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遅ればせながら、Design in Tech Report 2018読んでみました。

そもそも視点が違うと思いました。いいとか悪いとかではありません
ほぼ学者、経営者、雇用者の視点が違うというようなものです。
何がいいわけでも悪いわけでもなく、社会には皆必要です。
※すみません。2019版は調べて読んでみます。もうでてるかも、、

これはやはりデザイナーとしては読んでおくべきだと思います。
デザイナーが経済の流れを知り、テクノロジーの流れを知り、自分の考え方を一気にあげる(アップデートする)のではなく、浸透させる準備運動のようなものとしては、最適な文章の一つではないかと思います。

経済の予測をデザイン研究者の視点で書かれているため、なんとなく親のある言葉もたくさんあります。

オススメしたいのは、日本語版を読んでから、英語版もじっくり読んでみることです。難しいと思う人も多いと思いますが、それはあなたのせいではなく、単純に新しい知識を入れる最中であり、デザインの話だと思わない方が読めるかと思います。

日本語版(<、>のキーでページを動かします)
https://johnmaeda.github.io/index.html#1

英語版
https://www.slideshare.net/johnmaeda/design-in-tech-report-2018
英語勉強してるなら一週間ぐらいの読み教材として使ってもいいかも
華麗な人がどのような単語を選ぶのか、それもまた結構レアな学習教材となります。

私なりのオーバービュー

まず、デザイン、デザイン会社の価値を買収の数、買った会社の例に出し、その価値をデザイナー以外にもインパクトがあるように伝えており、他の業界からも評価される納得の書き方で見習いたいです。

全体の流れはなんというか、少なくても私は違和感はないですし、ほんとその名の通り、レポート(報告)としてみるのが正しいかなと思います。

ただ、では明日からインクルーシブデザインと言い換えてみよう、やってみようというのはなかなか難しいかなと。
そもそもユニバーサルデザインとの差が何か、ユニバーサルデザインが十分な導入、認知が広がっていない中で、インクルーシブデザインの導入を強く押せる理由は何か?となりそうです。
inclusive design とgoogleに入れるだけで、example(作例は?) などが候補
として出てきます。これは、古くからあるDesign Thinkingを入れてみても、でできます

『みな、何が何だかわからないし、すごいなら実例を、結果の変異を見せて欲しい』のです。当たり前のことだと思います。


結果は、いくつものデザインを作り、客が使い、本当に合理的かみるまではどうしても時間がかかります。デザインの強みとは本来、多くの人に伝えられるか?であり、古い言葉が浸透していないところで新しい言葉のむやみな送り出しは、危険とも思います。


冒頭にも書いた通り、この文章はいわゆる大多数のデザイナーの視点より高く書かれています。いいとか悪いとかではないです。

このレポートから託されているのは、『多数のデザイナーなりの課題と解決』。
大枠で正しそうでもそれが正しいか決めるのは、検証が必要で、それは多くの人が必要です。
デザイナーとしての構え方としては、これらの情報を知った上で、それぞれの専門デザイナーが自分の技術や美学に基づいて消化し、ベストプラクティスを
作ってみる。それは一人か二人でなく、たくさんの人がやって成立します。アンケートは一人に聞いても客観性に欠けるのと一緒だと思います・

まとめると、
これはデザインに詳しい学者が書いたぐらいに捉え、必ず日本語と英語で読むことをおすすめ。心に留めつつ、自分の持つ専門・美学を大切に、これらがなんだったのか試してみる、発表してみるぐらいが良さそう

って感じです。
皆さんはど感じましたか?
では:)