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「好きな仕事」か「得意な仕事」か

自分の好きなことを仕事にできるほど幸せなことはないですよね。趣味がそのまま仕事にできるなんて究極の理想の姿。プロのスポーツ選手なんてまさにその極み。でも大半のビジネスパーソンでそういう理想を実現できている人なんてごく一部なのかなとも思います。
特に若いうちなんてできることも限られているし、そもそも何が好きかなんて明確に持っていないことも多かったりします。長年働いていると「仕事なんてこんなもの」といい意味でも悪い意味でも割り切ってやっている方も多いと思います。

そんな時は自分の「得意」に目を向けてみると、仕事への向かい合い方がちょっと変わると思っています。「得意なこと」ってそれほどストレスなくできることが多いですし、少々難しいことにも「フロー状態」で臨めたりします。ただ、自分の「得意」って自分自身でわかっているようで意外と自分では見えていないもので、自分ではフツーにやっていることが、他の人からすると、えらいスペシャルな能力として見られていることもあります。

私自身、基本的には人見知りだし、友達も全然多くないのですが、あるメンバーから「社交性が凄い」って言われたことがあり、「え?」って思ったことがありました。なので、最近は特に色々な人からフィードバックもらうことはとてもとても大事なことだと思っていたら、先日アメリカで開催された人材開発の国際会議でのキーワードの一つは「フィードバック」だったとのこと。なんと、世界的なトレンドなのか。

フィードバックというと、どうしても、できないことや欠点、ネガティブな面ばかりのイメージがありますが、ポジティブなフィードバックは「得意なこと」が気付けるとてもいい機会だし、おまけに誰も損しない。ハッピーな環境づくりには実は一番の近道なのかも。褒めることが苦手な日本人の一人として、もっともっと「褒める」を意識してみようと思っています。

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