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雨天火天

2年ぶりくらいに書くnote

今僕はニューカレドニアにいまして、帰国便を待つ時間で書いてます。

天国に一番近い島、というキャッチが有名ですね。

そんな場所でプチ地獄を経験しましたのでご紹介します。

まず僕が宿泊しているのはニューカレドニアのヌメアという都市です。

3日目にさらに飛行機で30分ほどで行けるイルデパン島に行きました。

沖縄本島と離島をイメージして頂ければ。ヌメアのビーチでも十分美しいのですが、人の手が明らかに入っていないイルデパン島は格段に素晴らしい、という情報を得て。

国内線の日帰りの往復チケットをネットで取り(フランス語のみなので多少苦戦、ニューカレドニアの公用語はフランス語)いざゆかん。


プロペラ機は久々に乗ったなー

到着して1秒で後悔する。無計画すぎた。何もない。タクシーもいない。


永遠にこの景色

当然WiFiも入らない。ビーチまでどのくらいかかるのか全く分からず。とりあえず先に進む。

すると車が停まり、ドライバーに声をかけられる。地元のメラネシアンの方。
(多分フランス語で)どこに行くの?と聞かれたので、

ビーチ。I want to go ビーチ。

と伝えたところ、

乗れよ!(多分)と言ってくれました。うおーありがテーー。

後部座席に乗り込みます。運転中、僕もですがその方も拙いながら英語で色々教えてくれます。

ここで水を買えるよ、ここには大きい牛がいるよ、ここは昔のジャイルの跡だよ。

ふんふん、、と聞きながら、

あれ、結構走るな。と思いました。

車で5分くらいで着くと思っていましたが、10分走ってもまだビーチのビの字も見えてこない。

てかこれ、帰りどうすんだ、、最悪帰りは道覚えとけば歩きでいいやと思っていたけれど、ちょっと遠くねえか。

結果、15分ほど走ってクトビーチに到着。


加工せずにこれですよ、、

まじすげえ、、

でドライバーさんにお礼を伝えて(お金を払いたいと言ったらいらないと、、)
図々しくもHow do I return?と言ってみたところ、

もちろん空港まで送ってあげるよ!何時に来ればいい??と、おいおいいい人すぎて泣いちゃうよ。

帰りの飛行機が16時半発なので(この時朝の9時半くらい)15時くらいに来て頂けたら、、と、もちろんお金は支払うと伝えたところ、OKOK,またその時に!と去って行きました。メルシー!!

と感動していたら、ファオンファオンと、サイレンのようなものが聴こえ、ワゴン車のパトカーから警官ぽい人が3人降りてきて、先ほどのドライバーに何やら話しかけ、そのまま車に乗ってパトカーを追従する形で行ってしまいました。

え?逮捕?

おいおい。嘘でしょ。早くも帰る方法が絶たれてしまったようなのですが、もう考えても仕方がないので、とりあえず美しいビーチを満喫しました。


ほとんど人もおらず、波の音と鳥のさえずりがBGM。紺碧の海の優美さに五感が圧倒されました。

そんなこんなで11時を過ぎたあたりから、

車が全然通らねえ、、という事実に直面しました。これマジで歩きだな、、ま、無計画だった自分が悪いね。うんうん。とビーチに寝そべって完全に背中を砂浜に降ろそうとしたところ、

痛!!

刹那、理解しました。

蜂に刺されたな。

右肩の後ろあたり、とりあえず海に飛び込んで刺された箇所をゴシゴシする。
泣きっ面に蜂ってことわざだと思っていたけれど、事実として体験することもあるんだね。


しっかり腫れていますね

よし、とりあえず空港に行こう。なんか身体の右側痺れてきたし。
ということで歩き始めたところ、5秒後くらいにいきなりスコール。


殺されるくらいの雨

ここで雨宿りができそうな小屋があったので避難。
何となく試しにレンタルWiFiの電波を入れてみると、

入る!!入るじゃん!!

まずiPhoneで検索したのがこれ。


こんな英語知らないもん

で、MAPで現在地の確認と、目的地は、と。


ooh

うん、遠いね。

歩く距離にして約8km。時速8kmで1時間てことだから、大体徒歩は時速4kmくらいだから、うん2時間だね。無理だね。

よせばいいのに


原宿から池袋までの距離と同じくらいか、ふんふん、無理だよね、と自分で調べて一人で絶望していました。

右半身が痺れから熱い感じになってきているし、これはもう進むしかない。彼を15時まで待って、もし来なかったら間に合わないしね。

というわけで、ひたすら歩きました。




ずーっとこの景色。まじあちい、、なんせ日本と逆の季節ですから、真夏です。


途中でこんなものを見つけ、それとなくミッドサマーを彷彿とさせるなあと思っていたら、スクーターに乗った少年が現れました。

多分14歳くらい。フランス語でしきりに話しかけてくるのですが、さっぱり分からんので、English?と言ったら、はて?みたいなポーズをされて。
でもとりあえず空港に向かっていることは理解してくれました。

そこで少年は「後ろ乗れよ」と示してきます。
いや、ありがてえけど、多分スクーター2ケツはだめだよね、、さっき警察見たばっかだし、、海外で法を犯したら超めんどくさそうだから、断ろうとしたところ、
いきなり股間を触られました。というか握られました。

え?なんでいきなりチ○コ触ってくんの?
やばい、ミッドサマーだ。怖すぎる。

Go somewhere!!!

少年は去って行きました。

で、ドラマや映画ならこのあとに最初のドライバーの方が通りかかって「探したよ〜」なんて言って無事に空港まで行けたり、別の人が拾ってくれたりしそうなものですが、特になく。普通に2時間ちょっと歩き続けて空港に到着しました。

その日の夜には蜂に刺された痛みも和らぎ、予約していたレストランで絶品ラムのコンフィをいただき


ここの食事は本当に絶品

暗闇のビーチで南太平洋を照らす満天の星空を眺め、数時間前に芽生えたよく分からない絶望感はフライパンの中の雪だるまのように急速に跡形もなく消えて行きました。


merci.

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