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シャンプーについてのおさらい。

今回は、シリコンとノンシリコン、自然派シャンプーのメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。ぜひシャンプー選びの参考にしてくださいね。

■1:シリコンシャンプー

(1)メリット

シリコンが配合されているシャンプーは、シリコンで髪をコーティングするので、キューティクルがはがれてしまったガサガサの髪でも、指どおりがなめらかになったり、さらさらになるのを実感しやすいです。

「シリコンはよくない!」と思われがちですが、なかなか指どおりがなめらかにならないシャンプーでは、絡みやすくダメージを進行させてしまうことも。早くさらさらヘアになりたい方は、シリコン入りがよいでしょう。

また、シリコンを使用しているシャンプーの多くは使用感を優先しているので、泡立ちをよくする成分や、洗浄力も高めのものが多いです。念入りに泡立てるのが苦手な方や、さっぱりしっかり洗いたい方に適しているといえます。

(2)デメリット

シリコンは髪をコーティングする性質があるため、カラーが入りにくかったり、パーマがかかりにくくなることがあるようです。また、洗浄力が高めなので頭皮が乾燥しがちな方は、やさしい洗浄成分を使ったものに変えることで、地肌も髪も改善されることもあります。

■2:ノンシリコンシャンプー

(1)メリット

シリコンが使われていないので、カラーが入りやすかったり、パーマがかかりやすくなるといわれています。シリコン入りシャンプーを使っていると、シリコンと一緒にキューティクルがはがれて髪がパサパサになってしまったり、毛穴が詰まりやすくなるという指摘もあります。ノンシリコンは、そのようなリスクを避けるためにもよいといえるでしょう。

ノンシリコンシャンプーでも、泡立ちがよくて洗浄力も高いものが多くなっています。使用感を重視する方は、ドラッグストアで購入できるノンシリコンシャンプーを選ぶのが無難です。

(2)デメリット

ノンシリコンシャンプーのメーカーでも、コンディショナーやトリートメントにシリコンが入っているものも多く、ノンシリコンのシャンプーを選ぶ意味があるのか疑問に思ってしまいます。シリコンの影響を気にするのであれば、コンディショナーやトリートメントもノンシリコンであることを確かめるべきでしょう。

また、洗浄力が強すぎて頭皮が乾燥すると感じる方は、ノンシリコンにしても頭皮の乾燥は変わりません。洗浄力が強すぎるのはシリコンのせいではありませんから、自然派シャンプーで洗浄力が強すぎないものを選ぶとよいです。

■3:自然派シャンプー

(1)メリット

自然派シャンプーは一般のシャンプーと比べて価格は高めですが、その分天然の保湿成分がたくさん入っているのが魅力です。一般のシャンプーでも植物の力をうたったものがありますが、その配合量はごくわずかであることが多いのです。

自然派シャンプーの中でも、オーガニック成分を使っているものは、植物の中でもパワーが強いと考えられるので、天然由来成分の力をより感じたい方はオーガニックシャンプーがよいでしょう。 

また多くの自然派シャンプーは、植物由来の洗浄成分で、皮脂を過剰に取ってしまうのを避けることができるので、頭皮の乾燥が気になる方におすすめです。植物由来の洗浄成分が必ずしも洗浄力がやさしいとも言いきれませんが、多くの自然派シャンプーにそのような傾向があるといえます。

(2)デメリット

化学成分の使用を極力抑えた自然派シャンプーは、一般のシャンプーと比べて、使用感で劣るものが多いのが実情です。泡立ちが悪く洗いづらかったり、シャンプー後に髪がきしんだりするのが気になる方もいるでしょう。

自然派シャンプーでも泡立ちはよいものもありますが、よくないものについては泡立てネットを使ったりして慣れるしかありません。

でも、シャンプー後のきしみは、同ブランドのコンディショナーやトリートメントの使用で解消されるものがほとんどです。また、ドライヤーで髪を乾かすとサラサラになることが多いです。

自然派シャンプーは、どちらかというとマメな性格の方に向いているかもしれません。

今回は、どのシャンプーにも長所、短所があることをお伝えしました。「シリコンは悪!」という考えはいきすぎていますが、髪や地肌の状態、自分の好みの仕上がりによっては、ノンシリコンや自然派シャンプーの方がよいといえます。

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