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Google広告 P-MAX分析方法 その2 数値・配信面分析編

Google広告のP-MAX(パフォーマンスマックス)は自動なので何もできない・分析できないという人が多いですが、色々な側面で情報を読み取ることで、分析し対策を取ることが可能です。

本日はその中で数値・配信面分析の方法をお伝えします。
P-MAXは色んな配信面に自動で広告が出ますが、数値を分析することである程度どこにどれだけ露出されているのかも分かりますし、目標設定次第ではそこの制御も可能になってきます。
※2023年1月時点の情報ですので、今後のアップデートで変わる可能性はございます。


P-MAXの数値分析の為の情報収集

各箇所から数値の情報を集めてきます。

1.キャンペーン全体数値

P-MAX全体の数値をとってきます。
キャンペーン一覧ページからでも、P-MAXキャンペーン内からでも大丈夫です。

2.リスティンググループの数値

P-MAXキャンペーン内の「リスティンググループ」の数値をとってきます。
ここでもうキャンペーン全体の数値と食い違ってきていることに気づくかと思います。

3.商品>診断の数値

P-MAXキャンペーン内の「商品」の中にある「診断」の中の数値をとってきます。
ここもP-MAXキャンペーン全体数値とも、リスティンググループの数値とも変わってきます。


P-MAXの数値まとめ

例であげた数値をまとめてみると下記のようになります。

ここでこの数値の誤差を説明しますと
リスティンググループ」はリスティング広告とショッピング広告に露出された結果の数値合計になっています。
商品>診断」はショッピング広告に露出された結果の数値になっています。


P-MAXの配信面毎の数値の確認

出た結果をさらに計算し直すと下記のようになります。

ディスプレイやディスカバーへの露出は分からないものの、リスティング・ショッピング・それ以外で分割できるだけでもかなり作戦は立てやすくなります。


P-MAXキャンペーンでの配信面の制御

上記の数値結果を使って配信面を制御していく方法が2つ考えられます。

1.目標ROAS・目標CPAでの制御

目標ROAS・目標CPAを上げ下げすることで配信面の制御が可能です。

例えば、今回の数値結果の場合、ROAS目標を2000%以上にあげていくと、ショッピング面への露出が自ずと減ります。

逆に、通販ですとショッピング面だけ成果が良いケースも多い為、P-MAXキャンペーン全体数値の結果に左右されずショッピング面だけの結果で目標ROASを設定すると、ショッピング面への露出が増えていきます。
(キャンペーン全体ROASが200%でショッピング面が300%だった場合は、目標ROASを300%にすることでショッピング面に露出が集中していきます。)

2.リスティング広告の入稿

P-MAXとリスティング広告ですと、完全一致でターゲットが一緒の場合はリスティング広告の方が優先されるため、P-MAXでのリスティング広告を減らしていき制御することも可能です。

キーワードの分析については、その1で書いた記事の方を参考にしてください。
Google広告 P-MAX分析方法 その1 キーワード分析編


注意点

この分析は数値のズレが気になり、サポートの方に質問しまくって分かってきた内容です。
今後変更になる場合もありますのでご注意ください。


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