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基本指導項目一部公開

以下は一部のみ公開します。枡野書店イラストレーション教室では以下の考えをベースにアマチュアで絵を楽しみたい方からプロ志望、絵本画、短歌絵など様々なご要望にお応えし、毎回役五名様前後の少人数で個人個人に課題、講義、講評、または私が実践してご指導させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

【参考資料】一部公開 *実際にはこの倍以上の基本項目、裏項目、安西水丸師からの教え約50項目他、加筆しています。ご参加の場合は全て閲覧頂けます。

以下は私が安西水丸ゼミの学生時代以来20年間イラストレーションを続けたなかで現在大切なこととして考えているポイントです。これはイラストレーターによって異なる場合もあり、一概に誰もがあてはまるとは限りませんが、「枡野書店イラストレーション教室」では疑問点や質問に対して中にはWEBでは公表できない具体例なども上げつつ考えをお伝えできればと思っています。任意で結構ですが可能であればプリントアウトして質疑応答に使える部分をチェックして置いてください。または気になる部分をメールで頂いても大丈夫です。当日解説させていただきます。

イラストレーションメモ 一部公開

【イラストレーションの基本的な考え方】
●イラストレーションは人に伝えるための絵
●イラストレーションはルールに縛られないで自由に描ける
●古代文字や壁画からもイラストレーションを学べる
●「おしゃれ」はマンネリ化に繋がる
●「味わい」はうるさくならないように
●イラストレーションは上手さに感動させるのが目的ではない
●イラストレーションは想像の力を借りて完成するものがあっていい
●”アート性””抽象性”はイラストレーションから離れる場合がある 
●イラストレーションは技術以上に観察力が大切
●同様に技術以上にアイデア(切り口)が大切
●イラストレーションはその時代を描いている部分も必要
●”まねる”ことから入っていい
●デッサンはあまり関係ない

【イラストレーションの描き方】
画材
●紙を選ぶ 紙はキメの細かさ、厚さ 水分吸収性、白の色味で選ぶ
●線を選ぶ 太さ、強さ、滑り、色、着彩との関係性 耐水性か水溶性か
●着彩をどうするか 色鉛筆 水彩 インク 顔彩 コンピュータなど
●紙との関わり 水張り ペラ ボード
●紙以外 木 プラスチック 金属類 その他
環境
●描きやすい部屋を作る
●描きやすい机を選ぶ
●描くときにかける音楽を選ぶ
●描く場所 家の外にもアイデア、スケッチを描く場所をつくる
描くときの考え方
●モチーフの寸法にこだわりすぎない
●画像の場合は自分の視点に置き換える
●思い切りの良さ 直感で描く
●線は速くならないように
●毎回新鮮な気持ちで描く
●明るい色から塗る
●手慣れた絵はつまらない 
●モチーフを直視する (感覚として)斜めから見ない 斜めからみるとアートになり、閉じた世界観になる場合があるから
●線画を描く 線のみで
●音楽を描く
●食べ物を描く
●生き物を描く
●景色を描く
●植物を描く
●人間を描く
●イメージを描く
●モノを描く 大きなモノ 小さなモノ
●イラストレーションマップを描く
●描き文字を書く
●文章に絵を描く
●描き足りないより描きすぎの方が良くない
●沢山描きすぎれば”上手く見える”が本質としては埋没する
●実物を見て描くことにこだわる必要はない
●自分の得意なモチーフを持つ
●着彩は線を活かしも殺しもする
●構図で悩むこと

【生活内でのイラストレーション】
●散歩をする。散歩の仕方、考え方をもつ
●人との関わり方 距離感を掴み、嫌いな人をよく観察する

【仕事としてのイラストレーション】
●原画サイズ(縮小 拡大の変化が一つの個性にもなる
●描きたいジャンルを考える
●他のイラストレーターを知る
●画風を捨てることも必要
●描かない理由を作る 疲れた時、飲む時 など
●色気を感じる絵を描けるように 風景でもモノでも
●どんなデザイナーでも扱える絵を描く
●どんな編集者でも分かる絵を描く
●提案時にあえて没になる絵も用意する
●周りにいる素人の意見を聞く
●下手から逃げない うまくなろうとするより描ける絵を探す
●下手は個性 崩れや歪みに逆らわないで活かして
●文章の裏をとる 裏まで読み 解釈してあえて描かないことも
●構図次第でだれでもイラストレーターになれるが、底は浅い
●デザイン次第でだれでもイラストレーターになれるが、底は浅い
●模倣や知識でもイラストレーターになれるが浅い
●デザインや構図の枠外に広がる絵を描く
●絵に文章をつける
●ネガティブな文章はネガティブから逃げずに良いところをだれも傷付かないように描く
●納品した絵は必ず良いと信じる
●最も重要なのは絵を見る目を養うこと
●仕上がりを見つめる時何人かの自分を持つ
●編集者の意見が正しいことも多い
●編集者の意見に従う場合もプラスαを
●交流は行かないというのも一つの個性
●WEBの媒体は活かしたいが、以下は注意 迷うなら出さない ネガティブ発言をしない 他人へ意見しない 愚痴らない 愛想を振りまかない

【イラストレーションの見せ方】
●個展は疲弊するもの
●コンペは審査員や条件で選ぶ
●コンペを選んでだす
●コンペは一つ入選すると(他のコンペにも)入選する可能性がある
●コンペは大賞を取らなくていい
●コンペは入賞しても何も起こらないから期待せず(というくらいのリラックスした気持ちで)
●コンペは練習試合
●有名イラストレーターの言葉が正しいとは限らない
●コンペの審査が正しいとは限らない
●今回はこの予算だが今後埋め合わせを、という相手は信じない (逆に言えば受けると決めたなら一期一会の気持ちで仕事をし、過剰に期待しない)

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