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ブランディング・広報という『合気道』

合気道は、合理的な体の運用により体格体力に関係なく「小よく大を制する」※1
ブランディング・広報もまたより大きいライバルの力、外の力、タイミングの力を活用しなくては、今の時代は何の力も影響力を生み出すことはできません。
なんとなく最近、合気道っぽいなと思っていたことから、この記事を書いてみました。
※1文章と写真(植芝盛平氏)はwikipediaからの引用です。(CC 表示-継承 4.0

■まず、合気道とは

「合気道」とは「天地の“気”に合する道」。技の稽古を通して心身を練成し、自然との調和、世界平和への貢献を行う等を主な理念とし、欧米では、動く禅と言われることもある、とのこと。

私がもともとなんとなく知っていたところでいうと、とても小さな人や年配の方が、大男を投げ飛ばしているところで、相手の力を活用するというところだったのですが、護身術というだけではなく、相手を傷つけず、場を収め、平和をもたらすという理念があったようですね。

これはますますブランディング・広報の重要な部分と似ていると考えられます。

合気道の手合わせのプロセスとしては、『結び・導き・崩し』があり、
①結び
脱力することで、自分の動きや重さなどのアドバンテージをフルに活用し、他の力と接触。
②導き
ベストな状態で他の力と接触し、さらに自分にとって良い方向に力を流し込み、自分の力へと転化する
③崩し
最長の力、限られた力で、大きなものを制する
そしてそれらの先には、平和的解決がある。

とのこと。これをブランディング・広報に当てはめてみると下記のような感じでしょうか?

■合気道とブランディング・広報

でここで、私の考えるブランディング・広報とは、すべてが合気道と似ているわけではないのですが、大事な部分の多くが似ているなと思います。

前提としては、少なくても国内の大企業、スタートアップなどのあらゆるサービスは、基本的に右肩に上がることを目的としていて、単純な自分の力(人、資本など)では解決が難しい、なんらかのハードルを持ち続ける構造となると思います。
力技のみでは解決できなくなる課題に対して、アイディアやロジックを超える情熱などを加えて、問題の解消や逆転を狙っていくものだと思います。

つまり、
①ブランディングにおける結び
事業を表現するブランディング・広報は常に他の情報や力にさらされており、その外的要因、力を冷静に読む。それは、世界経済であり、他社の商品発表であり、ビジネスニュースであり、twitter上のBUZZワードでもあるのかもしれません。

②ブランディングにおける導き
様々な外的要因の力を借りなければ、全てのマーケティングコストなどを支払わなくてはなりません(つまり、札束で叩く、力ずくで投げ倒すなど)。しかし、デジタルがあり、様々な活動が乱立する今、少なくても国内のサービスの全ては力技で攻め切るというのはなかなか難しそうです。
そのために、機を見る、力を借りる工夫がマストという感じでしょうか。

③ブランディングにおける崩し
どのような外的要因にもそれぞれ御作法があると思います。
合気道は相手が人体ですので、どこを押せば崩せるのか、考えながらやるのかもしれませんが、ブランディング・広報の場合は、実施する施策によって異なるでしょう。twitterであれば、バズワードなどに『らしく』のっかることなどがいわゆるルールなのでしょう。

しかしここで大きな合気道とブランディング・広報の差がある部分があると思います。

■ブランドの根源は自分の中から

このトピックこそ大切なのかもしれませんが、ブランド活動の根幹とも考えられます。
合気道は武道であり、護身を通した世界平和を目的とするとありますが、
ブランドや広報はそれぞれ核が異なります。
ブランディングも合気を使うとして、なんのために、どの力を活用するのか?ということです。

そこでやはり根源・原点にたちかえれば、
『なんのためにビジネスのような活動を行い何を発信すると自分たちらしいと言えるのか?』

こればかりは、合気道から学ぶのではなく、自分の中から見つける必要がありそうです。

ということで、なんとなく歩いていたら思いついたトピックをnote化してみました。どう感じましたか?
では、また:)

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はげみになりますー:)
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石坂昌也 /ブランドデザイナー

合同会社Design and Management/ CEO。OSAP,ASAC & EYメンター。世界人材サービスworld-hr.com作りました。アジアで活動。元JWT上海、DDBシンガポール、電通、DeNAなど。カンヌ金獅子受賞者。連絡:hello@d-2-m.comまで

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