中村さんが私に提示したポストは編集長。正直に言えば、一瞬だけ頭の中の黒板に「あなたにできるの?」という文字が浮かびました。ですが基本ポジティブに物事を捉えるように習慣づけていることもあり、黒板に記された不安をサッとふき取り、私は即答しました。

「是非やらせていただきます!!」

それが昨年の11月末のことです。今にして思うと私があの時、迷うことなく返事ができた理由はなんだったのでしょうか。もちろん自分が望んだ企画が目の前に現れたからというのが大きいのですが、実はあと二つほど理由がありました。

一つはこの企画のコアメンバーに名を連ねたもう一人の人物に、円子文佳(まるこふみよし)さんがいらしたこと。私はフットサルを通じて元々交流があり、その人となりを知っていました。非常に知的で冷静。さらに40に近い数の国を旅した行動力と経験値も備え、旅とサッカーへの独自性あふれた考察力を持つ人物。

中村さんと円子さん。異なる魅力と、マガジンを軌道に乗せるにあたって必要な「バズらせる力」を共に持つ二人。この両輪があれば勢いを持ってスタートすることができると、直感的に私は感じました。

そしてもう一つは中村さん、円子さんとフットサルをご一緒した時の「温かな空気感」。私はその空間に居心地の良さを感じていたのを覚えています。未知のミッションに挑戦する不安がある中、新たなチームを立ち上げるにあたって重要なのは「一緒に働きたい人がいる」こと。能力があり、相性もよく、信頼できる仲間とチームで挑戦できるということが、私の決断を強く後押しする理由だったのです。

そこからはあっという間に話が進んでいきました。3人でマガジンのプロジェクトについての骨子を固めたのち、さらにメンバーを加えて話し合いが行われました。

中村さんからの企画提案は多岐に渡りました。コミュニティの設立、イベントの計画。執筆者の選定、後進の育成。プロモーション戦略、動画コンテンツの制作やラジオ企画等。ここまででも相当なボリュームです。

綿密な準備を整えるための膨大なタスクに、気が遠くなる思いでした。マガジンの創刊は2月1日。メンバーそれぞれが本業を抱えながら、1~2ヶ月の期間で準備を進めていかねばなりません。考えること、決めなければならないことは山ほどあり、私たちが使うSlackには皆のやり取りが大量に飛び交いました。

そして、その中でも改めて考えさせられることが一つありました。中村さんは皆にこう問いかけたのです。

「各自、このプロジェクトで達成したい夢を描いて下さい」


夢?
そう、夢です。

私はもうすぐ46歳になります。自分ではあまり言いたくありませんが、くたびれたアラフィフのおじさんです。会社でもプライベートでもこの歳で夢を語る機会に遭遇することなどそうそうありません。夢を語るのは、学生や若者だけの特権であったはずです。おじさんは夢を見なくていい、そう考えるのが現代社会における妥当かつ適切な認識ではないでしょうか?

……などと考えていた時期も確かにありました。

ただ、私の日常には、夢について改めて自分に問い直せる場があったのです。

その場とは、我が家の決して広くはないお風呂場でした。

そしてそれは、小さな賢者たちとの対話から生まれました。小さな賢者たちは、私の人生を考え直すきっかけをいつも投げかけてくれます。

私には、二人の娘がおります。娘たちは、湯舟の中では小さな賢者になります。お風呂場は、普段リビングでは交わされない対話、コミュニケーションが生まれる「社交場」でした。しりとりやなぞなぞなどのゲームを楽しむこともあれば、意地悪なクラスメイトの情報提供、ママへのプレゼントの作戦会議などもひそやかに行われました。

そんな場だからこそ、このような質問も生まれたのかもしれません。

「ねえ、パパの夢ってなあに?」

初めて長女に尋ねられた時は、正直とまどってしまい「パパの歳で夢はないかなぁ」と苦笑まじりに味気のない回答をしてしまいました。でも、この質問は、賢者たちが成長していく中で何度も繰り返されました。ある時は長女が、またある時は次女が「当然、夢あるよね?」という体で質問してきます。

あれ?もしかして娘たちの夢の話は聞きたがるくせに、自分の夢を語れない大人になっている?夢を語るのは恥ずかしいことだと思っていたところは正直ありますが、子供に対して堂々と夢を語れないことはむしろカッコ悪いんじゃないか、ちょっと考え直してみようか……。

娘は、私の話を聞いてもすぐに忘れて同じ質問をします。挽回のチャンスはすぐに訪れました。

「ねえ、パパの夢ってなあに?」

「パパは読書とサッカーが大好きだから、この二つをくっつけるお仕事をしたいな」

私は読書が大好きで、6歳の頃には一人で本屋を訪ね歩き、見たことのない本を探し出すことを趣味にしていました。お目当ては児童書や漫画でしたが、未知なるものを探し出し、偶然の出会いに胸をときめかせ、物語へ没頭する、私にとって「感動」の原体験です。

ある日実家に帰っている時に、妻が私の部屋から小学校一年生の時の文集を見つけてきました。そこには「本屋になりたい」とはっきり書いてあり、驚きと喜びのあまりツイッターで証拠画像を載せてつぶやいてしまいました。

書店員として18年間勤め、書店の現場に出る仕事ではなくなったものの、今も本と親密に関わる日々が続いています。恥ずかしながら読書量も教養の幅も人に誇れるようなものではありません。しかし、三つ子の魂なのか「読書好き」という想いは今も繋がっているようです。

そしてサッカーです。

『キャプテン翼』の影響で、それまでやっていた野球よりもサッカーをする回数が増えてきたのは、小学4年生の頃でした。

一人で駒沢競技場に高校サッカーの準決勝を観戦に行き、そのプレーと熱気に感動したのが、小学5年生の時。清水東 VS四日市中央工と帝京 VS韮崎の対戦カードでした。

中学・高校はサッカー部に所属するも、顧問の先生に「あなたは優しすぎて向いていない」と言われてしまい幽霊部員になってしまいました。

それからは、友人たちと草サッカーを楽しみ、予備校時代、社会人時代もミニサッカーやフットサルをプレーしました。とんでもなく下手くそだったので、一時期嫌いになりかけたのですが、結局戻ってきて今でも時々プレーをしています。

観戦するのも大好きです。高校サッカーから、日本代表、Jリーグ、セリエAと追いかけ、2007年から横浜FCのサポーターになりました。

2015年に横浜FCの魅力をわずかでも発信すべく、横浜市内の図書館で企画展示を始めました。これをきっかけに、先に挙げた「サッカー本のビブリオバトル」「サッカー本の著者のトークイベント」サッカー映画の上映会」「ブラインドサッカーの体験会」などを企画・開催してきました。

さらには「サッカー好き書店員座談会」に元書店員として参加しています。これらの活動のおかげで沢山の方と知り合うことができ、ここ数年はJFLや地域リーグ、大学サッカー、なでしこリーグ、ブラインドサッカーと観戦の幅が広がってきました。

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私のプロフィールには「本とスポーツをつなげることをライフワークに」と書かれています。しかし、よく考えると、これまでどのイベントも常にほぼ一人で行ってきました。そのため、継続性はあれど拡張性に欠けており、参加していただいたゲストの方々にも充分なメリットを提供できたとは思っていません。

これまでの活動を通じて出版とサッカーの関係者の方々とお会いし、多くの刺激をいただきました。そのご恩を、仕事のオファーとして目に見える形でお返しする機会を私はずっと探していたのです。

旅とサッカーのマガジンを刊行することで私がかなえたい夢は、出版とサッカーの業界を盛り上げ、双方の発展に微力ながら貢献することです。

そのためにも、読書とサッカーの様々な魅力を発信していきたい。その一心で、私はこの『OWL magazine』の編集長を拝命しました。

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「サッカーの戦術以外の魅力も伝えたい」

旧国立競技場とともに日本サッカーの歴史を長く見守ってきたペルー料理店、ティアスサナというお店が信濃町にありました。残念ながら昨年末で閉店となりましたが、サッカー好きが集まれるお店として、店長も店名も変わって再びオープンする予定があるそうです。

閉店の前にお店と日本サッカーの歴史を振り返る、佐山一郎さんと千田善さんのトークイベントが行われました。司会の宇都宮徹壱さんがいくつか提言を述べられたのですが、その中で印象に残ったのが「サッカーの戦術以外の魅力」についての話でした。

サッカーの主役は選手であり、多くの注目はピッチ上のプレーに集まります。鮮やかなテクニック、スーパープレー、劇的なゴールなどにまばゆい魅力が凝縮されているのは間違いありません。また華やかなスター選手であれば本人が望まぬピッチ外でのゴシップも豊富に振りまかれ、人々の関心をさらうことでしょう。

そして勝敗に関わる戦術的な話題は、監督同士の頭脳戦を外側から分析して延々と語り合うことのできる、知的な愉しみの格好の材料。近年SNSで最も議論が盛んなジャンルです。

ですが、宇都宮さんは戦術ばかりにファンの興味が集中することに懸念を抱いており、それは戦術的な話が大好きな私も同じ思いでした。

サッカーについてほとんど知識のない人をサッカーの世界に引き込むには、競技の魅力とは異なる視点での関心を集めることも重要です。その大きな魅力の一つが「旅」である、と私たちは結論づけてプロジェクトを練ってきました。

私たちの意図を狙い通りに表現するには、世界と国内を股にかけて旅するサポーターたちの情緒豊かな物語が欠かせません。

サッカーにおける「旅」の物語の主役は、サポーターです。そして、「旅」は仲間を見つけ同志を増やしていくのに適しています。

それぞれの物語が周りを巻き込み、より大きな同志の輪となっていく。私はかねてより、サッカーの魅力を広く世間に向けて発信するためにはサポーターの熱量が重要だと考えていました。

そしてその考えを後押しするような心強い言葉を目にする機会は、確実に増えてきています。

選手が主役の雑誌は巷に多く存在しますが、サポーターが主役の雑誌を私が作りたかったのは、大きなポテンシャルを持つ熱量を今こそ結集すべきと思ったからです。

『OWL magazine』は、サポーターのための共有知でありたい

「旅」を通じて知り合ったサポーターたちが、各々の経験と知見を持ち寄り具体化・抽象化して世の中へ発信し、共有する。その共有知として『OWL magazine』を活用して欲しい。そう願っています。

「旅」は、リアルでもネットであっても構いません。それぞれに価値があります。実際にその土地に足を運ぶことで出会えるもの。景観、グルメ、人との触れ合い、自分と向き合うこと、苦労や失敗といったリアルな体験。

それらがnoteに書き込まれ、別の誰かが読むことで共有できる疑似体験。どちらにも「発見」や「驚き」、そして「感動」があります。

かつて幼い私が、本屋を巡り歩き、縁あって出会った本を読むことで知ることのできた新しい世界。思えばあれはどちらもささやかな「旅」でした。

「本は心の旅路」。私が店頭で18年間、お買い上げいただいた本につけたブックカバーには、そんな言葉が記されていました。魅力あふれる「旅」の記憶を皆さんと共有できたら、こんなに素敵なことはありません。

ですので、書き手については主筆の中村さん、マガジンの主要メンバーだけにとどまらず、魅力あふれる「旅」を綴って下さる執筆者を広く募ります。

「サポーターが主役」のマガジンにするために、同じかもしくは近しい志をもつ仲間を見つけ、活動を広げていかなければなりません。志を理解・共鳴できる方であれば、ぜひ本人の個性を発揮していただきたいです。

私たちにとって耳障りの良い文章ばかりでなく、耳の痛い意見やマイノリティの主張、異なる価値観についての記事も歓迎します。発信したいあなたの「好き」が詰まった文章の、最初の読者に私がなりたいと思います。

そしてついに昨日、私たちは旅立ちの第一歩を踏み出しました。

マガジンが動き出した現在も「自分にできるのか」という不安はいまだ消えません。ですが、このプロジェクトに参加して下さる皆さんと共有したい仕事のイメージが私にはあります。

昨年の12月にJFLの奈良クラブのクリエイティブディレクターに就任された幅允孝(はばよしたか)さん。ブックディレクターとしてショップでの選書や、企業や病院のライブラリー制作等、国内外で活躍されています。様々なジャンルの本に豊富な見識を持ち、プライベートでは熱狂的なアーセナルのサポーターでもあります。

以前に私がいきなりアポをとって突撃訪問し、自分の活動について相談させていただいた時、幅さんは穏やかに仰って下さいました。

「大丈夫ですよ。澤野さん、楽しそうですもん」

私が皆さんと共有したい仕事のイメージは「一緒に楽しんで、やりたいことをやる」こと。

このスタイルで突っ走って参ります。


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ここまで読んで下さった皆さんに深く御礼申し上げます。年甲斐もなく夢や想いを書き綴りましたが、偽らざる私の正直な気持ちです。

ぜひ皆さんと一緒に「旅とサッカー」を心から楽しみ、書いて読んでお話をしたいです!Project OWLのミッションに関心をお持ちでしたら、どういうスタンスでの楽しみ方でも結構です。購読申込をお待ちしております。


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私は普段の仕事で企画書や提案書を書く機会は多いのですが、今回のように所信表明の形で文章を書くことには慣れておりません。この文章を書くにあたり、主筆である中村さんには数多くのアドバイスをいただきました。ちなみに初稿を中村さんに送ってからものの数時間で、真っ赤になった原稿が私の元に戻ってきました。

主だったアドバイスをご紹介します。実際にいただいた指摘を元に私がまとめたものです。

①長い文章には、加速感が必要。前半部分に失速要因が多いので、細かな直しを入れましょう。加速感を妨げるものとしては、以下のようなものがあります。

●「わからない専門用語」 
例えば「ビブリオバトル」。職業柄、私は何の説明もなしに文章に入れてしまったのですが、一般的には全く知られていない固有名詞です。最低限の説明として「おすすめ本を紹介するイベント」と入れました。

●「長すぎる文章」
初稿で書いた文がこちら。『Sさんがニコニコと相槌を打ちながらおっしゃるので「あれ、そんな簡単にできるものなの?」と社交辞令を真に受けてその気になり、iPhoneのメモにあらかじめ記してあった私の妄想による執筆者の候補をつらつらと読み上げていたのを記憶しています。』

何と118文字。長い!長すぎる!!「候補」という単語の前の長大な形容句。意味を分かりづらくするだけです。前半部分には、かなりこの傾向が他にも見られました。後半部分では減っていたので、序盤は私なりに文章を上手く見せようという意識が仇になったのだと思います。

その他にも「もったいぶった表現」や「改行の不足」を指摘され、修正を施しました。

②自信のない、曖昧な表現は避けましょう。読者に読まれるのは、自信を持ってビシッと書いた文章です。

これは、幾つかの文末に「気がします」とか「思います」という表現を使った所がありました。使用を禁じるものではありませんが、主張としてはっきり明示する場面では避けた方が良いとのことでした。

その他にも、的確なアドバイスをいただきましたが、今回はこの辺で。

Project OWLでは、『OWL magazine』に寄稿して下さる方を募るプランがあります。「書き手の発掘や育成」は、Project OWLのミッションの一つとして捉えているのです。(余談ですが、私は「読み手の育成」にも着手したい想いがあります。それはまた別の機会で。)

その際には、必ず中村さんのチェックが入ります。中村さんは「自分の原稿に直しが入ることを嫌がる人は意外と多い」と仰っていました。私自身はむしろ「役得」と捉え、編集が入った原稿に感動すら覚えました。お金を払ってでもお願いしたいクオリティです。そして実際、アドバイスを反映させた自分の原稿は、間違いなく読みやすい文章になりました。

原稿の募集につきましては、詳細が決まり次第、告知致します。

どうぞお楽しみに!

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プロフィールの画像は、私の小さな賢者その2と昨年の2月に撮ったもの。彼女は今月にもう一つ歳を重ねます。また一緒に撮ろうかな。

父娘ともども、よろしくお願いします!

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サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…

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