昨日の練習 7月15日

昨日は練習のためにブリュッセルのMaeneに行きました。

ここはピアノの販売から調律までを行っている会社なのですが、小さなコンサートホールとリハーサル室を時間単位で個人練習にも貸し出していて、大人でも一時間あたりたった€6で(学生料金はさらに安い)グランドピアノを使わせてもらえるので、この一年非常に重宝していました。ブリュッセルにはこういう場所がいくつかあり、一方でピアノを持たない一般人が時間単位で借りられる場所がほぼないストックホルムと違い、すごくありがたいのです。

そこで、昨日「今何を弾いているか」の記事で書いた曲を一通り弾いてみました。自宅にあるのが安い電子ピアノなので、タッチや響きがかなり違います。

特にエチュードは、家ではそこそこ弾けていたはずのフレーズが全然弾けなくて、少し愕然としました。タッチの浅さは昔から指摘されていたことでしたが、たぶん家のピアノはあくまでも参考程度にとらえ、ちゃんと鍵盤の底を感じるようにしながら、じっくり弾き込んでいくしかないのかなと思います。

最近譜読みを始めたプレリュードの28-1、2、5はゆっくりながら、良いところと悪いところがくっきりとわかったので、収穫がありました。『雨だれ』はもう譜読みの段階ではないので、楽しんで弾けました。あまりに有名すぎてちょっと距離を置いていたのですが、今更ながらその深みに少しだけ触れられた気がしました。

『幻想ポロネーズ』は自分が考えていたよりもよく弾けてると思いましたが、ペダルの使い方の確認と、三度の和音の練習をもっとみっちりやらないといけなそうです。

あとそもそもポロネーズのリズムはこう弾いていいのか、という疑問。ショパンのポロネーズは、昔1番と3番は先生のレッスンを受けたのですが、その時の記憶だとあまりリズムに関してそこまで厳しく鍛え直されたりはしなかったはずだけれど、おいおい鍛えていきましょう、みたいなことだった気も。ポロネーズそのものについての勉強をすることにします。

ところで、ちょうど先日終わったチャイコフスキーコンクールの二次予選でKonstantin Khachikyanというロシアのピアニストがこの曲を弾いていました。

多少意見が分かれる演奏かもしれませんが、クライマックスの左手のオクターブを自在に弾いているところや、13:32でパッと花開くところなど、僕は好きでした。言ってしまえばかなり憂鬱な曲ですが、けっこうマッチョなところもあって、力と集中力が必須です。ただ美しいだけではなく、鬼気迫る少し毒のある演奏を目指したいところです。