私も個人投資家として僅かばかりの株式投資をしている。
　このたびSMBC日興証券が、顧客株主から特定の株を買い受け、株価を操作したこと、法律違反として、会社並びに幹部、担当者を逮捕した。
　会社側幹部と担当者は、違法性を否定しているとのこと。
　法律に詳しくない一般株主としては、そのようなことは、証券会社は日常的に、やっているとばかり思っていた。
　抑々、株式投資自体、本来の額面を希望者（投資家）がプレミアをつけて、売買して利益を得ようとするものと考える。証券を取り巻く多くの法律を厳密に解釈すれば、違法となる場合もあるのだ。
　しっかり勉強しなくては、投資はできないことを承知した。
　証券会社からは、時々、ほとんど理解できないような約款や通知文書が寄せられる。実際のところ、ほとんどの株主は、理解し得ていないのではないか。
　それは重々、関係監督官庁も理解しているはず、違法性や不当が、あまりにも看過できない状況だったのか、なんらかの意図で、摘発がなされたのか、それとも本来の原則に基づこうとしているのか。
　時には、こういうショック療法や刺激も必要であろう。
　日々の株式市場を見ていると、特殊な専門家集団が、好きなように利益獲得に走っている傾向がある。
　ほとんどの個人投資家は、専門性もなく、ほとんどが損を繰り返して、本来の投資、期待する企業に資金が活用され、大きく増えて、企業と投資家が共存できるのが本来の姿。
　甘いかもしれない。
　日本経済の正しい活性化と証券会社が正当な証券業務取扱いの企業であるよう期待したい。
　ほんとのところ、どうなんだろうか。
　証券会社は、株を預かって株価操作しているのか、それは違法なのか、おそらく裁判で議論されるであろう。裁判の進行を見てみたい。
　さぁ、勉強しよう。