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2024年2月20日(火)「漁師料理・冷や汁」

今日の東京は曇り時々晴れ。
朝方の最低気温は14℃、日中の最高気温は23℃超迄上昇(!!)。
今日は天気はあまり良くは無かったものの、ホントに春の陽気でした。このママ暖かくなり続けるコトは無いのでしょうが、3月末迄に1日位は夏日になっちゃったりして(?)。今日をピークに週末に掛けて雨模様になったり、気温低下で最高気温10℃割れになったりで、まだまだ荒れそうです。急激な気温の乱高下、お体にはくれぐれもご注意を。さて、

昨日は「二十四節気・雨水(うすい)」についてお届けしましたが、本日は「漁師料理・冷や汁」について書いて行きたいと思います(冒頭画像はコチラから拝借しました)。

冷や汁。
コレは別に漁師料理と言うワケでは無く、結構全国のドコにでもある郷土料理と言った方が良いモノであると思います。漁師町にもあるけれども、平野や山間部にもあったりもします。そりゃあ、そうですよね。暑い時にご飯や麺に冷たい汁ぶっ掛けて食うモンであれば、別に鮮度の良いサカナが無くたって出来ますからね。やっぱりどの地方でも、暑い夏の時季に暑さを乗り切る為の夏バテ解消食として食べられているコトが多いようですね(って、このトピック、一番寒いこの時期に書くモンじゃあ無さそうですね(汗))。

調べてみると、まぁ一番有名なのは宮崎のモノですが、それ以外にも埼玉のざるうどんのつけ汁として使われるモノ山形の野菜と乾物を戻して煮たのを冷ましてから汁ごと和えた具沢山のお浸し、九州各地・愛媛香川等の白身魚を素焼きして解して焼味噌と和えたモノ等(愛媛や香川のは冷や汁とは呼ばずに「さつま」と言うらしいですが)。群馬なんかにも埼玉に似た冷や汁うどんがあるようですね。
ただ、少々ヤヤコシイのは鹿児島にある「さつま汁」は具沢山の暖かい味噌汁みたいなんですよね(笑)。

まぁ冷や汁の作り方は大体似たようなモンでありまして、主として白身魚を素焼きにして解す。擂鉢に胡麻や味噌、解し身を入れて擦り合わせ、コレを焼く。焼いたモノの粗熱を取ってから、冷たいだし汁にコレを溶き入れる。細かく刻んだキュウリ・大葉・茗荷等の薬味系を入れて冷や汁は完成。コレを熱い飯にぶっ掛けたり、うどんや蕎麦のつけ汁にしたりして食す。
大抵こんなモンでありまして、カンタンと言えば簡単ですね。

自分は普段から酒を飲む際には基本的に炭水化物を摂らないのですが、ヒトによっては飲んだアトに締めの麺やらゴハンは食べないと気が済まないお方は相当数おられるのは知ってますので、この手の宴会の締めの一品と言うモノはある程度用意しなければならんのだろうな、とは考えています。流石に、締めのラーメンやら蕎麦やらを供するのは少々ハードルが高いので、例えばこの冷や汁とか、にゅうめんの類ならば、出し易いのかな?等とも考えています。

どんなモンですかね?
明日は「醗酵食品・酒粕」について書いて行きたいと思います。


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