【資格取得】交渉アナリスト2級・補

交渉アナリスト2級・補の資格を取得しました。
2級:オンデマンド講座を受講
補:2日間の実技研修

2級について
まず最初に、いくつかの質問に答えて、自分の交渉傾向の診断をします。
私の上位傾向は、服従交渉傾向と診断されました。
個人的には嫌だな…という感じ。

オンデマンドでは、第1回〜第10回までの講座があり、講義→練習問題→応用問題を繰り返し行いました。
この講義の中で一番勉強になったのは、第3回に出てくるアンカリングです。アンカリングとは、交渉において、最初の提示条件に固執してしまう傾向のこと。
交渉などの場面では、相手に最初に条件を提示した方が有利に働くということです。
例えば、原価200円の品物を500円以上で売りたいとします。そこに必ず価格交渉が入るとすれば、最初に800円と提示しアンカリングをしてしまえば、800円からの価格交渉になるので、有利に働く。

この講義を受ける前は、相手に先に提示させ、様子を見ながら交渉を行う方が有利だと思っていましたがそうではないというところがとても勉強になりました。
全体を通しても、受講しなければ分からないことが沢山あり、交渉の場面だけではなく、実務でもとても役にたつ知識だと思いました。


補について
2日間の実技研修

1日目
講習後、主にロールプレイングに時間を設け、その後フィードバック

ロールプレイング(売り手と買い手との交渉)
1度目:売り手の立場

値下げせずに売りたい、けど"相手に高いと思われている、と勝手な思い込み”から交渉をスタートしてしまい、目標販売台数は大幅に超えましたが、価格を少し下げてしまっての交渉成立となり、あまり満足のいく結果になりませんでした。

しかし、相手側の話をよく聞くと、価格を下げなくても購入するつもりでいた。とのことだったので、交渉段階でのヒアリングが足りていなかったと反省する点が多くありました。

2度目:買い手の立場
買い手の時は、2度目のロールプレイングだったので1回目よりは楽な気持ちで交渉に取り組めました。売り手の状況をより多く把握できるよう、とにかくヒアリングを行いました。結果、こちらが思っていたこととは違う状況が分かり、価格は満足に下げれなかったものの、それ以外の付加価値があり満足のいく交渉となりました。

2日目
グループワークとプレゼンテーション

他業種の方とチームを組んでのグループワーク、プレゼンが出来たことは、とても良い経験になりました。弁護士の方や研究者の方々とチームを組みましたが、「プレゼンはしたことないんだよー」という方がほとんどで、準備などとても大変でしたが、皆さんの出すアイデアがとても素晴らしいものばかりで、自分にはない発想に触れられたことが、とても刺激になりました。

資格取得後
交渉というものに対しての印象が変わりました。
研修を受ける前は、交渉と聞くとwin-loseの関係しか成立しないと思っていたので、苦手意識を持っていました。研修を終えて交渉の形には、win-winの関係性もあると学び、双方にとって良い結果になるのであれば、交渉というのも悪くない…と思えるようになりました!

今後、プレゼンテーションやお客さんの前で話す機会が増えてくると思うので、ここで学んだことを参考にしていきたいと思います。


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