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冷戦についての講義を受けてたらApple社の半端ないCMに出会った

前回の趣味を見つけたい投稿からあいてしまいましたが、いまだに登山へは行けなく。紅葉がもう少しで終わりだからなんとしてもいきたいところなのですが、2週間前に引いてしまった風邪がなかなか治らず.......空咳が出続ける日々。生姜やハチミツを入れたドリンクを寝る前に飲んでいるんだけどなぁ、そろそろ病院へ行かなきゃな。

大学生活最後の後期を過ごす中で「冷戦後の国際関係」という講義を履修中。
二つの世界大戦後に起きたアメリカを中心とした資本主義陣営、ソ連邦を中心とした社会主義陣営の対立から現代に至るまでの国際関係が講義内容。
先週は独裁者スターリンの死、ソ連邦の解体、スターリン批判について勉強。
すると、先生から冷戦期に執筆されたジョージ・オーウェルの一九八四年が紹介される。小説の内容はスターリン支配の国家での管理社会を描いたものとのこと。(重い内容みたいが、ぜひ読んでみたい)


さらにさらに先生の座学が溢れ出す。1984年に発表されたCMをみんなは知ってるか?先生からの問いに誰も答えることができない。ハニカミながら教えてたくてしょうがない先生が見せてくれたのがなんとApple社のCM。
AppleがMacintoshを世に出した年が1984年であり、その時のCMがこちら。

CMでは巨大モニターに映し出された支配者の演説を同じ服装した聴衆が聞き入るところへ、ランナーの女性がハンマーをモニターに投げ破壊する内容が映し出されている。
正直初見ではこのCMがどんな意味を伝えているのか僕にはわからなかったが、またも先生がニコニコしながら教えてくれた。
1984年にApple社が発表したMacintoshは、当時のテクノロジーのしがらみから人々を解放するコンセプトを持っており、モニターに映る支配者はApple社のライバルであるIBM社。ハンマーをモニターへ投げる女性は人々を解放するヒロイン=Apple社なのだ。
ここまで理解できた瞬間、心がゾワっとワクワクした。
一方で、MacBookを購入したのもデザインがかっこよくて持ち歩きたい思いからで、天才スティーブ・ジョブズが創設したApple社くらいのことしか知らないままでいた自分がなんだか恥ずかしかった。

自社の製品紹介をするありふれたCMを流さず、社会に訴えたいことを伝えるApple社が改めて好きになった。
自分がMacを使う意味を少しばかり持つことができたかな。

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