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R&D・イノベーション・インキュベーション組織立ち上げに関する考察等


ここ数年断続的に、R&D組織 および イノベーションやインキュベーション組織の立ち上げや運営に関するアドバイスを、色々な会社さんや知り合いの方から求められることが続きまして、まずは DXという大きな全社変革のトレンド、そして実際にAI/Deep Learning の技術の進展が進み、新しいフェーズに入っていること、Blockchain の技術の社会実装が様々試行されていること、今後の5G 整備・展開によって画像認識音声認識・高画質な映像配信を伴うAR/VR/MR 等、今までにないビジネスアプリケーションが期待されていること、MaaS による次なるモビリティへのステップが目に見えてきたこと、等など、同時多発的に起きている革新の波と関係しているのではないかと思うのですが、そういう中、R&D組織およびイノベーション組織ブームがまたまた再度到来しているのかと感じていて興味深いです。

 私が管轄していた楽天技術研究所の運営や研究者の評価に関することについては、3年前に、ハンズラボの代表取締役社長(当時) 長谷川秀樹さんに、お声がけいただいてやりました以下対談においても述べましたので、ご参考にいただける範囲はあるかと思うのですが、


 しかし、現在は、このような新しい革新に挑戦しようという組織の立ち上げ、運営はそう簡単にはいかず、更に問題がダイナミックになってきた気はします。こちらで述べた通り、様々な組織とのコラボレーション、特にはスタートアップとのコラボレーションをどう吸収していくかが肝かなと思います。



2018年、企業研究所カンファレンス CCSE 2018 にて、インターネット企業の研究所を10年以上リードし成長させてきた経験について語って欲しいと基調講演の機会をいただきました。個々の研究開発プロジェクトはどのようにあるべきか、そして、企業研究所はどうあるべきかについて、お話させていただきました。以下がその際の資料で、

資料内でも触れている、BEAMS Japan さんとのコラボ案件がこちら。デジタルサイネージサービスに対して我々が持つコンセプト WallSHOPについても紹介されています。


以下が講演をまとめていただいた記事です。(スタートアップとのコラボの部分は割愛されてますが。)


また、先日、メルカリR4D マネージャーの高橋さんと、企業研究所、企業研究者のあり方について対談しています。


やはり一筋縄にはいかないテーマです。それぞれのお問い合わせには個別に議論させていただき、ご回答差し上げていて、今後もご質問はお受けしますのでぜひディスカッションをして波状的に革新を起こす組織をどんどん増やし、日本を、世の中に、活性化していければと思います。

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