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ダメな応募用紙を量産しないための5つの方法

【大学内外のプログラムは活用せよ】

大学内外に無数に存在するプログラム。短期・長期留学、奨学金、ボランティア、イベントのスタッフ募集等様々あるが、せっかく大学に入っているなら利用したほうがいいだろう。例えば、短期留学プログラムなどでは、普段会えない人に会えたりと、自力で手配するよりも特典がある場合が多い。そんな魅力的なプログラムだが、必ずと言ってもいいほど応募用紙なるものを書かなければならない。本稿では、個人的な経験に基づき、その応募用紙を上手に書くための5つのポイントを紹介する。

【① 字数はピッタリに揃えるべし】

まずは内容以前に形式の問題がある。応募要項を読むと、例えば「1,000字以内で記入すること」のような形式を指定している場合が少なくない。そのような場合は、「1,000字ピッタリ」がベストなのだ。999字でもダメで、1,001字は尚更ダメだ。相手方が見ているのは、内容以前にこのプログラムに対する本気度である。字数ピッタリに収めるための推敲の過程が、必然と内容を洗練させる。更に、字数制限というのは印刷したときにギリギリ紙面に収まることを想定して課している場合もあるため、ピッタリに収めると見栄えも良くなる。私も、昔は文章の最後に「〜である。(1,000字)」とアピールしたものだ。

【② 個人的なことを書くべし】

例えば、女性の社会進出を学ぶプログラムがあるとして、昨今の女性問題を客観的に述べるようなことに割くスペースは最低限にするべきか、割愛すべきだ。それよりも、女性の社会進出に関連する、自分の過去の経験や将来の進路を雄弁に語るべきだ。あなたの書いた応募用紙を見るのは、その分野に携わってるプロで、数日漬けのgoogle検索の結果から得た知識など、遠の昔から知っている。そんな相手方に専門知識の説明は不要で、それよりもあなた自身と、そのプログラムの密接な関係を示したほうが、断然読み手にとっては面白い。

【③ 必ず過去に参加した先輩の話を聞くべし】

内容を書くにあたって、自分の想定や、ホームページを見るだけでは、プログラムの内容を知るための限界がある。過去に参加した先輩の話を聞けば、具体的な内容がわかる上、その先輩との会話の中で自分が本当にこのプログラムに行きたいのかはっきりとするだろう(行きたくなくなったら、違うプログラムに応募すれば良い)。更に良いのは、応募動機の中に、「〇〇先輩のように〜」と具体的な内容を差し込むと、どれだけこの応募用紙に時間をかけたかが一目瞭然で相手方に伝わる(だからこそ、本当にそのプログラムを充実させた先輩に話を聞くべきだ)。

【④ 担当の方に質問メールを送るべし】

これは、特に競争率の高い場合はやったほうが良い。応募用紙は、試験と違って匿名でないため、応募用紙を読むと思われる相手方に、わざわざ紙面上の印象だけで勝負する必要は全くない。質問メールを送るなり、アポイントを取って直接会いに行くなりして名前を覚えてもらうだけでも、印象がガラッと変わる。本当に行きたいプログラムは、実力でなくても、コネでもいいからとりあえず行くことが大事だ。実力は、そのプログラム中に努力してつければ良い。

【⑤ 嘘でもいいからアクションプランを書くべし】

良くあるのが、最後の締めの文で「このプログラムを通して〇〇を学びたいです。」的な終わり方。そんなの、プログラムを通したら誰でも学べるから、締めに持ってくる必要性は全くない。それよりも、「このプログラムを通して〇〇を学び、プログラム終了後その経験を生かして△△をしたいです。」といった、アクションプランが大事なのだ。それを何となくでも書いておくほうが、採用する側も、よりこの人を選ばざるを得ない気になってくるだろう。

【書いた後は】

書いた後は、必ずそれらを保存しておくようにしよう。応募理由書に書くことなんてどのプログラムも最終的には、少し似通ってくる部分もある。自分の思考の成長の足跡を追うためにも、必ず書いた文章は保存しておこう。以上、簡潔に述べれば、応募用紙を送る前にも戦えるし、応募用紙で戦うなら、形式も内容も洗練させる必要があることを指摘した。多くのプログラムに参加した筆者の立場からも、できるだけ多くの機会に飛び込むことを強く勧める。

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