デザイナー2

採用広報になってわかったデザイナーの課題ベスト3

こんにちは!オズビジョンの採用広報まさよふ(@masayofff)です。

デザイナー出身の採用広報として、スカウトしたり、書類選考したり、イベントで交流したりして、たくさんのデザイナーに会ってます。

そこでデザイナーが抱える課題には、共通点が多いことがわかりました。
特によくある課題のベスト3を発表します!

(※私の独断と偏見と思い込みベースなので、ゆるい気持ちで読んでください)

1.デザイナーが社内下請け!

プロジェクトマネージャーやマーケティング担当やWebディレクターなどがヒアリングやリサーチ、要件定義、ときにはワイヤーフレーム作成までを行い、デザイナーは「グラフィッカー」や「オペレーター」のような動き方を求められてしまっている方がたくさんいます。

この背景には、
・デザインが「実装したい機能の見栄えをよくするためのもの」という認識のまま

・デザインのビジネスへの貢献度がはかりにくいから投資しにくい

・デザイナーのキャリアパスがない、育成方法がわからない

…のような、様々な課題が連動しています。

2.デザイナーが採用できない!

1.の「デザイナーが社内下請け」の状態のまま「優秀なデザイナーを採用したい」と募集をしても、求める人物像とのマッチングが起こりにくく、採用に至りにくいです。

・年収のミスマッチ
1.のようなデザインのビジネスへの貢献度がはかりにくい状態のままでは、企業としてもデザイナーの年収をあげることが難しいです。

デザイナー側としては、すでに他社で活躍しているデザイナーは評価も高く、年収が高い場合が多いです。

年収を最重要視していなくとも、「年収が下がっても転職したい」と思えるケースはごくわずか。

(参考)日本のデザイナーの年収やクリエイティブに対する対価/評価ってとても低いと感じませんか?
https://dpeoples.jp/article/135

・優秀なデザイナーが働きたいと思える条件ではない
優秀なデザイナーは、「イケてる会社」「イケてるデザインチーム」「イケてるポジション」「イケてる働き方」などがすでにあること、もしくは自分でつくれることを求めます。

なにかがイケてないと感じたり、自分でイケてる状況をつくるのが難しいと感じると、もっとイケてる場所のほうへ行ってしまいます。

優秀な人は、イケてるオファーが引っ張りだこなので、だいたいぜんぶが揃っているか、イチから自分ですぐ実現できるところへジョインするのがよくある流れです…(涙

・超ウルトラハイパーデザイナーを募集している
年収や条件があわないにもかかわらず、「あれもこれもそれも、ぜんぶできる人」を、ずっと捜し求めてしまいます。

3.デザイナーが足りない!

1.2の結果として起こることは、「デザイナーが足りない!」という深刻な状況です。

デザイナーメンバーの人数が不足していることで、アウトプットの質や量を下げざるを得なかったり、スキルアップの機会が少なかったりして、ますます1.の状態から脱出することが難しくなります。

実は、オズビジョンもこれら3つの課題がありました

私の所属しているオズビジョンでも、実は、ここで挙げた3つの課題がありました。

でも、今年に入ってから、「なんでデザイナーの採用がうまくいかないんだっけ?」という採用だけでないそもそもの本質から考えるなど、デザインやデザイナーに対する課題の認識が大きくなりました。

それから社内で少しずつ、経営陣を巻き込んで課題解決の取り組みを行うようになりました。

・デザイナーと元デザイナーでデザイナーの課題解決のMTGをした
・経営陣を中心としてコーポレートブランディングPJを進めた
・経営陣とデザイナーでデザイン組織のつくりかたのABDをした
・業務委託の方の採用や韓国採用でチームメンバーをふやした
・採用に関わらず、いろいろなデザイナーの声を社内に届けた
・デザイナー出身のHRがデザイナーチームの組織開発担当になった

デザイナーやデザインの課題の解決には、「経営陣の巻き込み」が大きなカギです。

オズビジョンでは、ありがたいことに、課題解決のアクションの大半が経営陣発信です。私がメイン担当として推進しているのは、最後のふたつくらいだったりします。

これらの取り組みがおこなわれる過程で、課題が少しずつ解決していて、オズビジョンのデザイナーは以前よりもキラキラ度が増しています。

デザイナーが輝く社会をつくりたい!

私が個人的に叶えたいミッションは、「もっとデザイナーが輝く社会を作ること」です。

採用広報をしているのは「デザイナーが輝くための課題解決の重要な手段」のひとつが採用だから。

今回の3つの課題は、Webの自社メディアを開発運営する、ITベンチャー企業のオズビジョンをベースにしましたが、紙媒体でも、ゲームでも、プロダクトでも、デザイナーがもっともっとキラキラするようにしたい、と本気で思っています。

いまは、そのためのイベントや、コミュニティづくりの構想をしています。

もし、「まさよふに話を聞いてみたい」「いっしょになにかやれるかも。相談したい」っていう方がいたら、ぜひTwitterDMFacebookメッセンジャーで話かけてくださいね!

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イベントや、コミュニティを作ったら、またnoteでお知らせします!

おしまいまで、読んでくださってありがとうございます✨ あなたの明日が、ちょっとステキになりますように。