小俣 征之 - 不動産の窓口 -

株式会社ALPHACREATIONS 代表取締役 / 不動産一筋20年。不動産の売却や…

小俣 征之 - 不動産の窓口 -

株式会社ALPHACREATIONS 代表取締役 / 不動産一筋20年。不動産の売却や購入、賃貸を検討している方と不動産会社の営業担当者の架け橋をしています。不動産会社ではないので、まるで友達のような感覚で気軽に相談できる「不動産の窓口」という仕組みをつくってます。

最近の記事

「持ち家」と「賃貸」 どっちがいいの?

結論から言うと、ケースバイケースです! っと、言ってしまうと身も蓋もないのですが、正解はありません。 やはり、人それぞれにライフスタイルがあり、収入や家族構成などの背景が異なります。よって個別に判断していかないとどちらを選ぶべきなのかの答えはでません。 ただ、買うにしても借りるにしても、それぞれメリットやデメリットがあるので、今日は、ちょっとその辺りをまとめてみたいと思います。 まず、マイホームを購入する方は、 ・将来的に自分の資産を持ちたい ・周囲を気にせず自分好み

    • コロナに思う。。

      世界中を取り巻くコロナ禍で、私たちはこれから何処へ向かって行くのだろうか。そんなことを考える時間ができた。 私が身を置く不動産業界。 stay home が叫ばれる中、当然、影響があった。 ただ、引越しをしなければいけないという、不要不急に該当しない需要というものもあった。 例えば、賃貸の更新が迫る中、 ①そのまま更新して住み続ける ②家賃を見直して賃料の安い物件に住み替える ③住宅ローンを組んで家を買う という選択肢の中で悩んでいる方からの相談だ。 結論から言

      • 仲介手数料ってなんなん?

        不動産取引が成約すると不動産会社に仲介手数料を支払いますよね。 この仲介手数料は、住宅の売買や賃貸借の取引の際に、お客さんの間に入って意見の調整や契約業務などを行う不動産会社に支払う手数料のことです。 当然ですが、不動産会社にとっての売上であり、生命線でもあります。 最近では、その生命線でもある仲介手数料を半額にしたり、無料なんて会社もでてきました。もちろん、お客さんにとって、支払うお金は、少しでも安いほうがいいに決まってます。 ただ、なぜ、仲介手数料を半額や無料にし

        • 不動産取引は担当者がすべて

          以前にも書きましたが、現在の不動産物件情報はレインズという業者間専用データベースで一括管理されていて、全国どこの不動産会社へ行っても、ほぼ同じ情報が取り扱われています。 「じゃあ、物件の違いはほとんど無いんだから、どこの不動産会社へ行っても同じなの?」 と思われるかもしれませんが、それは大きな誤解です。なぜならば、物件を扱う人がまったく異なるからです。 つい先日の話ですが、あるご相談者さん ( ご夫婦と子供1人の3人家族 ) は、住み替えをしようと思い、不動産会社3社へ

        「持ち家」と「賃貸」 どっちがいいの?

          不動産業界の裏側を暴露③(一括査定サイトは要注意!)

          不動産業界の売却委任契約させるための営業手法 悪徳不動産会社は、どこよりも高い売却査定を出して売却の委任契約を取り、数ヵ月、適度に対応しながら時間を稼ぎ、「売れないから値段を下げましょう」と説得しながら、相場水準~それ以下の価格で売り抜けさせようとします。 値下げさせるまでの間を「寝かせ」といったり、その間に疑われないよう適度に案内のお客さんを入れることを「まわし」と言ったりします。 その値段(高い査定の値段)で売れることを見込んで、売れずに計画が破綻する方、経済的な困

          不動産業界の裏側を暴露③(一括査定サイトは要注意!)

          不動産業界の裏側を暴露②(物件の囲い込み)

          か・こ・い・こ・み 。。。「囲い込み」が、非常に大きな問題となっています。 囲い込み問題とは、お客さんから売却依頼を受けた物件を自社で情報を抱え込んでしまい、他社には紹介しないという問題です。 不動産の物件情報は、共有されている。。。はずでは? お客さんから不動産売却の依頼をうけた不動産会社は、その「物件」を自社だけで販売せず、不動産業界全体で情報を共有し、多くの会社で販売できるようにしなくてはなりません。 売却の委任契約を受けた不動産会社が、故意に情報を隠したり独占

          不動産業界の裏側を暴露②(物件の囲い込み)

          不動産業界の裏側を暴露①(おとり広告とAD物件優先紹介)

          おとり広告 みなさんもお気付きかも知れませんが、現在の不動産・建築業界は、ネットの不動産情報サイトに多額の広告枠を支払って集客することに依存しています。多くの会社が広告競争にしのぎを削っているのです。 あなたはネットで物件検索をしていて、問い合わせをしたら「あの物件はご成約しました」とか「あれ、同じ物件が複数掲載されている」と不思議に思ったことはありませんか? また、写真が綺麗だったので実際に見学したら、がっかりしたことはありませんか? これは、すべて広告

          不動産業界の裏側を暴露①(おとり広告とAD物件優先紹介)

          大手だから安心は超危険!

          不動産会社の営業担当者にノルマがある理由 家探しをしている人が陥る誤解でいちばん多いのが、「大手だから安心」です。 この何の根拠もない理由に意外と日本人は引っ掛かりやすいのです。 テレビCMやチラシや広告で家族が幸せに暮らしている映像を流して、社名を最後に入れれば、はい!「なんか安心できるいい会社だな~」というイメージが出来上がります。 でも、よくよく考えてみてください。この広告宣伝費ってバカにならないくらい高いですよ。どこから捻出してくるかと言えば、そう、営業担当者

          大手だから安心は超危険!

          まだ物件から不動産を探しているんですか?

          あなたは、今の住まいを住み替えたいと思ったら、まず何をしますか? おそらく、スマホで不動産情報サイトを見る方がほとんどだと思います。 昔だったら、ポストに投函されるチラシや、街角の不動産会社の店頭に貼られた広告を見て探していたのですから、随分と便利な時代になりましたよね。 でも、これってリアルからバーチャルに変わっただけで、実はなにも変わっていないんです。 不動産情報サイトとは名ばかり!ただの不動産会社の広告の寄せ集め あなたは、ネットで不動産検索をしていて、「あれ

          まだ物件から不動産を探しているんですか?

          不動産の窓口をはじめたワケ

          これまで、18年以上、不動産業界に携わり、顧客と不動産会社との関係にミスマッチがしばしば見受けられ、それはなぜかとずっと考えていました。 もともと、不動産といっても、実に多くの分野があり、そしてそれを扱う不動産会社があります。賃貸、売買、投資、リノベーション、相続、節税対策、鑑定、管理などなど。。さらには、賃貸、売買だけをとっても居住用や事業用、新築や中古、戸建やマンション、シェアハウスや民泊、土地や底地などなど。。 このようなものを扱う不動産会社には、当然、得意不得意の

          不動産の窓口をはじめたワケ