一週間前に観たテレビでの映画『ウィンストン・チャーチル』のこと
感想文というのが苦手である。もちろん、私なりに感想はある。どう思ったか、様々な製作者の意図をどう感じるか、どう自分として評価するか。
その作品を説明し紹介するのは、感想文ではない。
半面、非常に難しい。
感動した分、それを自分の言葉で他人に感動させるのは至難である。
ウィンストン・チャーチル、第二次世界大戦のときのイギリスの首相である。いかに孤独だったか、戦争とういう極限の状況で、国内でも反対が多い。ヒットラーは嫌い、戦争は嫌い、そこへチャーチルの考え、頼りにするアメリカは、いまいち真剣みが足りないというか、本気は入っていない。
アメリカ国民は、ヨーロッパの戦争に積極的に関心を持たない。いずれ多くが死ぬことになるからだ。
それはアメリカのこと。
日本だって、いまも当然、そうだが、アメリカと戦争するなんて、神様と喧嘩するようなものだ。勝てるはずがない、だのに偉い人が、こぞって戦争、戦争って言って、勝手に始めたのだ。
周囲の反対、国民の声を聴く、国民とは誰なんだ。ただ単に偉くない人か、わけのわからない一般の人に、戦争どうする聞いても、しかたがない。
地下鉄で乗客と会話して、イギリス人の想いを感じ取る。
最期は、総理大臣たるチャーチルが決める。
反対していたはずの国王までが相談相手になってくれた。
よし、決めた!
その結果は、いまある。
あのとき、イギリスがドイツと講話していたら、また違った世界になっていた。それは、もうわからない。
選択はなされた、あとは闘うのみ。
これが、あの映画の感想、また観たい。
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