Fall 17 Recap

前回の投稿から2ヶ月以上もあいてしまいましたが、その間に映画業界ではいろいろなことがおきました。

1.ヴェネツィア国際映画祭、テルライド映画祭、トロント国際映画祭の映画祭シリーズ。Guillermo Del Toro監督の『The Shape of Water』、ロシア人監督アンドレイ・ズヴィギャンツェフによる『Loveless』あたりが注目を集めました。この3つの映画祭については、Real Sound映画部さんのサイトに記事を載せていただきましたので、興味のある方はこちらのリンクからどうぞ。

2.Harvey Weinstein氏の30年に渡るセクシャルハラスメントに関する数多くの被害者からの告発と、他の映画製作者たちへの飛び火。これは今でも加害者も被害者も新しい名前が続々と挙がってきています。そしてそれに伴ってFacebook上で広まった#Metooの動きも含め、ハラスメントについてもう一度見つめ直そうという動きは、ハリウッド意外にも広まっています。ワインステインの一件についても、Real Soundさんに記事を載せていただきました。こちらから見れます。


3. 『ブレードランナー 2049』公開!ライアン・ゴズリングとハリソン・フォード出演、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による1982年公開『ブレードランナー』の続編です。日本でも今週末から公開されましたが、まだ見てません。近日中にみたいと思います。予算が1.5億ドルで、現時点でのワールドワイドの興行収入2.234億ドル(アメリカ国内約8139万ドル、アメリカ国外1.420億ドル)というのは、このフランチャイズのもつ知名度、タレント、それに予算を考えると、必ずしも良い数字ではないです。海外の批評記事の中には、内容についてもあまりポジティブな内容ではないものもありましたが、いくつかの記事で書いていた通り、この映画はやはりあくまでもカルト的なレベルで崇拝されるべき作品なのかもしれません。


4.東京国際映画際が開幕中。筆者もオープニングパーティにお邪魔したり、フィリピンのブリランテ・メンドーサ監督によるマスタークラスなどに顔を出してきました。それから内田英治監督による『神と人との間』、トロントで観客賞を受賞した『スリービルボード(Three Billboards Outside Ebbing, Missouri)』も観るのをすごく楽しみにしています。また、海外から来ているフィルムメーカーや業界の人と会う良い機会です。


5.『Stranger Things』シーズン2公開!Netflixの人気シリーズのシーズン2が先日世界同時に公開になりました。昨日エピソード2を見終わったところです。ウィルがもとの世界に戻って来たけれど、簡単なきっかけで裏の世界に落ちてしまうことに悩まされ続ける姿が描かれています。合わせて、新しいキャラクターMaxと、前シーズンからの続きでBarbのストーリーラインが少しずつ進んでいます。もちろんElevenのプロットもありますが、彼女はシーズン1よりも髪の毛が伸びています。

秋のrecapはこんな感じでしょうか。