理念づくり〜子どもたちのへのコミットメント〜

こんにちは。masaYMTです。今回は、

理念をどうやって描いていったん?

のように前号より「もうちょっと詳しく」書きたいと思います。
※「仲間づくり」の要素も含まれていまーす!

こうすればいい!

私がやった流れは、こんな感じです。

1.一度、立ち止まる
2.一歩引いて考える
3.違うジャンルの人たちと出会う
4.心技体で大切にしたいこと
5.仲間(できたらスタッフ)としゃべる
6.文書に起こす

それぞれについて、説明したいと思います。

0.実は難しい理念づくり

私は、大きく分けて、3パターンあると思います。

①新しくチームを立ち上げるとき、既存チームを「完全に」引き継ぐときの理念づくり
②既存チームをサブで支援するときの理念づくり
③これまでの方針(あえて理念といいません)を一新する理念づくり

①新たな出発が予想されます。新規にしても、既存にしても外圧(新規なら他の団体など、既存なら伝統とか・・・)がすごいと思いますが、自分の考えは表現しやすいのかな?すみません。私はやったことがないので、はっきりしたことは言えません。

②これは大変難しいと思います。なんせ、ヘッドコーチが他にいて、その方がカチコチマインドセット(下の本を参考にしてください)だったら、、、

③同じ人間(代表)が新しく理念をつくります。大和クラブは、これでした。

いずれにしても、新しく何かをするというのは、パワーのいることです。しかも、これまでの自分やチームを変えるとなると・・・

1.立ち止まって考える

私がチームを立ち上げたのは、先生を始めてすぐのことでした。始めた当初は、私自身が全国大会や近畿大会に出場した経験があったので、その「勝利」の味を選手や保護者に味わってほしかったのです。教育哲学者の苫野一徳さんのいう「一般化のワナ」(下の本を参考にしてください)にガチっと、はまっていました。簡単に言うと、「自分の経験が他の人にも広く当てはまる」という幻想を抱いていました。

チームもうまく回りません。効果的な指導といっても怒鳴るだけ。当時の選手たちは口を揃えて「めっちゃこわかった」と。もちろん、一生懸命にしていたので、保護者も選手も一定の評価をしてくれていました。私自身も「一生懸命にやったんだ」という自負もありました。だから、

「勝って全国大会にでて、子どもたちに勝利の喜びを!」という方針は、間違っていないと信じていました。

でも少し、立ち止まって考えると、そこに向かう途中に、チームや競技自体を辞めてしまった選手がいたり、チーム内でもトラブルが絶えなかったり・・・

これって「ジュニアスポーツ」として、ほんとに健全なのだろうか。

2.一歩引いて

私が立ち止まるきっかけになったのは、前号で書いたのですが、チームが負けてしまったことでした。

そのタイミングで、仕事の転勤、結婚などのイベントも重なりました。

一歩引いてチームと関わらざるを得なくなったのです。

そうすると、今まで当たり前と感じていたことに、疑問が出てきました。

なんのために教えてるんだろう

それが、私の第一歩でした。

そこから、あの桜宮高校の凄惨な事件があり、私はドキッとしたのを覚えています。

あの事件について、もっと知りたい。
あのような事件が二度と起きないように自分には何ができるんだろう。

その思いで島沢優子さん「桜宮高校バスケ部体罰事件の真実」を読みました。

そして、池上正さんについての記述から、実際に会いに行き、藤代圭一さんとつながりました。

3.違うジャンルの人たちと出会う

私は教員、社会体育のバスケットのコーチという立場で子どもたちと関わっています。

教員の仲間やバスケットの仲間だけでは、同じ世界をグルグルと回るだけで、煮詰まることがあります。

そんな時に、別のジャンルの方と関わることをオススメします。

たとえば、私は企業の主催するセミナーに参加しました。そこでは、教員やスポーツ指導者以外の子どもに関わる人がたくさんいて、「あーナルホド」という気づきがたくさん生まれました。

池上正さんや藤代圭一さんも、サッカーの指導者をされていました。

違うジャンルでも、やっぱり共通項があるんですね。

「子どもが主体的になるには」

ここがみんなこだわっていたんですね。

4.心技体で大切にしたいこと

これは、理念づくりにはかなり大切な部分だと思っています。

私の身近な尊敬する指導者は、「技」にこだわり、めちゃくちゃすごくて「はぁーナルホド!!!」とため息が止まりません。

そう考えると、これもまた理念の一つだと思うんです。

うちは、「心」を育てて主体的に学んでいってほしいと考えました。

なぜなら、「好きこそ物の上手なれ」という言葉にあるように、大和ではプロ選手を育てることを目標としていません。だから、運動をしていてよかったなーと感じてもらえるといいなぁ。と考えました。

5.仲間としゃべる

ここからがチーム内でのことです。

チーム関係者とひたすら喋りましょう。

練習前後、呑みの場などでアウトプットすることがいいと思います。

「言霊」のように、口に出した、宣言したことは、本当になっていきます。

「〜なチームになったら最高やん!どう?」
「もっとこうしていきたいですねー」

などなど、一人でやるんじゃなくて、アウトプットすると周りにも伝わっていくかも。

6.文書に起こす

私の場合、とてもラッキーだったんですが、好き放題チームで喋ってたら、保護者の方が「こんな感じですか?」と文書に起こしてくださったんです。

それが、大和ホームページにあるやつです。 少し長いですが引用します。

大和は子どもが主役
奈良県 大和郡山で活動するミニバスケットボールクラブ大和では、人としての成長という長期的視野に立って「子どもが主役」を合言葉に、自主性を尊重し、楽しくバスケをしています。
子ども達が主体的に選択、決断できることを最も尊重しています。

ゲームに勝つのは嬉しいけれど、勝つことが目的ではありません。
子ども達が目を輝かせて練習に行きたい!プレーするのが楽しい!と言ってくれる環境を目指しています。
子ども達が中学、高校とスポーツ(できればバスケ)を楽しむ土台を作ることが目標です。

しかも、「コミットメント」まで作ってくれていて、「そうそう!これこれ!」とみんなで盛り上がりました。これまた貼り付けます。

子ども達へのコミットメント
大和では子どもに約束させるのではなく、大人が子どもに約束します
・皆で楽しくバスケットができる環境を提供します。
・大人の意見をおしつけません。
・子どもの意見、判断を尊重します。
・練習の意図を丁寧に説明します。
・うまくできないプレーはコーチングの問題として反省します。
・チャレンジすることを奨励し、ミスを咎めません。
・子ども達同士のコミュニケーションを促し、思考する練習を取り入れます。
・子どもと一緒に成長します。

形づくり

ここまで来ると、あとは進むだけ。

次は、「どうやってチームに落とし込んだのか」をお届けしようと思います。

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