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効果的に情報を集める時には、「カラーバス効果」が効果的だと言われています。ご存知の方も多いと思いますが、「カラーバス効果」とは、ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象のことで、例えば、車を買い替えようとして気になる車の情報を集め始めると、その車がやたらと目につき始めたり、自分自身の体験としても、初めて妻が妊娠した時には、急に周囲にいる妊婦さんが目につき始め、「世の中にはこんなに妊婦さんがいたんだ」と驚いたことを思い出します。
また、「セルフブランディング」という言葉があります。その名の通り、「自分自身をブランド化」することですが、そんなたいそうなことではなくて、「自分はこういうことが好きだ」とか「自分の興味/関心が高いこと」を常に周囲に伝えたり発信していると、それに関する情報を周りの人が積極的提供してくれるようになります。

こうして考えると、効果的に情報を集めるということは、意外と無意識にやっているとも思えますが、一方で、人間はかなりのバイアスをもって物事を見ていることも事実。前述した「カラーバス効果」も逆に考えると、意識しなければそれだけ自分の知らない情報が世の中には溢れているということ。

最近は情報収集といえば、ほぼネットで完結、という人が多いと思いますが、ネットのリコメンド機能などはあくまでもマーケティング的な要素が強いので、今は自分には興味がないけど、実はかなりの宝の山があることを知らず知らずにスルーしている可能性もあるのだと思います。
そういう意味では、新聞のような一世代前のメディアでも、普段はなかなか触れないような分野の情報やアクシデント的にふと目に留まるような情報に出会うこともあり、今後も大事にしていきたい情報収集ツールの一つです。

要は使い分けなんだと思いますが、時代にしっかりキャッチアップしつつも流されすぎないで、自分なりの効果的な情報収集方法を探求していきたいと思います。

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