アメリカン・アニマルズ

『普通の大学生が起こした
   普通じゃない強盗事件』

「『アメリカン・アニマルズ』は、実際に発生した時価12億円のヴィンテージ本を狙った前代未聞の強盗事件に臨んだ4人の大学生を描くストーリー。」

2018年のサンダンス映画祭でワールドプレミアとなった本作が、5月17日(金)から、やっと日本で公開されるようです。

監督はドキュメンタリー映画『The Imposter』(2012)で知られるBart Layton(バート・レイトン)。そして主人公である4人の大学生達を演じるのは、エヴァン・ピーターズ、バリー・コーガン、ブレイク・ジェナー、ジャレッド・アブラハムソンの若手俳優たち。さらに犯罪を起こした人たちが作品に登場しているということで、アメリカなどでは話題となりました。ちょうど僕が去年5月にアメリカに行ったタイミングで、人づてにまあまあ面白い映画だよーと聞いていたので、国外でチャンスを見つけて観てみました。

退屈な大学生活にうんざりしていたウォーレンとスペンサーが他の2人を焚き付けて、上の紹介にある通り図書館にある貴重な本を盗む計画を立てる訳です。それで4人は綿密に準備をし、老人姿に変装して強盗に入るものの…という内容。

決して、『オーシャンズ11』みたいな、華麗かつスマートな強盗の話ではありません。そういうグラマラスでセクシーな盗みも好きだけど、この映画はどちらかというと、自分たちは特別だと信じて何かすごいことをやろうとするけど、結局は凡人だった、というタイプの話。そういう若者達の心理描写が、キャラクターによく寄り添って描かれている映画も、決して嫌いではありません。

ブレイク・ジェナーは『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』という青春映画(リンクレイター監督による、あの『6才のボクが、大人になるまで。』の次の作品。)に出ていたのを見て、なんか良い俳優だなーと思っていたのですが、今回はあのときとは雰囲気がちょっと変わりましたね。

もう一捻り欲しかったなと思いつつ、最近はプロットが複雑な映画もいろいろ出ていて、昔の映画はシンプルで素晴らしい、なんて言っていることもあり、かたや比較的シンプルなプロットの映画が出たときには、もっと複雑に、と思ってしまうなんて、ただのわがままでしょうかね。

以下は予告編です。

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