新卒社会人としての抱負(メモ)

3月31日ということで、最初に考えていたことを忘れないように一応残しておきます。

いよいよ2020年4月1日

明日から社会人としてのキャリアスタートとなった。
新型コロナウイルスの流行を受ける形で入社式は中止。研修も在宅勤務が決まるなど万全とはいえない状況ではあるが、新生活に向けてはポジティブな気持ちが大きい。

ここで1年後・3年後の自分が振り替えられるように、大学生活のふり返りと現時点での将来の目標設定について記すこととする。

過去4年間の目標と達成具合

多くの大学生にとって然り、自分にとっても大学4年間は非常に視座が高まった4年間となった。中高6年間とは打って変わりバックグラウンドの異なる様々な人と交流する機会に恵まれ、その経験は自分の人格に少なくない影響を与えたように思える。

4年間を振り返り、自分の中に共通してあった目標設定をひとことで表せば
無形資産の形成
という言い方になるだろう。
平たく言えば「よりハイスペックになる」ということかもしれない。ほかの人と比べると、行動原理の中に社会人になった時にどれだけコトを成せる人間になれるか、という課題意識は大きかったように思える。

それにしても「無形資産」とはいったい何のことだろうか。MECEとは違うが、自分なりの構成要素を考えると

形成目標とされた無形資産
〇対人コミュニケーション能力
〇交友関係
〇仕事を進める能力
〇金銭獲得能力(ビジネス)
〇金銭獲得能力(投資・投機)

くらいだろう。この中を特に振り返ってみると

〇対人コミュニケーション能力
〇交友関係

の2点については、達成度合いが非常に高いと感じている。

そもそも非常に好戦的な性格、高いプライド、自分なりの高い倫理観に基づく行動基準など、いくつかの要因が重なり対人関係はあまり得意なほうではないし、その性質自体は変わったとも思わない。

しかしながら大学4年間が今までと違ったのは、かかわる人間・コニュニティを自分でコントロールできることだった。そしてその人たちと交流するうちに徐々にではあるが、馬が合う人たちとの間では丸いコミュニケーションをとれるようになったように感じる。
ひとことで言えば「情理を踏まえたコミュニケーション」とでもいえるだろう。今でも時折人の感情を逆なでするような発言がないわけではないだろうが、それでも仲良くしてくれる友人・先輩・後輩には感謝をするしかない。

環境の変化と自分自身の変化により、交友関係にも非常に恵まれた。社会人になれば今までと比べて疎遠になることは間違いないだろうが、それでも今後も仲良くしていきたいと思う。

一方で、残り3つの目標である

〇仕事を進める能力
〇金銭獲得能力(ビジネス)
〇金銭獲得能力(投資・投機)

についても、一定程度の成果は得たように感じられる。

前の2点については、多くの点を(株)ONERでの活動の中で学んだ。学生という身分にかまけて全力を出すことがなかったことについては反省の余地はあるが、少なくとも高校3年のころの自分と比べれば数段ましな状態で社会には出られそうである。

しかしながら反省があるとすれば「〇金銭獲得能力(ビジネス)」については、もう少しやりようがあったような気がする。現時点で自分がビジネスを起こすとしても、今の実力では売上1億/年にすら達しないだろう。
というかまともに成功するのはアフィリエイトと塾経営くらいかもしれない。年収1000万はいくとしても、年収3000万・5000万には現段階では達しない現実に対しては真摯に向き合うほかない。

本来であればONERを抜け、就活もひととおり済んでいた大学3年の秋ごろから新しくインターンをするか、起業をするかといった行動をとるべきだったのかもしれない。
しかしながら大学生による金銭的成功ビジネスの多くが、「SEO関連」「人材紹介関連」に限定されている現状を踏まえれば、致し方がないような気もしている。これについては社会人になってから振り返って考察したい。

一方で「〇金銭獲得能力(投資・投機)」については、一定程度の自信を得られた。20歳を迎えた大学2年ごろから徐々に勉強を始め、最初は国内株式・仮想通貨で痛い目を見ながらも、徐々にレパートリーを増やしている。
今後は海外銘柄を含むETF(上場投資信託)とFX(MT4)がメイン。現在は資金が皆無なのでほとんど動きはないが、4月以降は少量ながら確実に積立をしていく。まずは月5万からWealthnaviと楽天FXに積み立てることとする。
当面は年率10%を目標として、運用はしていくことにする。

新社会人としての目標設定

さて本題である新社会人としての目標設定について書いておこうと思う。
新社会人になるにあたっての目標設定については、少なからず自分の中での迷いがあった。自分で選んだ経営コンサルタントという仕事とはいえ、先行きは不透明だ。その中で出した結論は

新社会人としての目標=労働者から資産家になる
〇35歳までに自己資産1億円(相続されたものを除く)を築く
〇35歳までにパートナーになる

というものである。この目標は当面の仮説でしかないので、すぐに更新されていくように思われる。

大きな目標である「労働者から資産家になる」というのは、

定義(労働者と資産家)
労働者→仕事量に対して報酬が得られる(時給・成果給問わず)
資産家→投資に対して報酬が得られる(キャピタル・インカム問わず)

という定義に基づく。つまり自分自身が労働をしなくとも、十分な収入がある状態を目指すこととした。

なぜこのような目標設定にしたかというと、大切な人・家族を守りたいという欲求が大きいと感じたからである。
大学4年間でわかったことの1つに、「身近な人の役に立ちたい」という欲求が人一倍大きいということがある。特に自分を頼ってくれている人に対しては、何が何でも貢献してあげたいという気持ちはより一層強くなる。(後輩の面倒見がいい、といわれるのはそれが理由だろう)
この自分の欲求を踏まえると、自分は早く結婚をして、守るべきものを作るのが良いのではないかと思うようになった。

そして次に考えたのが「どういう状態であれば、自分は大切な人を守っている、といえるのだろうか」という問いである。
その結論がすなわち「労働者ではなく資産家になる」というものだった。

愛はお金とは関係ない、という声も聞こえてきそうである。しかし例えば住宅ローン8000万を残して自分が病に倒れたら?もしも自分が交通事故で突然死亡したら?
そう考えたときに、「たとえ自分がいなくても、必要最低限の収入が確保されている状態」こそが家族を守っている状態である、という結論に至った。

だからこそ「労働者ではなく資産家として生きる」というのが、大きな目標となっている。

〇35歳までに自己資産1億円(相続されたものを除く)を築く

そして「労働者から資産家になる」という目標設定をブレークダウンしたのが、「〇35歳までに自己資産1億円」という目標である。

この結論に至った理由としては、「1億円を築ければ、年率10%の運用で年間1000万円が担保される」という計算に基づいている。(もちろん実際には税金を考慮する必要がある)
35歳までに、というのは深い意味はないが、コンサルタントとしてキャリアを進めると仮定したときに、35歳までにならばなんとか1億円を貯めることができるのではないかという仮定に基づいている。

コンサルタントは外銀マンとは異なって破格の高収入というわけではない。当然確実な資産運用は求められるだろう。仮説としては手取りの15%~25%を年率15%の運用ができれば、35歳までに1億円の資産が手に入るという計算になる。
現状の僕の投資では年率10%が限界かな、と思っているのでここはより一層の努力をしていく。

※この「自己資産1億円」というのは、相続は含んでいない。現段階で外部要因をあてにするのはよろしくないと思っているので計算外とした。

ただし実際にはひとりっ子、かついとこがいないということがあり、少なくない額の相続が発生することが考えられる。金額をあてにすることはないが、大きな額が舞い込んできたとしてもしっかり御しきれるような力を持っておきたい。

〇35歳までにパートナーになる

キャリアパスについてもよくよく考えた。コンサルタントになりたかった理由やコンサルタントとして身につけられるであろう能力を鑑みた結果、

ゆくゆくは自分で会社を興して、ビジネスをやっていきたい

という思いが根底にあることにわかった。これは単純に金もうけがしたい、というよりはどちらかというと、サラリーマンという時間と会社に縛られた生活ではなく、自由に時間と交流する人を選べる環境に身を置きたいという欲求からくるものだと気づいた。

大学4年間を通じて痛感したことではあるが、どんなにコミュニケーション能力が改善したとはいえ、根本的に人の好き嫌いが激しい&万人とうまくやっていくのが苦手というのが事実である。
だからこそ自分で時間と付き合う人をコントロールできる環境こそ、自分が最も生き生きと働き、家族に対しても余裕のある姿勢で接するためには必要であると考えた。

その一方で、自分がストレス耐性に乏しいのも事実。「実力が伴わない状態であっても起業して、必死で努力する」というリスクのとり方は、相性が悪いだろう。そこでまずは経営コンサルタントとして確固たる地位を築き、圧倒的に市場価値を高めておくことで、「確実な起業」を目指したい。
※果たして35歳パートナーであれば確実な起業ができるのか、確実な起業とはなにか、ここら辺についても今後考えていく必要がある。

当然35歳までにパートナーになるためには並々ならぬ努力が必要であろう。昇進の目安は

昇進の目安
アソシエイト:1年目春~2年目春(優秀者のみ特例で1年、通常1.5年で昇進)
コンサルタント:2年目春~3年目春
シニアコンサルタント:3年目春~6年目春(通算5年でマネージャーに)
マネージャー:6年目春~7年目秋
シニアマネージャー:7年目秋~9年目秋(通算8.5年でディレクターに)
ディレクター:9年目秋~11年目春
シニアディレクター:11年目春~13年目春
パートナー:13年目春~

くらいになろうか。実際に文字にしてみると、遅くとも2年に一度は昇進することが求められそうである。気合を入れていこう。
まずは1年でコンサルタントになるところからが勝負である。

余談~最後の1年の休暇~

余談にはなるが最後に大学4年生の時を振り返っておく。大学4年生は一つの単位も修得せずに家に引きこもっていた。実際の日取りでいえば、2019年2月~2020年3月である。
この期間は自分にとって非常に有意義であったと考えている。自分の幸せについて考えるきっかけとなったからである。

暇人生活が始まって最初の4,5か月は非常に苦労した。とりあえず意識高いことをして「有意義な時間を過ごすこと」を求めていた。今思えばあれこそが「時間をコントロールできずに、時間に追われている」状態だったのだと思う。

「何か有意義なことをしなければいけない」という衝動は、恵まれた環境で生まれ育ち、進学校から東大、外コンというエリート街道を走ってきたことも大きく影響しているように感じる。
しかしどんなに成長したとしても、成長には限界がない。結局時間に追われて有意義な時間を過ごそうとしても、満足できることはないことを大学4年生にして初めて実感した。

つまるところ、まずは現状を肯定してある程度満足する、ということも幸せに生きるための必要条件なのではないか。最近はそのように考えている。
現状を肯定してあげた結果、ゲームしかしてないのは少しバカっぽいなとおもいつつ…

これから新社会人として様々な努力をしていく中では、向上心を持ちつつも現状に満足感を覚えるというある種のパラドックスに向き合っていくことが求められているのだろう。

…とにもかくにも社会人になる以上はまずは結果を残すこと。
圧倒的試行。行動が先に立ち、考えるのはあとで。それくらいの意識で明日からの仕事に取り組みます。

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